33 / 34
第33話
しおりを挟む
「みなさん、おはようございます! ……あ、地上は夜でしたっけ。こんばんは」
【こんばんはだぜー】
【ばわー】
【おはようでもいいのよ?】
【待ってた】
【さくらちゃん、元気だったー?】
【また顔が見られて嬉しい】
【すごく久しぶりな気がする】
【一週間どうしてたん?】
【他の配信者も活動鈍かったよなあ】
地下1階に降りてすぐ、さくらがドローンのカメラに向かって挨拶。打てば響くように、ずらずらっとタブレットの画面にコメントが流れ出す。予告していたとはいえ、コメントの量からしてかなりの人数が待機していたようだ。一気に有名になったなあ。
そう、あの記者会見から一週間。諸々の事後処理やらなんやらで探索者ギルドも開店休業状態、新しいギルド長がやって来てようやく活動を再開したところだ。
そう、他の配信者たちも一斉に活動を再開している。それでもさくらの配信にこれどけの人数が集まっているのは凄いことだ。
「この一週間はギルドも後始末でドタバタしてたんですよ。もうちょっと仕事はあるみたいなんですけど、ノンビリはしていられなくって活動再開です」
【ギルドもバタバタか】
【バタバタといえばムラサメもだなw】
【業務停止どころか倒産目前だもんな】
【どんどん人が辞めていってるって話だし】
【だけど海外の企業が買収しようと接触してきたんだろ?】
【これ幸いとばかりにな!】
【国としてはムラサメの技術を海外に奪われるわけにはいかないから、なんとかして延命したいらしいぞ】
【でもなあ、社長は雲隠れ、幹部連中は軒並み逮捕。企業の舵取りできる人がいねえよ】
【せめて国内企業に買収してほしいよなあ】
ほう、ムラサメも大変なことになってるんだな。まあ、当たり前だけど。
とはいえ、でっかい企業に対してできることなんてない。ボクたちができることはダンジョン関係だけだ。しかもこの一週間でダンジョンには大きな変化が起きている。
「ムラサメについては気になりますけど、私たちがやるべきはダンジョンの探索です。実はこの一週間でダンジョンが拡大しちゃったんです!」
そう、この一週間でダンジョンが拡大してしまったのだ。すでに探索済みの1~3階にも未探索エリアが出現しているわけで、急ぎ調査が必要なのだ。探索者ギルド内部はまだバタバタしているけれど、ダンジョンは待ってくれない。
【ダンジョン拡大かあ。そうなると地上も危ないな】
【そういえば立ち入り禁止エリアが拡がってたなあ】
【新宿も過去の街になってしまったな】
【まあ、ゴブリンが出てきた時よりはマシかもな。あの時は一日で1㎞四方が崩壊したって聞くし】
【今はダンジョンから半径2Kmだっけ?】
【当時の映像、ネットで見られるよ。新宿駅前が空襲でも受けたかってくらいの有様だった】
【早くダンジョンの謎を解いてほしいよなあ】
【しかしダンジョンの問題が解決してしまうと、さくらちゃんの配信が見られなくなる】
【それは困るなw】
【www】
【美桜ちゃんとエルフちゃんも見られなくなる】
【うーん、このアンビバレンツw】
【可愛い女子の配信をとるか、世界の安全をとるか】
【究極の選択じゃね?】
「あのあの、ダンジョンの問題の方が重要ですからね!」
わかりやすいネタコメントに必死に反応するさくら。からかわれているだけだって気づいているのかいないのか。まあ、こういう娘だからファンがついたんだろうな。
「とにかく、私は探索者としてダンジョンの謎を解きます! 改めて、その仲間を紹介しますね、まずはパーティーの主力、美桜さんです!」
「どうもー、美桜っす」
強引に話題をダンジョンに戻したさくら。カメラを向けられた美桜は、相変わらず緊張感のない笑顔で手を振る。
【うおっ、美桜ちゃんなにそれ!?】
【女の子が持っていい装備じゃねえ! w】
