6 / 93
序
ストーカー?(前編)
しおりを挟む
4月下旬、週末のバイトを終えた俺はいつもの土手を歩いている。あれから2週間、5月も近づき夏に変わろうとする風が心地よい夜の8時過ぎ。
親父が来るのはGW明けになる。自分なりに対処法を探してみたが見つかるはずはなく…それまでは【不視】能力の件はお預け、我慢するしかない。が、意外にも快適に過ごせている。問題があるとすれば…
「よい仕事をしている」と小鬼に対して壱弥は言うが、毎朝俺の唇を奪い、目を覚まさせてくれるのはよい仕事なのかということだ。オスなのかメスなのかわからない人外の何かに目覚めのキスをされて嬉しい奴がいるものかっ!俺だっていち男子としておはようのキスは可愛い子がいいよっ!俺の気持ち分かってくれます?!はぁ…あともうひとつ問題が。
なんの前触れもなく俺は勢いよく振り返ると、視界の端で白い布がひらめいた気がした。確かではない、確かではないがここ1週間ほど何者かに見られている気がするのだ。登下校中やバイトの帰り道など、ふと振り返ると今のような白い布、恐らくスカートの裾だろうものがちらりと見えてすぐ気配が消えるのだ。今もそう。小鬼たちが反応しないのはそれが妖怪等の類いではなく人で、布が見えるということは俺にも猫には見えていないし、人である確かな事実だ。
こんな俺に好意を持つ女子が!とうとう春が来たか!と一瞬錯乱した思考になったがそれは内緒だ。立て続けに色々起こるものだと感じながら帰り道を進み、アパートの門に手をかけ、目線を俺の部屋のある方へ向けると、いる。
なんかいる。
こんな時間にいてはいけないのがいる。
あ、俺の部屋の前にいるのもよろしくないしわけわからないけど。後ろ姿だがわかる、赤いカーディガンを羽織っていて白いワンピースで、大きめの帽子を深くかぶっている…小学校1年生くらいの女の子。
女の子は動かない、俺も動けない。
そら固まるわ。
どれくらい固まっていただろうか、女の子が振り向いてこっちへやって来る。
「今晩わ」
「…こ、こんばんわ」
会話が続くわけがないし、女の子も動かないし喋らない。何かアクション起こさなければ…よしっ…。俺は「よ、夜遅いから気を付けてね」と言って足早に女の子の横を通り、自分の部屋へ―。
「お前の部屋か?」
鍵を開けたところで声が…女の子は後ろにいた。
お前って年上だぞ…?
「お前の部屋なんじゃろう?入らんのか?」
少し怖くなった俺は女の子を無視して扉を開けて急いで中に、扉も急いで閉めようとしたが…悪徳セールスマンのごとく女の子は閉まりかけのドアの隙間に足を挟んできた。「わっ?!大丈夫か?!」とさすがに小さい子だから怪我させたらまずいと思わずドアを閉める力を緩めた。
「邪魔するぞ。」
緩めた隙をついて女の子は部屋に。
は?
「ふむ…どうしたのじゃ?はよう入るとよかろう?」
意味がわからず「え?」とか「あの?」とか困惑していたら、「さっさと茶でも出せ」と言わんばかりの圧力に負けてしまい部屋に上がる。なんでこんな子供に負けてるんだ俺は…。
*****
「お茶がないから…水だけど…。」
机に水のはいったコップを2つ置く。
女の子が部屋に上がって15分、帽子のせいで顔はまだ見えないまま。人だとわかってなければ恐怖体験でテレビの番組に投稿できるだろうな…。俺はただ座って待つ。言い様のない圧力が部屋に満ちてる気がする…何なんだ…。長々と、品定めでもするかのように部屋を見渡して「ふむ。」と一言、女の子は満足したのか、おもむろに帽子を取る。
帽子の中に納めていた髪が弾みながら下ろされた。丁寧に結われた綺麗な白髪で、毛先だけ紅い色に染まってなんだか不釣り合いな感じだ。顔は幼いながらもしっかりした面立ちで、可愛いというより綺麗に近い、瞳は金色。俺は思わず見とれてしまった。人なのにそうじゃないみたいな…あと何故だか懐かしい感じがしたんだ。
数秒間、見つめあった後、女の子の表情が少しずつ変わる。
「うぅ~…。」
どうしたんだろ?なんか泣きそうだぞ?
と、思った瞬間女の子は俺に抱きついてきて大声で泣きだした。
「わぁー!もう無理じゃ!無理なのじゃぁ~!寂しかったのじゃ~!会いたかったのじゃ~!ビシッと決めるなんて無理じゃ~!わぁー!」
まぁ俺はキョトンですよね。わんわん泣きながら俺を抱きしめる。が、だんだん絞めに来てる、オチソウ。
「いやはや…姫子様はやはり辛抱できなかったようですね。」
「い、いばらき?!なんで…ァ、しむ…」
いつの間にか部屋に侵入している壱弥のごとく見事に侵入していた真砂の使用人である茨木灯慈の発言を聞いたあと、俺は女の子の腕に落とされ意識を失った。
親父が来るのはGW明けになる。自分なりに対処法を探してみたが見つかるはずはなく…それまでは【不視】能力の件はお預け、我慢するしかない。が、意外にも快適に過ごせている。問題があるとすれば…
「よい仕事をしている」と小鬼に対して壱弥は言うが、毎朝俺の唇を奪い、目を覚まさせてくれるのはよい仕事なのかということだ。オスなのかメスなのかわからない人外の何かに目覚めのキスをされて嬉しい奴がいるものかっ!俺だっていち男子としておはようのキスは可愛い子がいいよっ!俺の気持ち分かってくれます?!はぁ…あともうひとつ問題が。
なんの前触れもなく俺は勢いよく振り返ると、視界の端で白い布がひらめいた気がした。確かではない、確かではないがここ1週間ほど何者かに見られている気がするのだ。登下校中やバイトの帰り道など、ふと振り返ると今のような白い布、恐らくスカートの裾だろうものがちらりと見えてすぐ気配が消えるのだ。今もそう。小鬼たちが反応しないのはそれが妖怪等の類いではなく人で、布が見えるということは俺にも猫には見えていないし、人である確かな事実だ。
こんな俺に好意を持つ女子が!とうとう春が来たか!と一瞬錯乱した思考になったがそれは内緒だ。立て続けに色々起こるものだと感じながら帰り道を進み、アパートの門に手をかけ、目線を俺の部屋のある方へ向けると、いる。
なんかいる。
こんな時間にいてはいけないのがいる。
あ、俺の部屋の前にいるのもよろしくないしわけわからないけど。後ろ姿だがわかる、赤いカーディガンを羽織っていて白いワンピースで、大きめの帽子を深くかぶっている…小学校1年生くらいの女の子。
女の子は動かない、俺も動けない。
そら固まるわ。
どれくらい固まっていただろうか、女の子が振り向いてこっちへやって来る。
「今晩わ」
「…こ、こんばんわ」
会話が続くわけがないし、女の子も動かないし喋らない。何かアクション起こさなければ…よしっ…。俺は「よ、夜遅いから気を付けてね」と言って足早に女の子の横を通り、自分の部屋へ―。
「お前の部屋か?」
鍵を開けたところで声が…女の子は後ろにいた。
お前って年上だぞ…?
「お前の部屋なんじゃろう?入らんのか?」
少し怖くなった俺は女の子を無視して扉を開けて急いで中に、扉も急いで閉めようとしたが…悪徳セールスマンのごとく女の子は閉まりかけのドアの隙間に足を挟んできた。「わっ?!大丈夫か?!」とさすがに小さい子だから怪我させたらまずいと思わずドアを閉める力を緩めた。
「邪魔するぞ。」
緩めた隙をついて女の子は部屋に。
は?
「ふむ…どうしたのじゃ?はよう入るとよかろう?」
意味がわからず「え?」とか「あの?」とか困惑していたら、「さっさと茶でも出せ」と言わんばかりの圧力に負けてしまい部屋に上がる。なんでこんな子供に負けてるんだ俺は…。
*****
「お茶がないから…水だけど…。」
机に水のはいったコップを2つ置く。
女の子が部屋に上がって15分、帽子のせいで顔はまだ見えないまま。人だとわかってなければ恐怖体験でテレビの番組に投稿できるだろうな…。俺はただ座って待つ。言い様のない圧力が部屋に満ちてる気がする…何なんだ…。長々と、品定めでもするかのように部屋を見渡して「ふむ。」と一言、女の子は満足したのか、おもむろに帽子を取る。
帽子の中に納めていた髪が弾みながら下ろされた。丁寧に結われた綺麗な白髪で、毛先だけ紅い色に染まってなんだか不釣り合いな感じだ。顔は幼いながらもしっかりした面立ちで、可愛いというより綺麗に近い、瞳は金色。俺は思わず見とれてしまった。人なのにそうじゃないみたいな…あと何故だか懐かしい感じがしたんだ。
数秒間、見つめあった後、女の子の表情が少しずつ変わる。
「うぅ~…。」
どうしたんだろ?なんか泣きそうだぞ?
と、思った瞬間女の子は俺に抱きついてきて大声で泣きだした。
「わぁー!もう無理じゃ!無理なのじゃぁ~!寂しかったのじゃ~!会いたかったのじゃ~!ビシッと決めるなんて無理じゃ~!わぁー!」
まぁ俺はキョトンですよね。わんわん泣きながら俺を抱きしめる。が、だんだん絞めに来てる、オチソウ。
「いやはや…姫子様はやはり辛抱できなかったようですね。」
「い、いばらき?!なんで…ァ、しむ…」
いつの間にか部屋に侵入している壱弥のごとく見事に侵入していた真砂の使用人である茨木灯慈の発言を聞いたあと、俺は女の子の腕に落とされ意識を失った。
1
あなたにおすすめの小説
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる