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第2話
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ゆっくりと上昇するゴンドラに揺られる。
(1年ぶりの地上、か……)
駆け出しの探索者は地上を恋しがると聞いているけれど、自分は最初から地下に馴染んでしまったしなあ。特に感慨もないんだよね、地上。別に待ってる人がいるわけじゃないし。
ゴンドラが止まり、扉が開く。
空気が変わった。
ああ、地下とは違って美味しい空気だな。匂いも違う。
地下は臭いもんなあ。染みついた血の臭い、死体の腐敗臭、動物の排泄物の臭いなどなど……。
駆け出し探索者の半数が臭いで探索者の道を諦めるとか、まことしやかに語られるくらいだしなあ。
ゴンドラを降りて受付に。探索者カードを提示して目的を告げ、魔法鞄に封印を施してもらう。
「懐かしいな」
受付の建物を出ると外は夜だった。
思ったより風が冷たい。愛用の岩蜥蜴の外套を体に巻きつける。
魔法の光と篝火に照らし出されるのは、石材と木材で作られた探索者ギルドの建物たち。
そしてその向こうに広がるのは満天の星……ではなくてビル群の明かりだ。
「都会のど真ん中に異世界への入口、か……」
呟いて、錬金術研に足を向けた。
◆ ◆ ◆
今から15年前のあの日。子供だったけれど、よく覚えている。
地球全土で異変が起きた。
太陽と地球の間に月はなかったのに、日蝕が起きて世界は闇に包まれた。
地磁気に異変が起き、世界中でオーロラが観測された。電子機器は沈黙し、方位磁石は役目を放棄した。
異変の時間は数分であったと記憶している。その数分で世界中がどれだけ混乱したかは、わからなかったけれど。
まったく唐突に異変が終息し、世界が日常を取り戻すと、世界中に大穴が出現していた。山に、森に、砂漠に。そして街の中に……。
日本はその大穴の一つが、新宿駅近くの新宿通りの真ん中に出現していた。
その大穴が普通でないことはすぐにわかった。埋設されたケーブルや地下鉄になんの影響もなかったからだ。
この大穴はどこに通じているのか……。
すぐに調査が開始されたけれど、結果は芳しくなかった。
最初はライトつきのドローンを下ろしたと聞いている。だけど大穴に入った瞬間にドローンとの通信は途切れ、コントロールも失って落下してしまったとか。
やむなく人力での調査が実施されることになったんだけど、これも問題山積みだった。大穴に入るとあらゆる物が機能を停止し、急速に劣化したんだ。懐中電灯は消え、スマホやトランシーバー、ナイロンザイルは塵のように崩壊したそうだ。
当時は不思議な大穴の情報に触れ無邪気に喜んでいたんだけど、喜んでいる場合じゃなくなった。大穴の中だけでなく、その周辺でも様々な機器が故障、崩壊するようになってきたから。
そしてとうとう事件が起きた。世界中でほぼ同時期に、大穴から魔物が這い出てきたんだ!
大穴の外壁を削り、簡単な階段を作って穴を上って来たのは、今では小鬼と呼称される魔物だった。
次々と大穴から現れた小鬼は、近くにいた人々に無差別に襲いかかった。そして後でわかったことだけれど、小鬼に合わせて大穴の領域、つまり現代科学を否定する範囲が拡がりはじめた。
まずは警察が、すぐに自衛隊が現場に駆けつけたけれど苦戦したと記録されている。拡がった大穴の領域に入ってしまえばポリカーボネート製の盾も、化学繊維の防弾チョッキも、銃のプラスチックパーツもすべて否定されてしまったから。
多くの犠牲を払って小鬼を退けたものの、大穴から半径1キロは現代科学が通用しない領域に呑まれてしまった。そして領域の拡大は続いていた。
事ここに至って政府は大穴をダンジョンと呼称。これ以上のダンジョン領域の拡大を防ぐため、自衛隊と警察官によるダンジョンの探索を正式にスタートさせた。
当たり前だけど、最初期の探索は困難を極めた。ダンジョンの領域内で使えるものを調べなくてはいけなかったからね。
多くの犠牲を払って調べた結果、石油製品はほぼ全滅。電化製品も使えず、探索の照明には松明や角灯など火を使うものしか使えないことが判明した。
衣類は天然の繊維や革ぐらいしか使えず、武具に至っては戦国時代レベルに後退してしまった。
それでも国を、人々を守るために自衛隊員や警察官はダンジョンに挑んだ。彼らには敬意を払うね。
ダンジョンでの戦いかたを体で覚え、順調に魔物を駆逐する。快進撃とでも呼べる彼らの歩みが止まったのは、しかし割りとすぐだったらしい。