【ゴツイ! デカイ! ww】
【美桜ちゃんはデカイぞ】
【身長はな】
【胸は────】
【それ以上はいけない!】
【え、なに。あの時の装備が普通じゃなかったん? ww】
【てか、美桜ちゃん動けるん??】
美桜は貰った報酬で装備を整えた。あの配信の時は軽装だったけれど、今は最初に会った時と同じような金属製の防具を身に着けている。いや、手足の防具も金属製になっているので、防御力はさらにアップしているに違いない。
そして背中に背負う、自身の身長と同じくらいの戦鎚。見るだけで殺意マシマシである。
「んー? これくらいなら、なんともないっすよ」
コメントを見るや戦鎚を手にし、まるでチアリーディングのようにくるくると回しだす。そのまま軽く演舞するように戦鎚を振り回す美桜。あれだけの重装備で見事な身のこなしだけど、轟と風を切る戦鎚は、仲間に向けられないと知っていても恐怖だ。美桜、恐ろしい子。
【あはははは、音がすげえw】
【女の子が振り回すもんじゃねえっ! w】
【『速報』美桜ちゃん、やはり怪力だった】
【その装備で軽々動けるとかあり得ねえ……】
【ハリボテじゃあるまいな】
「ハリボテじゃないっすよ」
言って美桜は近くの壁をぶん殴る。轟音とともに壁が砕け、破片が飛散した。大穴が開いたじゃないか、地形を変える気か。
【ぎゃああああっ】
【本物だw】
【これ、耐えられる敵いねーんじゃ……】
【すみません、貧乳をからかってすみません】
【美桜ちゃんをからかっていた連中、反省しろw】
【美桜ちゃんからかっていると背後に気配が!】
【気がつくと背後にウォーハンマーを持った美桜ちゃんが】
【ニヤリと笑って】
【ホラーじゃねえかっww】
コメントが悲鳴で埋まる。
美桜のことだから胸の大きさとか気にしていないとは思うけど、まあ、これでからかうコメントが減ればいいか。
とはいえ、ゴンドラを降りたばかりの場所から動かないのは時間の無駄だな。
「行くよ」
「あ、ミヤコちゃの紹介がまだ」
「歩きながらでいい」
「あーん、もう……」
「ミヤコちゃんらしいっすね」
「さくらは説明」
「あ、はい。えーと、私たちは新たに出現したであろう未探索エリアの調査に────」
【エルフちゃん、相変わらずクール】
【クール幼女……ありだな】
【お巡りさん、こいつですw】
【ち、違う。悪い意味でありと言ったわけじゃ────】
【ミヤコ様を好色な目で見るのはお前か】
【お前か】【お前か】【お前か】
【うわでたw】
【うわでた】
【でたーっw】
【ミヤコ様はああ見えて、数千年の時を生きたハイエルフなんですぞ】
【え、マジ?】
【どこからそんな情報が】
【我々の理想ですが】
【理想です】【理想です】【理想です】
【理想かよ! w】
【それは妄想って言うんだよっ!】
【あのさー、探索者のページでエルフちゃんの年齢は27歳って書いて】
【27歳。……それはエルフとしてはどうなん?】
【女性の年齢を話題にするなw】
【エルフちゃん、実際はどうなん?】
「子供だよ」
なんかボクの年齢で盛り上がってるみたいだから、一応は答えておこう。夢で会った彼女もガキだって言ってたしね。
まあ、あの世界のエルフの成人年齢が何歳かは知らないけど。
【27歳で子供……】
【仮に100歳で成人とすると、その約1/4……エルフちゃんは人間換算で5歳!?】
【ありだな】
【お巡りさーんw】
【ち、違う。決してペロペロしたいわけでは!】
【ミヤコ様でふしだら妄想をするなど、万死に値します】
【値します】【値します】【値します】
【万死っておい、ちょっとした冗談……おや、誰か来たようだ】
【やめろ、ドアを開けるなw】
【ペロリスト死亡のお知らせ】
【無茶しやがってw】
コメントの数がすごいことになってるな。ノリのいい視聴者たちだ。まあ、こまめに返答できるのも今の内だけど。
「いくよ、さくら、美桜。担当エリアの広さは不明だけど、地図作成に資源の確認、魔物の調査と多岐にわたる。陽が暮れるまでにキャンプができる場所を確保したい」
「はい、ミヤコちゃん」
「任せるっすー」
魔法陣と封印の件もある。いずれ探索済エリアも再調査しないといけないだろう。忙しい日々が戻ってきた。
……ずっと一人でダンジョンを探索すると思っていた。だけど今は新しい仲間もできた。目的もできたし、気合を入れて頑張ろう。
さあ、いくぞ。なんとしてでも魔法陣を破壊し、封印を解いて日常を取り戻すんだ。
「待ってろダンジョン」
【こんばんはだぜー】
【ばわー】
【おはようでもいいのよ?】
【待ってた】
【さくらちゃん、元気だったー?】
【また顔が見られて嬉しい】
【すごく久しぶりな気がする】
【一週間どうしてたん?】
【他の配信者も活動鈍かったよなあ】
地下1階に降りてすぐ、さくらがドローンのカメラに向かって挨拶。打てば響くように、ずらずらっとタブレットの画面にコメントが流れ出す。予告していたとはいえ、コメントの量からしてかなりの人数が待機していたようだ。一気に有名になったなあ。
そう、あの記者会見から一週間。諸々の事後処理やらなんやらで探索者ギルドも開店休業状態、新しいギルド長がやって来てようやく活動を再開したところだ。
そう、他の配信者たちも一斉に活動を再開している。それでもさくらの配信にこれどけの人数が集まっているのは凄いことだ。
「この一週間はギルドも後始末でドタバタしてたんですよ。もうちょっと仕事はあるみたいなんですけど、ノンビリはしていられなくって活動再開です」
【ギルドもバタバタか】
【バタバタといえばムラサメもだなw】
【業務停止どころか倒産目前だもんな】
【どんどん人が辞めていってるって話だし】
【だけど海外の企業が買収しようと接触してきたんだろ?】
【これ幸いとばかりにな!】
【国としてはムラサメの技術を海外に奪われるわけにはいかないから、なんとかして延命したいらしいぞ】
【でもなあ、社長は雲隠れ、幹部連中は軒並み逮捕。企業の舵取りできる人がいねえよ】
【せめて国内企業に買収してほしいよなあ】
ほう、ムラサメも大変なことになってるんだな。まあ、当たり前だけど。
とはいえ、でっかい企業に対してできることなんてない。ボクたちができることはダンジョン関係だけだ。しかもこの一週間でダンジョンには大きな変化が起きている。
「ムラサメについては気になりますけど、私たちがやるべきはダンジョンの探索です。実はこの一週間でダンジョンが拡大しちゃったんです!」
そう、この一週間でダンジョンが拡大してしまったのだ。すでに探索済みの1~3階にも未探索エリアが出現しているわけで、急ぎ調査が必要なのだ。探索者ギルド内部はまだバタバタしているけれど、ダンジョンは待ってくれない。
【ダンジョン拡大かあ。そうなると地上も危ないな】
【そういえば立ち入り禁止エリアが拡がってたなあ】
【新宿も過去の街になってしまったな】
【まあ、ゴブリンが出てきた時よりはマシかもな。あの時は一日で1㎞四方が崩壊したって聞くし】
【今はダンジョンから半径2Kmだっけ?】
【当時の映像、ネットで見られるよ。新宿駅前が空襲でも受けたかってくらいの有様だった】
【早くダンジョンの謎を解いてほしいよなあ】
【しかしダンジョンの問題が解決してしまうと、さくらちゃんの配信が見られなくなる】
【それは困るなw】
【www】
【美桜ちゃんとエルフちゃんも見られなくなる】
【うーん、このアンビバレンツw】
【可愛い女子の配信をとるか、世界の安全をとるか】
【究極の選択じゃね?】
「あのあの、ダンジョンの問題の方が重要ですからね!」
わかりやすいネタコメントに必死に反応するさくら。からかわれているだけだって気づいているのかいないのか。まあ、こういう娘だからファンがついたんだろうな。
「とにかく、私は探索者としてダンジョンの謎を解きます! 改めて、その仲間を紹介しますね、まずはパーティーの主力、美桜さんです!」
「どうもー、美桜っす」
強引に話題をダンジョンに戻したさくら。カメラを向けられた美桜は、相変わらず緊張感のない笑顔で手を振る。
【うおっ、美桜ちゃんなにそれ!?】
【女の子が持っていい装備じゃねえ! w】
【ゴツイ! デカイ! ww】
【美桜ちゃんはデカイぞ】
【身長はな】
【胸は────】
【それ以上はいけない!】
【え、なに。あの時の装備が普通じゃなかったん? ww】
【てか、美桜ちゃん動けるん??】
美桜は貰った報酬で装備を整えた。あの配信の時は軽装だったけれど、今は最初に会った時と同じような金属製の防具を身に着けている。いや、手足の防具も金属製になっているので、防御力はさらにアップしているに違いない。
そして背中に背負う、自身の身長と同じくらいの戦鎚。見るだけで殺意マシマシである。
「んー? これくらいなら、なんともないっすよ」
コメントを見るや戦鎚を手にし、まるでチアリーディングのようにくるくると回しだす。そのまま軽く演舞するように戦鎚を振り回す美桜。あれだけの重装備で見事な身のこなしだけど、轟と風を切る戦鎚は、仲間に向けられないと知っていても恐怖だ。美桜、恐ろしい子。
【あはははは、音がすげえw】
【女の子が振り回すもんじゃねえっ! w】
【『速報』美桜ちゃん、やはり怪力だった】
【その装備で軽々動けるとかあり得ねえ……】
【ハリボテじゃあるまいな】
「ハリボテじゃないっすよ」
言って美桜は近くの壁をぶん殴る。轟音とともに壁が砕け、破片が飛散した。大穴が開いたじゃないか、地形を変える気か。
【ぎゃああああっ】
【本物だw】
【これ、耐えられる敵いねーんじゃ……】
【すみません、貧乳をからかってすみません】
【美桜ちゃんをからかっていた連中、反省しろw】
【美桜ちゃんからかっていると背後に気配が!】
【気がつくと背後にウォーハンマーを持った美桜ちゃんが】
【ニヤリと笑って】
【ホラーじゃねえかっww】
コメントが悲鳴で埋まる。
美桜のことだから胸の大きさとか気にしていないとは思うけど、まあ、これでからかうコメントが減ればいいか。
とはいえ、ゴンドラを降りたばかりの場所から動かないのは時間の無駄だな。
「行くよ」
「あ、ミヤコちゃの紹介がまだ」
「歩きながらでいい」
「あーん、もう……」
「ミヤコちゃんらしいっすね」
「さくらは説明」
「あ、はい。えーと、私たちは新たに出現したであろう未探索エリアの調査に────」
【エルフちゃん、相変わらずクール】
【クール幼女……ありだな】
【お巡りさん、こいつですw】
【ち、違う。悪い意味でありと言ったわけじゃ────】
【ミヤコ様を好色な目で見るのはお前か】
【お前か】【お前か】【お前か】
【うわでたw】
【うわでた】
【でたーっw】
【ミヤコ様はああ見えて、数千年の時を生きたハイエルフなんですぞ】
【え、マジ?】
【どこからそんな情報が】
【我々の理想ですが】
【理想です】【理想です】【理想です】
【理想かよ! w】
【それは妄想って言うんだよっ!】
【あのさー、探索者のページでエルフちゃんの年齢は27歳って書いて】
【27歳。……それはエルフとしてはどうなん?】
【女性の年齢を話題にするなw】
【エルフちゃん、実際はどうなん?】
「子供だよ」
なんかボクの年齢で盛り上がってるみたいだから、一応は答えておこう。夢で会った彼女もガキだって言ってたしね。
まあ、あの世界のエルフの成人年齢が何歳かは知らないけど。
【27歳で子供……】
【仮に100歳で成人とすると、その約1/4……エルフちゃんは人間換算で5歳!?】
【ありだな】
【お巡りさーんw】
【ち、違う。決してペロペロしたいわけでは!】
【ミヤコ様でふしだら妄想をするなど、万死に値します】
【値します】【値します】【値します】
【万死っておい、ちょっとした冗談……おや、誰か来たようだ】
【やめろ、ドアを開けるなw】
【ペロリスト死亡のお知らせ】
【無茶しやがってw】
コメントの数がすごいことになってるな。ノリのいい視聴者たちだ。まあ、こまめに返答できるのも今の内だけど。
「いくよ、さくら、美桜。担当エリアの広さは不明だけど、地図作成に資源の確認、魔物の調査と多岐にわたる。陽が暮れるまでにキャンプができる場所を確保したい」
「はい、ミヤコちゃん」
「任せるっすー」
魔法陣と封印の件もある。いずれ探索済エリアも再調査しないといけないだろう。忙しい日々が戻ってきた。
……ずっと一人でダンジョンを探索すると思っていた。だけど今は新しい仲間もできた。目的もできたし、気合を入れて頑張ろう。
さあ、いくぞ。なんとしてでも魔法陣を破壊し、封印を解いて日常を取り戻すんだ。
「待ってろダンジョン」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
異世界ランドへようこそ
来栖とむ
ファンタジー
都内から車で1時間半。奥多摩の山中に突如現れた、話題の新名所――「奥多摩異世界ランド」。
中世ヨーロッパ風の街並みと、ダンジョンや魔王城を完全再現した異世界体験型レジャーパークだ。
26歳・無職の佐伯雄一は、ここで“冒険者A”のバイトを始める。
勇者を導くNPC役として、剣を振るい、魔物に襲われ、時にはイベントを盛り上げる毎日。
同僚には、美人なギルド受付のサーミャ、エルフの弓使いフラーラ、ポンコツ騎士メリーナなど、魅力的な“登場人物”が勢ぞろい。
――しかしある日、「魔王が逃げた」という衝撃の知らせが入る。
「体格が似てるから」という理由で、雄一は急遽、魔王役の代役を任されることに。
だが、演技を終えた後、案内された扉の先にあったのは……本物の異世界だった!
経営者は魔族、同僚はガチの魔物。
魔王城で始まる、まさかの「異世界勤務」生活!
やがて魔王の後継問題に巻き込まれ、スタンピードも発生(?)の裏で、フラーラとの恋が動き出す――。
笑えて、トキメいて、ちょっと泣ける。
現代×異世界×職場コメディ、開園!
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
現代社会とダンジョンの共生~華の無いダンジョン生活
シン
ファンタジー
世界中に色々な歪みを引き起こした第二次世界大戦。
大日本帝国は敗戦国となり、国際的な制約を受けながらも復興に勤しんだ。
GHQの占領統治が終了した直後、高度経済成長に呼応するかのように全国にダンジョンが誕生した。
ダンジョンにはモンスターと呼ばれる魔物が生息しており危険な場所だが、貴重な鉱物やモンスター由来の素材や食材が入手出来る、夢の様な場所でもあった。
そのダンジョンからモンスターと戦い、資源を持ち帰る者を探索者と呼ばれ、当時は一攫千金を目論む卑しい職業と呼ばれていたが、現代では国と国民のお腹とサイフを支える立派な職業に昇華した。
探索者は極稀にダンジョン内で発見されるスキルオーブから特殊な能力を得る者が居たが、基本的には身一つの状態でダンジョン探索をするのが普通だ。
そんなダンジョンの探索や、たまにご飯、たまに揉め事などの、華の無いダンジョン探索者のお話しです。
たまに有り得ない方向に話が飛びます。
一話短めです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる