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第1話
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それは、僕が高校新卒でスーパーの鮮魚コーナーで店員として彼女と出会った…僕は北村和也(きたむらかずや)、そして僕が片想いをした相手は鈴木朋美(すずきともみ)さん42歳…親子ほど歳の離れた相手に僕は恋してしまった…
彼女の特徴として、先ず容姿から身長は155センチくらい、体型は細身、顔は可愛い系の美人の部類、性格は優しくて人当たりが良く、世話好き?しかし、彼女の家族構成はよくわからない…多分旦那さんがいて、自分と変わらないほどの大きな子供が居るのだろう…
彼女はいつも僕に然り気無く世話をやいてくれる。
「和ちゃん、お腹すいてない?おやつあるから遠慮しないで食べてね?」
「はい、ありがとうございます。後で休憩の時頂きますね!」
いつもいつもそうやって僕を気にかけてくれる朋美さんに僕は知らず知らず想いを寄せていった。彼女からすれば僕なんてただの若い子の一人に過ぎないのかも知れない…でも、僕からすれば朋美さんは凄く特別な存在なのだ…その優しい笑顔、可愛らしい声、女性らしい歩き姿、僕を気にかけて世話をやいてくれるその優しさ…その全てが僕のこの淡い恋心を刺激する…どんなに願っても貴女は到底僕なんかには手の届かない存在…どんなに願っても貴女は僕のものになんてならない…そう思えば思うほど余計に朋美さんの全てが欲しくなってしまう…この切ない想いを…貴女に伝えたい…
ある日のこと、いつも通りスーパーの鮮魚コーナーで朋美さんにお疲れ様です。今日も宜しくお願いします!と言って僕は品出し等をしていた。そして自分の仕事をしながらパック詰めをしている朋美さんの姿を目で追っている。
あぁ~…朋美さん…切ないよ…こんなにいつも側に居るのに…この僕の想いを貴女に伝えられないなんて…僕は…僕は…貴女のことが…
チラチラと朋美さんを見ていた時、たまたま朋美さんが僕の方を振り向いた…その時僕は、咄嗟に目を背けることが出来ず、朋美さんを凝視してしまった…朋美さんと僕は一瞬目があったまま見つめ合ってしまった。そして朋美さんは、ニコッと僕に微笑んだ。あわてて僕は目をそらした…僕の心臓は張り裂けんばかりに激しく高鳴り続ける…もしかして、今朋美さん…僕が見つめてること気づいちゃったかな…もう一度朋美さんの方を見ると、彼女は何事もなかったかのように黙々とパック詰めを続けている。僕はこの視線に気付いて欲しいと思う気持ちと、気付かれなくて良かったと思う気持ちとが交錯して複雑な想いだった。
そして彼女は午後1時から夕方の6時までというシフトで、当然いつも彼女が先に帰ってしまうのだから、ゆっくり話をする機会もない。でも、その日は雨降りで客足も少なく、少しバックヤードと呼ばれる場所で小休止を取ることになった。この日は朋美さんと僕しかこの鮮魚コーナーにはおらず、二人っきりだった。
「和ちゃん、お腹すいてない?私サンドイッチ作って来たけど残してあるからもし良かったら食べる?」
僕は朋美さんの作ったサンドイッチということで凄くテンションが上がる。
「頂きます!ありがとうございます!」
そう言って全てごちそうになった。それを見て朋美さんは微笑みながら優しい眼差しを僕に向ける。
「和ちゃんは、ご両親はおいくつぐらい?」
「僕の親父は48です。母は45です。」
「あらそう、やっぱり私とあまり変わらないわね…」
僕は心の中で、朋美さんと同じくらいの世代でも、朋美さんの方がずっと若々しく可愛らしいですよ!と言った。
「鈴木さんは…若いと思います!」
「あら、お上手ね…」
いや…それは本心でお世辞などこれっぽっちも…
「和ちゃんは…彼女とかは?」
「居ないです…僕はモテないんで…」
「そうなの?可愛らしい顔してるのにねぇ…」
朋美さん…貴女にそう言われると凄く嬉しい…貴女は僕のことどう思いますか?男としてはやっぱり見てもらえませんよね…でも僕は貴女が大好きなんですよ!
「鈴木さんも…」
そう言いかけて僕は止める。そして朋美さんはその言いかけた言葉が気になったらしく
「ん、なに?」
そう聞き返して来たが、僕は首を振り何でもありませんと言った。そして休憩も終わり、また仕事を再開し、彼女は定時で先に帰ってしまった。それからたまにこうして僕と朋美さんの二人きりになるシフトが増えていった。
彼女の特徴として、先ず容姿から身長は155センチくらい、体型は細身、顔は可愛い系の美人の部類、性格は優しくて人当たりが良く、世話好き?しかし、彼女の家族構成はよくわからない…多分旦那さんがいて、自分と変わらないほどの大きな子供が居るのだろう…
彼女はいつも僕に然り気無く世話をやいてくれる。
「和ちゃん、お腹すいてない?おやつあるから遠慮しないで食べてね?」
「はい、ありがとうございます。後で休憩の時頂きますね!」
いつもいつもそうやって僕を気にかけてくれる朋美さんに僕は知らず知らず想いを寄せていった。彼女からすれば僕なんてただの若い子の一人に過ぎないのかも知れない…でも、僕からすれば朋美さんは凄く特別な存在なのだ…その優しい笑顔、可愛らしい声、女性らしい歩き姿、僕を気にかけて世話をやいてくれるその優しさ…その全てが僕のこの淡い恋心を刺激する…どんなに願っても貴女は到底僕なんかには手の届かない存在…どんなに願っても貴女は僕のものになんてならない…そう思えば思うほど余計に朋美さんの全てが欲しくなってしまう…この切ない想いを…貴女に伝えたい…
ある日のこと、いつも通りスーパーの鮮魚コーナーで朋美さんにお疲れ様です。今日も宜しくお願いします!と言って僕は品出し等をしていた。そして自分の仕事をしながらパック詰めをしている朋美さんの姿を目で追っている。
あぁ~…朋美さん…切ないよ…こんなにいつも側に居るのに…この僕の想いを貴女に伝えられないなんて…僕は…僕は…貴女のことが…
チラチラと朋美さんを見ていた時、たまたま朋美さんが僕の方を振り向いた…その時僕は、咄嗟に目を背けることが出来ず、朋美さんを凝視してしまった…朋美さんと僕は一瞬目があったまま見つめ合ってしまった。そして朋美さんは、ニコッと僕に微笑んだ。あわてて僕は目をそらした…僕の心臓は張り裂けんばかりに激しく高鳴り続ける…もしかして、今朋美さん…僕が見つめてること気づいちゃったかな…もう一度朋美さんの方を見ると、彼女は何事もなかったかのように黙々とパック詰めを続けている。僕はこの視線に気付いて欲しいと思う気持ちと、気付かれなくて良かったと思う気持ちとが交錯して複雑な想いだった。
そして彼女は午後1時から夕方の6時までというシフトで、当然いつも彼女が先に帰ってしまうのだから、ゆっくり話をする機会もない。でも、その日は雨降りで客足も少なく、少しバックヤードと呼ばれる場所で小休止を取ることになった。この日は朋美さんと僕しかこの鮮魚コーナーにはおらず、二人っきりだった。
「和ちゃん、お腹すいてない?私サンドイッチ作って来たけど残してあるからもし良かったら食べる?」
僕は朋美さんの作ったサンドイッチということで凄くテンションが上がる。
「頂きます!ありがとうございます!」
そう言って全てごちそうになった。それを見て朋美さんは微笑みながら優しい眼差しを僕に向ける。
「和ちゃんは、ご両親はおいくつぐらい?」
「僕の親父は48です。母は45です。」
「あらそう、やっぱり私とあまり変わらないわね…」
僕は心の中で、朋美さんと同じくらいの世代でも、朋美さんの方がずっと若々しく可愛らしいですよ!と言った。
「鈴木さんは…若いと思います!」
「あら、お上手ね…」
いや…それは本心でお世辞などこれっぽっちも…
「和ちゃんは…彼女とかは?」
「居ないです…僕はモテないんで…」
「そうなの?可愛らしい顔してるのにねぇ…」
朋美さん…貴女にそう言われると凄く嬉しい…貴女は僕のことどう思いますか?男としてはやっぱり見てもらえませんよね…でも僕は貴女が大好きなんですよ!
「鈴木さんも…」
そう言いかけて僕は止める。そして朋美さんはその言いかけた言葉が気になったらしく
「ん、なに?」
そう聞き返して来たが、僕は首を振り何でもありませんと言った。そして休憩も終わり、また仕事を再開し、彼女は定時で先に帰ってしまった。それからたまにこうして僕と朋美さんの二人きりになるシフトが増えていった。
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