彼らの歩みを止めたもの。それは……魔法だった。
現代で例えれば、マシンガンやグレネードで武装する敵軍相手に白兵戦の武器だけで戦いを挑むようなものだろう。
魔法を扱う敵の出現に多くの犠牲者が出て、ダンジョンの探索も足踏み状態に。
自分たちも魔法が使えれば。
誰もがそう考えたはずだ。
そして紆余曲折の末、ある結論にたどり着く。
魔法を使うに必要なのは、知力ではなく感性だ、と。
幼いころからファンタジーなゲームに触れ、異世界や魔物、そして魔法を当たり前に受け入れられる感性こそがダンジョン探索に必要不可欠なんだ、と。
そうなると、必然的に若者がダンジョン探索に向いているということになるのだけれど、異論もあった。
曰く、若者を危険なダンジョンに送り込むのは人権上問題ではないか、と。
この件はしばらくすったもんだあったようなんだけど、ダンジョンで見つかったある鉱物が流れを変えた。
ラエン銀と名づけられた鉱物が、エネルギー伝達ロスが極めて少ない高性能な金属で、半導体などの性能を飛躍的に高めると判明したからだ。
某大国から常に希少金属の輸出制限で苦しめられていた日本にとって、ラエン銀はまさしく救世主だった。
そして、ある企業が外に持ち出すための加工方法を確立させて、事態は大きく動き出す。結果、政府と企業の思惑、そこに利権が絡み、若者のダンジョン探索が推進されることになってしまった。
かくしてダンジョン入口周辺に探索者育成機関、探索者ギルドが作られ、ダンジョン探索者の育成が始まった……。
◆ ◆ ◆
「確かに受け取りました。すぐに地下に戻られるのですか?」
「そのつもりだけど」
「それでは、こちらを白風さんに渡してもらえませんか?」
怪しい布包みと受取証、ね。
お使いからお使いのコンボとは。
まあ、ついでだからいいか。でも配達料はちゃんともらうよ。
錬金術研を後にする。
ダンジョンから得られた新たな情報や知識、それらを解明、利用するために探索者ギルドは大きくなっていった。
錬金術研もその一つだ。
「ファンタジーなら薬水はつきものでしょ!」
と言ったかどうかは知らないけれど、ダンジョンから採取される植物や鉱物に魔法を加えて、日々さまざまな薬や道具を作っているところ。
史実にある錬金術を知るお偉いさんたちは否定的だったけれど、ファンタジーに慣れている、もしくは憧れていた若者たちは結果を出した。もはや薬水なくては探索もままならないほどだ。
当たり前だけど、ダンジョンの領域の外に薬水は持ち出せない。小鬼と同じことになるから。
その事実にお偉いさんたちは歯噛みしているそうだけど、はてさてどんな利権が絡んでいるのやら。
さて、どうしようかな。門が使えればすぐにでも帰るんだが、地上には無いからなあ。
(なにか簡単な仕事でも受けていくか)
そう考え、探索者ギルドに足を向ける。その時、二人の男性と一人の女の子とすれ違った。
「任せとけ、とっておきの場所に案内してやるからよ」
「本当ですか? ありがとうございます。なかなか同行者が見つからなくて困ってたんです」
同行者が見つからない?
不思議に思って女の子をよく見ると、なにやら大事に抱えている。あれは……ドローンか。
「なるほど、配信者か」
外の情報に触れなくなって長いからわからないけれど、僕がダンジョンに潜るようになる前と配信者の定義が変わっていなければ、カメラやドローンで撮影した映像をリアルタイムでネット配信する者たちのことだ。
……どこからかツッコミが入ったような気がする。
ああ、そうだね。現代科学を拒否するダンジョン内部をドローンで撮影、配信などできるはずもない。
だけど、ダンジョンで発見された2つの魔法の道具の存在が、人々の認識を変えたんだ。
一つは通信用の水晶球。対となった水晶球同士で遠距離通信ができる優れもの。現在は探索者ギルドの地上本部と地下3階の支部の連絡用に使われている。
残念ながら対となっている水晶球としか通信はできないし、通信に精神力を消耗するので長話しには向かないが、伝令を走らせるよりは格段に速いので重宝されている。
そしてもう一つは、2階以降の階層で発見された、【門】と呼ばれる巨大な鏡だ。
名前で想像がつくとは思うけれど、門から門へと一瞬で移動できる転送機だ。すごい便利。
自分が触れたことのある門しか使用できないし、使用するには貴重なラエン銀を消費するので多用はできないが、その利便性は銀の価値がある。
遠距離の空間と空間を繋ぐこの二つの魔法の道具を知って、探索者たちは思ったんだ。
魔法でスマホみたいな物を作れるんじゃね?
ってね。
(1年ぶりの地上、か……)
駆け出しの探索者は地上を恋しがると聞いているけれど、自分は最初から地下に馴染んでしまったしなあ。特に感慨もないんだよね、地上。別に待ってる人がいるわけじゃないし。
ゴンドラが止まり、扉が開く。
空気が変わった。
ああ、地下とは違って美味しい空気だな。匂いも違う。
地下は臭いもんなあ。染みついた血の臭い、死体の腐敗臭、動物の排泄物の臭いなどなど……。
駆け出し探索者の半数が臭いで探索者の道を諦めるとか、まことしやかに語られるくらいだしなあ。
ゴンドラを降りて受付に。探索者カードを提示して目的を告げ、魔法鞄に封印を施してもらう。
「懐かしいな」
受付の建物を出ると外は夜だった。
思ったより風が冷たい。愛用の岩蜥蜴の外套を体に巻きつける。
魔法の光と篝火に照らし出されるのは、石材と木材で作られた探索者ギルドの建物たち。
そしてその向こうに広がるのは満天の星……ではなくてビル群の明かりだ。
「都会のど真ん中に異世界への入口、か……」
呟いて、錬金術研に足を向けた。
◆ ◆ ◆
今から15年前のあの日。子供だったけれど、よく覚えている。
地球全土で異変が起きた。
太陽と地球の間に月はなかったのに、日蝕が起きて世界は闇に包まれた。
地磁気に異変が起き、世界中でオーロラが観測された。電子機器は沈黙し、方位磁石は役目を放棄した。
異変の時間は数分であったと記憶している。その数分で世界中がどれだけ混乱したかは、わからなかったけれど。
まったく唐突に異変が終息し、世界が日常を取り戻すと、世界中に大穴が出現していた。山に、森に、砂漠に。そして街の中に……。
日本はその大穴の一つが、新宿駅近くの新宿通りの真ん中に出現していた。
その大穴が普通でないことはすぐにわかった。埋設されたケーブルや地下鉄になんの影響もなかったからだ。
この大穴はどこに通じているのか……。
すぐに調査が開始されたけれど、結果は芳しくなかった。
最初はライトつきのドローンを下ろしたと聞いている。だけど大穴に入った瞬間にドローンとの通信は途切れ、コントロールも失って落下してしまったとか。
やむなく人力での調査が実施されることになったんだけど、これも問題山積みだった。大穴に入るとあらゆる物が機能を停止し、急速に劣化したんだ。懐中電灯は消え、スマホやトランシーバー、ナイロンザイルは塵のように崩壊したそうだ。
当時は不思議な大穴の情報に触れ無邪気に喜んでいたんだけど、喜んでいる場合じゃなくなった。大穴の中だけでなく、その周辺でも様々な機器が故障、崩壊するようになってきたから。
そしてとうとう事件が起きた。世界中でほぼ同時期に、大穴から魔物が這い出てきたんだ!
大穴の外壁を削り、簡単な階段を作って穴を上って来たのは、今では小鬼と呼称される魔物だった。
次々と大穴から現れた小鬼は、近くにいた人々に無差別に襲いかかった。そして後でわかったことだけれど、小鬼に合わせて大穴の領域、つまり現代科学を否定する範囲が拡がりはじめた。
まずは警察が、すぐに自衛隊が現場に駆けつけたけれど苦戦したと記録されている。拡がった大穴の領域に入ってしまえばポリカーボネート製の盾も、化学繊維の防弾チョッキも、銃のプラスチックパーツもすべて否定されてしまったから。
多くの犠牲を払って小鬼を退けたものの、大穴から半径1キロは現代科学が通用しない領域に呑まれてしまった。そして領域の拡大は続いていた。
事ここに至って政府は大穴をダンジョンと呼称。これ以上のダンジョン領域の拡大を防ぐため、自衛隊と警察官によるダンジョンの探索を正式にスタートさせた。
当たり前だけど、最初期の探索は困難を極めた。ダンジョンの領域内で使えるものを調べなくてはいけなかったからね。
多くの犠牲を払って調べた結果、石油製品はほぼ全滅。電化製品も使えず、探索の照明には松明や角灯など火を使うものしか使えないことが判明した。
衣類は天然の繊維や革ぐらいしか使えず、武具に至っては戦国時代レベルに後退してしまった。
それでも国を、人々を守るために自衛隊員や警察官はダンジョンに挑んだ。彼らには敬意を払うね。
ダンジョンでの戦いかたを体で覚え、順調に魔物を駆逐する。快進撃とでも呼べる彼らの歩みが止まったのは、しかし割りとすぐだったらしい。
彼らの歩みを止めたもの。それは……魔法だった。
現代で例えれば、マシンガンやグレネードで武装する敵軍相手に白兵戦の武器だけで戦いを挑むようなものだろう。
魔法を扱う敵の出現に多くの犠牲者が出て、ダンジョンの探索も足踏み状態に。
自分たちも魔法が使えれば。
誰もがそう考えたはずだ。
そして紆余曲折の末、ある結論にたどり着く。
魔法を使うに必要なのは、知力ではなく感性だ、と。
幼いころからファンタジーなゲームに触れ、異世界や魔物、そして魔法を当たり前に受け入れられる感性こそがダンジョン探索に必要不可欠なんだ、と。
そうなると、必然的に若者がダンジョン探索に向いているということになるのだけれど、異論もあった。
曰く、若者を危険なダンジョンに送り込むのは人権上問題ではないか、と。
この件はしばらくすったもんだあったようなんだけど、ダンジョンで見つかったある鉱物が流れを変えた。
ラエン銀と名づけられた鉱物が、エネルギー伝達ロスが極めて少ない高性能な金属で、半導体などの性能を飛躍的に高めると判明したからだ。
某大国から常に希少金属の輸出制限で苦しめられていた日本にとって、ラエン銀はまさしく救世主だった。
そして、ある企業が外に持ち出すための加工方法を確立させて、事態は大きく動き出す。結果、政府と企業の思惑、そこに利権が絡み、若者のダンジョン探索が推進されることになってしまった。
かくしてダンジョン入口周辺に探索者育成機関、探索者ギルドが作られ、ダンジョン探索者の育成が始まった……。
◆ ◆ ◆
「確かに受け取りました。すぐに地下に戻られるのですか?」
「そのつもりだけど」
「それでは、こちらを白風さんに渡してもらえませんか?」
怪しい布包みと受取証、ね。
お使いからお使いのコンボとは。
まあ、ついでだからいいか。でも配達料はちゃんともらうよ。
錬金術研を後にする。
ダンジョンから得られた新たな情報や知識、それらを解明、利用するために探索者ギルドは大きくなっていった。
錬金術研もその一つだ。
「ファンタジーなら薬水はつきものでしょ!」
と言ったかどうかは知らないけれど、ダンジョンから採取される植物や鉱物に魔法を加えて、日々さまざまな薬や道具を作っているところ。
史実にある錬金術を知るお偉いさんたちは否定的だったけれど、ファンタジーに慣れている、もしくは憧れていた若者たちは結果を出した。もはや薬水なくては探索もままならないほどだ。
当たり前だけど、ダンジョンの領域の外に薬水は持ち出せない。小鬼と同じことになるから。
その事実にお偉いさんたちは歯噛みしているそうだけど、はてさてどんな利権が絡んでいるのやら。
さて、どうしようかな。門が使えればすぐにでも帰るんだが、地上には無いからなあ。
(なにか簡単な仕事でも受けていくか)
そう考え、探索者ギルドに足を向ける。その時、二人の男性と一人の女の子とすれ違った。
「任せとけ、とっておきの場所に案内してやるからよ」
「本当ですか? ありがとうございます。なかなか同行者が見つからなくて困ってたんです」
同行者が見つからない?
不思議に思って女の子をよく見ると、なにやら大事に抱えている。あれは……ドローンか。
「なるほど、配信者か」
外の情報に触れなくなって長いからわからないけれど、僕がダンジョンに潜るようになる前と配信者の定義が変わっていなければ、カメラやドローンで撮影した映像をリアルタイムでネット配信する者たちのことだ。
……どこからかツッコミが入ったような気がする。
ああ、そうだね。現代科学を拒否するダンジョン内部をドローンで撮影、配信などできるはずもない。
だけど、ダンジョンで発見された2つの魔法の道具の存在が、人々の認識を変えたんだ。
一つは通信用の水晶球。対となった水晶球同士で遠距離通信ができる優れもの。現在は探索者ギルドの地上本部と地下3階の支部の連絡用に使われている。
残念ながら対となっている水晶球としか通信はできないし、通信に精神力を消耗するので長話しには向かないが、伝令を走らせるよりは格段に速いので重宝されている。
そしてもう一つは、2階以降の階層で発見された、【門】と呼ばれる巨大な鏡だ。
名前で想像がつくとは思うけれど、門から門へと一瞬で移動できる転送機だ。すごい便利。
自分が触れたことのある門しか使用できないし、使用するには貴重なラエン銀を消費するので多用はできないが、その利便性は銀の価値がある。
遠距離の空間と空間を繋ぐこの二つの魔法の道具を知って、探索者たちは思ったんだ。
魔法でスマホみたいな物を作れるんじゃね?
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