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第32話
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「妾は何度も軍の追撃を受けた。ことごとく退けたが、さて何度目のことだったか。負傷した兵を治療して去ろうとした時、そやつが言うのじゃ。『悪魔崇拝者たちがお前の娘を生贄にして、あるダンジョンでなにか儀式をしようとしている』とな」
「……罠くさい」
「そうじゃな、妾もそう思った。悪魔崇拝者が妾のことを知ったのは、隣国の兵を殲滅した話を耳にしたからじゃろう。調べれば妾の娘の存在を知ることもあろう。悪魔の血を引いた娘を生贄に、というのもわからぬでもない。
だが、軍が悪魔崇拝者の動向を察知しているなら、すぐに潰しにかかっておるはずじゃ。それを放置し、あえて妾に教えることもなかろう。裏があって当然じゃ。……しかし我が娘を生贄にされるわけにはいかぬ。罠とわかっていようと、行かねばならなかった。そのダンジョンが……ここじゃ」
魔法陣を指差し、苦笑する彼女。まんまと罠にかかったことを自嘲しているのか。
それでも娘のために罠に飛び込んだのは、やはり母親なんだな。笑う気にはなれない。
「この娘を助けたはよいが、またもや生贄の儀式に使う魔法陣に囚われてしもうた。そしてどうやら、悪魔崇拝者どもは妾を生贄にして、ダンジョンと魔界を繋ごうと考えたようじゃ」
「そんなことできるの?」
「妾の悪魔の肉体は魔界にあるからのお。肉体と魂は次元を越えて繋がっておる、その繋がりを利用すればあるいは……。立場が違えば妾が実験したいところであったな」
智の収集者ってやつは……。
「それはともかくとして、じゃ。どこに隠れておったのか、悪魔崇拝者どもがわらわらと現れて儀式を始めおった。妾の力を吸い取りつつ、魔界の肉体を目印として魔界への門を開こうとしたのじゃ。そこで妾は咄嗟に娘を眠らせ、外部から干渉できぬように結界で覆った」
「……儀式が娘に影響したのか?」
「察しがよいのお。そうじゃ、娘の力すら魔法陣は吸い取ろうとしたのじゃ。だが生まれて間もない娘の力などすぐに吸い尽くされてしまう……。それを避けるには隔離するよりなかった」
娘がまったく動かないと思っていたけれど、まさか結界で眠ったまま隔離されていたのか。多分、結界の中では時間が止まっているんだろう。でなければ娘はとっくに死んでいるはずだ。
「力を吸い尽くされ、妾が死んでもこの娘だけは……と思っておったのじゃがな。またもや予想外のことが起きた」
「国がこのダンジョンを封印しようとした?」
「……ほう。どうしてそう思う?」
「ダンジョンでいくつかの文書が見つかってる。多くはダンジョンで戦って死んだ者が書き残したものだけど、その中にダンジョンを封印するって文書があってね」
具体的にどこの所属かわからなかったけれど、彼女の話を聞けばこのダンジョンで争っていたのは悪魔崇拝者と軍だろうと想像がつく。
彼女は、なるほどと頷いた。
「儀式の途中で、なにやら騒がしくなってきたと思ったが、なるほど。妾の想像はさほど外れていなかったのじゃな。国にしてみれば悪魔崇拝者を一網打尽にするチャンスじゃ、奴らがダンジョンに集ったところで妾ごと封印しようとしたんじゃな。……じゃが、その封印が予想外の結果をもたらしたわけか」
「というと?」
「推測だが、悪魔崇拝者たちはダンジョンと魔界を繋ごうとしておった。そこに軍が封印という名の楔を打ち込んだ……。異なる世界を繋ぐほどの力に急制動をかけたわけで、結果として空間がねじれたか歪んだか、予想外の場所と繋がってしまったのじゃろう。それがお主の世界ではないかな」
「迷惑な話だな。……というか、ダンジョンの中も滅茶苦茶だぞ。地下4階には草原が広がってる」
「ふむ。どうやら妾がいた世界も中途半端に混ざっているようじゃな」
なんてこった。封印のせいで空間がぐちゃぐちゃになっているのか、このダンジョンは。
いや、ということは、だ。
「封印をなんとかすれば、元に戻るのか?」
「話が早いの、それが本題じゃ」
満足げに頷く彼女。ノロケがなければ、もっと早かったはずなんだけどね。
と、彼女は真面目な顔になる。
「ここに封印されたまま、どれほどの時間が経過したかはわからぬ。じゃが儀式の影響は少しずつ、確実に妾の力を奪いつつある。このままではこの娘を残して妾が先に死んでしまうじゃろう。妾が死ねば娘の結界も切れる……せめてこの娘だけは生き延びてほしいのじゃ。
とはいえ、魔法陣に囚われたままでは助けも呼べぬところだったが……幸いにも軍の封印のせいで、微妙にこの魔法陣にも綻びが生まれたようでな、なんとか外部と接触できぬか試みておったのじゃ。そこに────」
「……ボクが入り込んだ?」
「そうじゃ。死にかけで魂だけがかろうじて入り込んできた。そこで妾は自身のエルフの因子をそなたに譲り、受肉させて生き延びさせたのじゃ。こうして願いを伝えるためにな。お陰で姿は悪魔のそれになってしもうたがな」
ケラケラと笑う彼女からは、エルフの肉体を失った悲壮感は感じられない。
いやしかし、エルフの因子をボクに譲ったとして、だ。
「なんで、こんなチビっ子なんだ?」
「うん? お主の魂の年齢に合っているはずじゃが」
「ボクは27歳なんだけど……」
「はっはっはっ。エルフで27歳などガキよ、ガキ!」
あ、あー……。なるほど、そっちのエルフだったのかあ。
エルフといえば長寿のイメージだけど、人間と同じ速度で成長し、途中で老化が止まるタイプと、成長速度が寿命に比例して遅いタイプがある。彼女がいた世界は後者のタイプかあ。
いやまあ、それはそれとして、だ。
「ボクに……魔法陣を破れと?」
「魔法陣と、このダンジョンの封印に使われた要を破壊してもらいたい。そういう契約じゃからな」
あー、内容はよく聞こえなかったけれど、そういう契約だったのかあ。どうりでダンジョンに潜らないといけない気になったわけだ。
「魔法陣はともかく、ダンジョンの封印がダンジョンの中にあるのか?」
「あるとも、要となる物がな。どのような外見をしていて、いくつあるかはわからぬが、なに、エルフの力を得たそなたなら見てわかるはずじゃ」
「……いや、待ってくれ。ダンジョンは世界各地に出現してるんだ、ボクのいるダンジョンに魔法陣と封印の要がある保証はないだろう?」
「いや、ある」
彼女は即答した。
「確信でもあるのか?」
「あるとも。こうやってお主と接触できたのがなによりの証拠じゃ。少なくとも魔法陣はお主のいるダンジョンにある。最悪、魔法陣だけでも破壊してくれれば、あとは妾がなんとかしよう」
「はぁ……わかったよ」
「了承が早いのお」
「選択の余地なんてないだろ」
そうだ。生き延びさせてもらった時点で決まっていたんだ。なら、頑張って魔法陣と封印を破壊しなければ。
「また魔力の巡りがよければ、こうして話すこともできよう。朗報を期待しておるぞ」
「まあ、やるだけはやるよ」
少しずつ彼女の姿がボヤけていく。そろそろ目が覚めるな。なんとなくわかる。
声が遠くなり、世界が真っ白に染まって────。
「むぐっ!?」
意識が浮上した。だけどなんだこれは、柔らかいものに顔が埋まってる。背中には硬いものが。なんだ? 挟まれてる? く、苦しい……!
「……ぷはっ!」
なんとか埋まっているものから顔を出すと、目の前にさくらの寝顔があった。……なんで目の前に。
いや待て、ということは顔が埋まっていた柔らかいものは……って、うおおっ、離せぇっ!
って、背後からも寝息が……美桜か!? 二人に前後から挟まれてがっちりとホールドされてるっ!
いや、確かに三人同室にされたけどさ、ベッドは別々だったはずだ。どうしてボクのベッドに二人が侵入してきてるんだよっ!
「起きろ、二人とも! うおおっ、離せーっ!」
朝から変な気分になるだろうがーっ!
「……罠くさい」
「そうじゃな、妾もそう思った。悪魔崇拝者が妾のことを知ったのは、隣国の兵を殲滅した話を耳にしたからじゃろう。調べれば妾の娘の存在を知ることもあろう。悪魔の血を引いた娘を生贄に、というのもわからぬでもない。
だが、軍が悪魔崇拝者の動向を察知しているなら、すぐに潰しにかかっておるはずじゃ。それを放置し、あえて妾に教えることもなかろう。裏があって当然じゃ。……しかし我が娘を生贄にされるわけにはいかぬ。罠とわかっていようと、行かねばならなかった。そのダンジョンが……ここじゃ」
魔法陣を指差し、苦笑する彼女。まんまと罠にかかったことを自嘲しているのか。
それでも娘のために罠に飛び込んだのは、やはり母親なんだな。笑う気にはなれない。
「この娘を助けたはよいが、またもや生贄の儀式に使う魔法陣に囚われてしもうた。そしてどうやら、悪魔崇拝者どもは妾を生贄にして、ダンジョンと魔界を繋ごうと考えたようじゃ」
「そんなことできるの?」
「妾の悪魔の肉体は魔界にあるからのお。肉体と魂は次元を越えて繋がっておる、その繋がりを利用すればあるいは……。立場が違えば妾が実験したいところであったな」
智の収集者ってやつは……。
「それはともかくとして、じゃ。どこに隠れておったのか、悪魔崇拝者どもがわらわらと現れて儀式を始めおった。妾の力を吸い取りつつ、魔界の肉体を目印として魔界への門を開こうとしたのじゃ。そこで妾は咄嗟に娘を眠らせ、外部から干渉できぬように結界で覆った」
「……儀式が娘に影響したのか?」
「察しがよいのお。そうじゃ、娘の力すら魔法陣は吸い取ろうとしたのじゃ。だが生まれて間もない娘の力などすぐに吸い尽くされてしまう……。それを避けるには隔離するよりなかった」
娘がまったく動かないと思っていたけれど、まさか結界で眠ったまま隔離されていたのか。多分、結界の中では時間が止まっているんだろう。でなければ娘はとっくに死んでいるはずだ。
「力を吸い尽くされ、妾が死んでもこの娘だけは……と思っておったのじゃがな。またもや予想外のことが起きた」
「国がこのダンジョンを封印しようとした?」
「……ほう。どうしてそう思う?」
「ダンジョンでいくつかの文書が見つかってる。多くはダンジョンで戦って死んだ者が書き残したものだけど、その中にダンジョンを封印するって文書があってね」
具体的にどこの所属かわからなかったけれど、彼女の話を聞けばこのダンジョンで争っていたのは悪魔崇拝者と軍だろうと想像がつく。
彼女は、なるほどと頷いた。
「儀式の途中で、なにやら騒がしくなってきたと思ったが、なるほど。妾の想像はさほど外れていなかったのじゃな。国にしてみれば悪魔崇拝者を一網打尽にするチャンスじゃ、奴らがダンジョンに集ったところで妾ごと封印しようとしたんじゃな。……じゃが、その封印が予想外の結果をもたらしたわけか」
「というと?」
「推測だが、悪魔崇拝者たちはダンジョンと魔界を繋ごうとしておった。そこに軍が封印という名の楔を打ち込んだ……。異なる世界を繋ぐほどの力に急制動をかけたわけで、結果として空間がねじれたか歪んだか、予想外の場所と繋がってしまったのじゃろう。それがお主の世界ではないかな」
「迷惑な話だな。……というか、ダンジョンの中も滅茶苦茶だぞ。地下4階には草原が広がってる」
「ふむ。どうやら妾がいた世界も中途半端に混ざっているようじゃな」
なんてこった。封印のせいで空間がぐちゃぐちゃになっているのか、このダンジョンは。
いや、ということは、だ。
「封印をなんとかすれば、元に戻るのか?」
「話が早いの、それが本題じゃ」
満足げに頷く彼女。ノロケがなければ、もっと早かったはずなんだけどね。
と、彼女は真面目な顔になる。
「ここに封印されたまま、どれほどの時間が経過したかはわからぬ。じゃが儀式の影響は少しずつ、確実に妾の力を奪いつつある。このままではこの娘を残して妾が先に死んでしまうじゃろう。妾が死ねば娘の結界も切れる……せめてこの娘だけは生き延びてほしいのじゃ。
とはいえ、魔法陣に囚われたままでは助けも呼べぬところだったが……幸いにも軍の封印のせいで、微妙にこの魔法陣にも綻びが生まれたようでな、なんとか外部と接触できぬか試みておったのじゃ。そこに────」
「……ボクが入り込んだ?」
「そうじゃ。死にかけで魂だけがかろうじて入り込んできた。そこで妾は自身のエルフの因子をそなたに譲り、受肉させて生き延びさせたのじゃ。こうして願いを伝えるためにな。お陰で姿は悪魔のそれになってしもうたがな」
ケラケラと笑う彼女からは、エルフの肉体を失った悲壮感は感じられない。
いやしかし、エルフの因子をボクに譲ったとして、だ。
「なんで、こんなチビっ子なんだ?」
「うん? お主の魂の年齢に合っているはずじゃが」
「ボクは27歳なんだけど……」
「はっはっはっ。エルフで27歳などガキよ、ガキ!」
あ、あー……。なるほど、そっちのエルフだったのかあ。
エルフといえば長寿のイメージだけど、人間と同じ速度で成長し、途中で老化が止まるタイプと、成長速度が寿命に比例して遅いタイプがある。彼女がいた世界は後者のタイプかあ。
いやまあ、それはそれとして、だ。
「ボクに……魔法陣を破れと?」
「魔法陣と、このダンジョンの封印に使われた要を破壊してもらいたい。そういう契約じゃからな」
あー、内容はよく聞こえなかったけれど、そういう契約だったのかあ。どうりでダンジョンに潜らないといけない気になったわけだ。
「魔法陣はともかく、ダンジョンの封印がダンジョンの中にあるのか?」
「あるとも、要となる物がな。どのような外見をしていて、いくつあるかはわからぬが、なに、エルフの力を得たそなたなら見てわかるはずじゃ」
「……いや、待ってくれ。ダンジョンは世界各地に出現してるんだ、ボクのいるダンジョンに魔法陣と封印の要がある保証はないだろう?」
「いや、ある」
彼女は即答した。
「確信でもあるのか?」
「あるとも。こうやってお主と接触できたのがなによりの証拠じゃ。少なくとも魔法陣はお主のいるダンジョンにある。最悪、魔法陣だけでも破壊してくれれば、あとは妾がなんとかしよう」
「はぁ……わかったよ」
「了承が早いのお」
「選択の余地なんてないだろ」
そうだ。生き延びさせてもらった時点で決まっていたんだ。なら、頑張って魔法陣と封印を破壊しなければ。
「また魔力の巡りがよければ、こうして話すこともできよう。朗報を期待しておるぞ」
「まあ、やるだけはやるよ」
少しずつ彼女の姿がボヤけていく。そろそろ目が覚めるな。なんとなくわかる。
声が遠くなり、世界が真っ白に染まって────。
「むぐっ!?」
意識が浮上した。だけどなんだこれは、柔らかいものに顔が埋まってる。背中には硬いものが。なんだ? 挟まれてる? く、苦しい……!
「……ぷはっ!」
なんとか埋まっているものから顔を出すと、目の前にさくらの寝顔があった。……なんで目の前に。
いや待て、ということは顔が埋まっていた柔らかいものは……って、うおおっ、離せぇっ!
って、背後からも寝息が……美桜か!? 二人に前後から挟まれてがっちりとホールドされてるっ!
いや、確かに三人同室にされたけどさ、ベッドは別々だったはずだ。どうしてボクのベッドに二人が侵入してきてるんだよっ!
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