12 / 34
第12話
しおりを挟む
隠れ家に潜み、まずは道具の確認。
背嚢は失ったけれど、腰鞄は無事だし、腰に下げている物もあった。
ボクは短刀が三本。そして水袋、割れていない薬水が一瓶。
美桜は予備の小型の戦鎚が一つ。あとは水袋。胸甲は外れ、鎖帷子も脇腹の辺りが大きく焼けて損壊していた。ああっ、その下は結構な火傷じゃないか。
「ボクより後ろにいたから……」
「いや、ミヤコちゃんがいなかったら死んでたですよ。だから気にしなくていいっす」
「薬水が残っててよかった」
美桜に薬水を飲ませ、火傷を回復させる。感染症にでも罹ったら大変だからね。
「ご飯がないっす……」
「水袋があるだけマシだよ。入れ物がないと水すら持ち運べない」
食料がないのは厳しいけれど、なんとか調達するしかないなあ。
どちらにせよ、行動するなら夜になってからだけど。
いや、待てよ。美桜って夜目が利かないはずだ。身体も大きいし、隠密行動に向かないんじゃないかな。
あれ? もしかしなくてもボク一人で頑張らないといけない?
あれえ?
◆ ◆ ◆
隠れ家に潜んで二日目。ボクの不安は違う意味で現実になっていた。
「それじゃあ、行ってくる」
「ふあい。申し訳ないっす……」
ぐったりと横たわる美桜を置いて、暗くなったダンジョンに出る。
慎重にいかないとな。今の美桜は戦力にならない。
「……女の子だもんなあ」
ぶっちゃけてしまえば、美桜に生理がきた。困ったことに美桜は生理が重い方らしく、ぐったりして動くのも辛そうだ。
今、小鬼にでも襲撃されたら勝ち目がないな。まあ、小鬼を誤誘導する方法は用意したけれど……。
ダンジョンの領域で使える生理用品が無いわけじゃない。だけど美桜が用意していた物は、あの爆発で失われてしまった。一週間、ダンジョン内の物で間に合わせるしかないんだよなあ。やれやれ。
気配を殺してダンジョン内を進む。今回の目的は水と、可能ならば食料の確保だ。
慎重に慎重に、近場の水場を目指す。水場のある広間には……やっぱり、焚き火が確認できる。
おっと、広間の入り口に鳴子だ。おそらく警報用だろうけど、焚き火を囲んでいるのがボクたちを殺そうとした連中の仲間だとすると、ボクと美桜がかかるのを期待してのことかもしれない。
短刀で鳴子の紐を切って……これでよし。
広間は大体50m×50mほど。結構広いけれど、木も生えているし、大きな岩が点在していて見晴らしも悪い。それらに隠れながら近づくと、岩壁から染み出る水場の前に爆音鹿が数匹、立って眠っている。そこから十分に距離をとって、男四人が焚火を囲んでいた。
「なあ、いつまでこうやって水場を見張っていればいいんだ?」
「逃げたやつらがくたばるまでだろ」
「どこにいるのか、わかったのか?」
「さあな、なにも聞いてねえ。まあ、この水場は俺たちが抑えているし、他の水場や階段も見張ってる。どこかに隠れているんだろうが、脱水で死にかけてるんじゃねえ?」
「一か八かでここに来ねえかな。脱水でふらふらなら簡単に勝てるだろ。そうすりゃお楽しみだ」
爆音鹿を刺激しないよう小声で話しているけれど、見張りを任されたにしては警戒感が薄すぎる。逃げたのが駆け出しだからって舐めてるな。
こいつらのバックにいる者の正体は気になるけれど、今は水の確保だ。
破れた外套で包んでいた物を取り出す。それはどす黒く染まった苔。
ダンジョンには多種多様な苔や茸が生えている。その中で人間が薬の原料や触媒として利用できるのは一握りだ。
この苔も、特に利用法は無い。だけど一つだけ他の苔を越える特性を持っている。
それは、とてつもない吸水性を持っていることだ。乾燥していると吸水性はさらに上がり、一握りの苔で2Lほどの水分を吸収してしまう。吸水ポリマーかっ。
この苔を持ち歩けば水袋はいらなさそうだけど、そうもいかない。水分を吸った苔は活性化して胞子を作るのだけど、この胞子が身体に良くないのだ。無毒なら水の補給には困らなかったのにね。
さて、説明が長くなってしまったけれど、空気の流れを考えて苔を広間から通路へとばらまく。
ちなみに苔は、すでに水分を吸収している。いやまあ、水分には違いないんだけど……つまり、血だ。
もうわかったと思うけれど、美桜に生理用品の代わりに使わせたのがこの苔だ。
『こ、苔っ!? む、むむむ無理ぃっ! 気持ち悪いっす!』
そう言って力一杯拒否されたけれど、なにもしないで放置ってわけにはいかない。血の匂いで小鬼が寄ってくる可能性が高いからね。
このダンジョンの小鬼は漫画で広まったような、女性を性的に襲うような存在じゃない。だけど、弱いものを数の暴力で嬲り殺すことを楽しむ下衆だ。
血の匂いは小鬼を引き寄せる。出血しているってことは傷ついている証拠だからね。
実際、発熱してぐったりしている美桜じゃ小鬼の群れに勝つのは難しい。そう指摘したら諦めてくれた。
『じゃあ……ミヤコちゃんがやってほしいっす』
『なんで下を脱ぐ!?』
『苔なんて使ったことないから』
『使い方教えるから脱ぐのやめなさい!』
思い出しても頭が痛い。美桜のやつ、女同士だからって恥じらいが無さすぎ。
確かに見た目は女だけど、中身男のボクが美桜の、その……見ていいわけないだろう。
ふう。
さて、空気が循環しているダンジョンにも風溜まりがある。幸い、この広間にも端の方にあるので、そこに身を潜める。ここにいれば小鬼がボクの体臭に気づく可能性は低くなる。
あとは……待つだけだ。
………………。
………。
暗闇の中でどれほど待ったかな。男たちは交代で眠り、見張りのくだらない……さらに言えば下品な会話にそろそろ耐えられなくなったころ。複数の気配がやって来た。小鬼だ!
数は……六体か。
広間の入り口に置いた苔を拾ってつまらなさそうに投げ捨て、焚き火の方に目を向ける。
どうやら男たちを獲物と認識したらしい。闇にまぎれ、焚き火に近づいていく。
小鬼だって知恵はある。わざわざ接近を知らせるようなマネはしない。
男たちは気づかない。気づいたのは爆音鹿だ。
警戒心が強い爆音鹿は交代で眠る習性がある。鼻もいいし、先に気づくのも当然だろう。
ブオオッ!
見張りの爆音鹿が吠える。あれは警戒の鳴き方だ。眠っていた爆音鹿が次々と目覚める。
それに気づいた小鬼が粗末な武器を振り回し、奇声を発して走り出す。気づかれた以上、コソコソしても意味がないと判断したんだろう。
「なんだっ!?」
「小鬼だと!? 鳴子はどうした!?」
「迎撃、いや、逃げ────」
爆音鹿が小鬼に向けて……吠えた。
男たちが咄嗟に身を投げて、爆音鹿の咆哮を回避したところは褒めていいだろう。だけど、衝撃波が焚き火を吹き飛ばし、周囲を闇に落とした。
「くそっ、見えない!」
「とにかく逃げ────」
次々と爆音鹿が衝撃波を放ち、小鬼たちを消し飛ばす。ついでに、射線上の男たちも巻き込まれてただの肉塊と化していく。
哀れだけど、男たちにはそうなるだけの問題点があった。
まず、鳴る子に任せきって周囲への警戒がおろそかになっていたこと。解除したのはボクだけど、下手すれば小鬼でも解除することがあるんだぞ。
もう一つは、焚き火を見つめていたこと。ダンジョンでの野営では、焚き火を背にして周囲の闇に目を慣らしておくのが鉄則だ。そうしておかないと、焚き火が消された時に周囲が見えなくなってしまう。周囲が見えていれば、爆音鹿の位置から衝撃波の射線を読んで、肉塊になる運命は回避できたかもしれないのに。
広間はすぐに静かになった。動くものは興奮冷めやらない爆音鹿とボクだけ。
すぐには動かない。爆音鹿が落ち着くまで待つ。でないと次に消し飛ぶのはボクだし。
闇の中でひとり待つ。ソロで活動してきたから慣れたものだ。
やがて、爆音鹿が見張りを残して動きを止めたころで動き出す。
まずは男たちの荷物を物色。……んー、身元を証明するような物は無いなあ。まあ、期待はしていなかったけれど。
さて、食料は……保存食がいくつか無事か。お、ランプに油もあるな。あとは毛布もあった、これは助かる。
使えそうな物を頂戴する。全部ではなく、少し残して。残った物はズタズタに引き裂いてばら撒いて、小鬼に襲撃されたように装う。ボクと美桜が生き残っていると思われないようにしないとね。
背嚢は失ったけれど、腰鞄は無事だし、腰に下げている物もあった。
ボクは短刀が三本。そして水袋、割れていない薬水が一瓶。
美桜は予備の小型の戦鎚が一つ。あとは水袋。胸甲は外れ、鎖帷子も脇腹の辺りが大きく焼けて損壊していた。ああっ、その下は結構な火傷じゃないか。
「ボクより後ろにいたから……」
「いや、ミヤコちゃんがいなかったら死んでたですよ。だから気にしなくていいっす」
「薬水が残っててよかった」
美桜に薬水を飲ませ、火傷を回復させる。感染症にでも罹ったら大変だからね。
「ご飯がないっす……」
「水袋があるだけマシだよ。入れ物がないと水すら持ち運べない」
食料がないのは厳しいけれど、なんとか調達するしかないなあ。
どちらにせよ、行動するなら夜になってからだけど。
いや、待てよ。美桜って夜目が利かないはずだ。身体も大きいし、隠密行動に向かないんじゃないかな。
あれ? もしかしなくてもボク一人で頑張らないといけない?
あれえ?
◆ ◆ ◆
隠れ家に潜んで二日目。ボクの不安は違う意味で現実になっていた。
「それじゃあ、行ってくる」
「ふあい。申し訳ないっす……」
ぐったりと横たわる美桜を置いて、暗くなったダンジョンに出る。
慎重にいかないとな。今の美桜は戦力にならない。
「……女の子だもんなあ」
ぶっちゃけてしまえば、美桜に生理がきた。困ったことに美桜は生理が重い方らしく、ぐったりして動くのも辛そうだ。
今、小鬼にでも襲撃されたら勝ち目がないな。まあ、小鬼を誤誘導する方法は用意したけれど……。
ダンジョンの領域で使える生理用品が無いわけじゃない。だけど美桜が用意していた物は、あの爆発で失われてしまった。一週間、ダンジョン内の物で間に合わせるしかないんだよなあ。やれやれ。
気配を殺してダンジョン内を進む。今回の目的は水と、可能ならば食料の確保だ。
慎重に慎重に、近場の水場を目指す。水場のある広間には……やっぱり、焚き火が確認できる。
おっと、広間の入り口に鳴子だ。おそらく警報用だろうけど、焚き火を囲んでいるのがボクたちを殺そうとした連中の仲間だとすると、ボクと美桜がかかるのを期待してのことかもしれない。
短刀で鳴子の紐を切って……これでよし。
広間は大体50m×50mほど。結構広いけれど、木も生えているし、大きな岩が点在していて見晴らしも悪い。それらに隠れながら近づくと、岩壁から染み出る水場の前に爆音鹿が数匹、立って眠っている。そこから十分に距離をとって、男四人が焚火を囲んでいた。
「なあ、いつまでこうやって水場を見張っていればいいんだ?」
「逃げたやつらがくたばるまでだろ」
「どこにいるのか、わかったのか?」
「さあな、なにも聞いてねえ。まあ、この水場は俺たちが抑えているし、他の水場や階段も見張ってる。どこかに隠れているんだろうが、脱水で死にかけてるんじゃねえ?」
「一か八かでここに来ねえかな。脱水でふらふらなら簡単に勝てるだろ。そうすりゃお楽しみだ」
爆音鹿を刺激しないよう小声で話しているけれど、見張りを任されたにしては警戒感が薄すぎる。逃げたのが駆け出しだからって舐めてるな。
こいつらのバックにいる者の正体は気になるけれど、今は水の確保だ。
破れた外套で包んでいた物を取り出す。それはどす黒く染まった苔。
ダンジョンには多種多様な苔や茸が生えている。その中で人間が薬の原料や触媒として利用できるのは一握りだ。
この苔も、特に利用法は無い。だけど一つだけ他の苔を越える特性を持っている。
それは、とてつもない吸水性を持っていることだ。乾燥していると吸水性はさらに上がり、一握りの苔で2Lほどの水分を吸収してしまう。吸水ポリマーかっ。
この苔を持ち歩けば水袋はいらなさそうだけど、そうもいかない。水分を吸った苔は活性化して胞子を作るのだけど、この胞子が身体に良くないのだ。無毒なら水の補給には困らなかったのにね。
さて、説明が長くなってしまったけれど、空気の流れを考えて苔を広間から通路へとばらまく。
ちなみに苔は、すでに水分を吸収している。いやまあ、水分には違いないんだけど……つまり、血だ。
もうわかったと思うけれど、美桜に生理用品の代わりに使わせたのがこの苔だ。
『こ、苔っ!? む、むむむ無理ぃっ! 気持ち悪いっす!』
そう言って力一杯拒否されたけれど、なにもしないで放置ってわけにはいかない。血の匂いで小鬼が寄ってくる可能性が高いからね。
このダンジョンの小鬼は漫画で広まったような、女性を性的に襲うような存在じゃない。だけど、弱いものを数の暴力で嬲り殺すことを楽しむ下衆だ。
血の匂いは小鬼を引き寄せる。出血しているってことは傷ついている証拠だからね。
実際、発熱してぐったりしている美桜じゃ小鬼の群れに勝つのは難しい。そう指摘したら諦めてくれた。
『じゃあ……ミヤコちゃんがやってほしいっす』
『なんで下を脱ぐ!?』
『苔なんて使ったことないから』
『使い方教えるから脱ぐのやめなさい!』
思い出しても頭が痛い。美桜のやつ、女同士だからって恥じらいが無さすぎ。
確かに見た目は女だけど、中身男のボクが美桜の、その……見ていいわけないだろう。
ふう。
さて、空気が循環しているダンジョンにも風溜まりがある。幸い、この広間にも端の方にあるので、そこに身を潜める。ここにいれば小鬼がボクの体臭に気づく可能性は低くなる。
あとは……待つだけだ。
………………。
………。
暗闇の中でどれほど待ったかな。男たちは交代で眠り、見張りのくだらない……さらに言えば下品な会話にそろそろ耐えられなくなったころ。複数の気配がやって来た。小鬼だ!
数は……六体か。
広間の入り口に置いた苔を拾ってつまらなさそうに投げ捨て、焚き火の方に目を向ける。
どうやら男たちを獲物と認識したらしい。闇にまぎれ、焚き火に近づいていく。
小鬼だって知恵はある。わざわざ接近を知らせるようなマネはしない。
男たちは気づかない。気づいたのは爆音鹿だ。
警戒心が強い爆音鹿は交代で眠る習性がある。鼻もいいし、先に気づくのも当然だろう。
ブオオッ!
見張りの爆音鹿が吠える。あれは警戒の鳴き方だ。眠っていた爆音鹿が次々と目覚める。
それに気づいた小鬼が粗末な武器を振り回し、奇声を発して走り出す。気づかれた以上、コソコソしても意味がないと判断したんだろう。
「なんだっ!?」
「小鬼だと!? 鳴子はどうした!?」
「迎撃、いや、逃げ────」
爆音鹿が小鬼に向けて……吠えた。
男たちが咄嗟に身を投げて、爆音鹿の咆哮を回避したところは褒めていいだろう。だけど、衝撃波が焚き火を吹き飛ばし、周囲を闇に落とした。
「くそっ、見えない!」
「とにかく逃げ────」
次々と爆音鹿が衝撃波を放ち、小鬼たちを消し飛ばす。ついでに、射線上の男たちも巻き込まれてただの肉塊と化していく。
哀れだけど、男たちにはそうなるだけの問題点があった。
まず、鳴る子に任せきって周囲への警戒がおろそかになっていたこと。解除したのはボクだけど、下手すれば小鬼でも解除することがあるんだぞ。
もう一つは、焚き火を見つめていたこと。ダンジョンでの野営では、焚き火を背にして周囲の闇に目を慣らしておくのが鉄則だ。そうしておかないと、焚き火が消された時に周囲が見えなくなってしまう。周囲が見えていれば、爆音鹿の位置から衝撃波の射線を読んで、肉塊になる運命は回避できたかもしれないのに。
広間はすぐに静かになった。動くものは興奮冷めやらない爆音鹿とボクだけ。
すぐには動かない。爆音鹿が落ち着くまで待つ。でないと次に消し飛ぶのはボクだし。
闇の中でひとり待つ。ソロで活動してきたから慣れたものだ。
やがて、爆音鹿が見張りを残して動きを止めたころで動き出す。
まずは男たちの荷物を物色。……んー、身元を証明するような物は無いなあ。まあ、期待はしていなかったけれど。
さて、食料は……保存食がいくつか無事か。お、ランプに油もあるな。あとは毛布もあった、これは助かる。
使えそうな物を頂戴する。全部ではなく、少し残して。残った物はズタズタに引き裂いてばら撒いて、小鬼に襲撃されたように装う。ボクと美桜が生き残っていると思われないようにしないとね。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界ランドへようこそ
来栖とむ
ファンタジー
都内から車で1時間半。奥多摩の山中に突如現れた、話題の新名所――「奥多摩異世界ランド」。
中世ヨーロッパ風の街並みと、ダンジョンや魔王城を完全再現した異世界体験型レジャーパークだ。
26歳・無職の佐伯雄一は、ここで“冒険者A”のバイトを始める。
勇者を導くNPC役として、剣を振るい、魔物に襲われ、時にはイベントを盛り上げる毎日。
同僚には、美人なギルド受付のサーミャ、エルフの弓使いフラーラ、ポンコツ騎士メリーナなど、魅力的な“登場人物”が勢ぞろい。
――しかしある日、「魔王が逃げた」という衝撃の知らせが入る。
「体格が似てるから」という理由で、雄一は急遽、魔王役の代役を任されることに。
だが、演技を終えた後、案内された扉の先にあったのは……本物の異世界だった!
経営者は魔族、同僚はガチの魔物。
魔王城で始まる、まさかの「異世界勤務」生活!
やがて魔王の後継問題に巻き込まれ、スタンピードも発生(?)の裏で、フラーラとの恋が動き出す――。
笑えて、トキメいて、ちょっと泣ける。
現代×異世界×職場コメディ、開園!
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
現代社会とダンジョンの共生~華の無いダンジョン生活
シン
ファンタジー
世界中に色々な歪みを引き起こした第二次世界大戦。
大日本帝国は敗戦国となり、国際的な制約を受けながらも復興に勤しんだ。
GHQの占領統治が終了した直後、高度経済成長に呼応するかのように全国にダンジョンが誕生した。
ダンジョンにはモンスターと呼ばれる魔物が生息しており危険な場所だが、貴重な鉱物やモンスター由来の素材や食材が入手出来る、夢の様な場所でもあった。
そのダンジョンからモンスターと戦い、資源を持ち帰る者を探索者と呼ばれ、当時は一攫千金を目論む卑しい職業と呼ばれていたが、現代では国と国民のお腹とサイフを支える立派な職業に昇華した。
探索者は極稀にダンジョン内で発見されるスキルオーブから特殊な能力を得る者が居たが、基本的には身一つの状態でダンジョン探索をするのが普通だ。
そんなダンジョンの探索や、たまにご飯、たまに揉め事などの、華の無いダンジョン探索者のお話しです。
たまに有り得ない方向に話が飛びます。
一話短めです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる