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1章
大空に放り出されました
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「それでね…せっかくだから君に1つプレゼントしようと思うんだ。」
「プレゼント?」
「スキル…って言えばわかるかな?」
スキルキターー!!
異世界といったらこれですよ!
「待ってました!」
「く、食い付きがすごいね…」
「でね!僕達で話したんだけどこのスキルが1番いいなってなったんだ!」
「このスキル?」
『伝説級スキル゛創造゛を入手しました。』
「どわぁ!?なんだ!?」
聞いたことの無い声がした
「それはナビちゃんって言ってね!うーんと…」
「説明書みたいな感じに思ってくれればいい。この世界の基本常識、スキルの使い方ぐらいは教えてくれるはず。」
「そ、そうなのか…よろしくな、ナビちゃん。」
「…」
え、無視ですか…?
説明書に無視されてしまう俺って一体…
「ナビちゃんはほんとに説明書レベルだから日常的な会話は一切しないよ。」
「しないんかい!」
しないなら早く言ってくれ!
落ち込んだ自分が馬鹿らしいわ!
「さて…そろそろ体の準備が出来たよ。」
「おっけー!じゃあイッセイ君頑張ってねー!」
「お、おい…」
その瞬間周りは暗闇から一気に青空へと変わった
体の感覚もある
服装や体格も以前のままだ
一瞬彼らの姿が見えた気がしたが…ま、いいや
それよりだ
「落ちてるんですけどぉぉ!!」
放り出されたんですけど!?
何も言わずに!?
心の準備もさせないで!?
ほんとに神かよあいつら!
下を見ると大きなお城とその城下町がある
クッションになりそうなものなんてひとつも無い
このままだと城のとんがってるとこに突き刺さる
「フツーに死ぬんですけどぉぉぉぉ!!」
城に当たるまであと数メートル、もう終わりだと思った次の瞬間、イッセイは城の中にいた。
「1人だけかなり遅かったな。さて始めるか…」
威厳のある声がする
声の方を見ると玉座に座っている王が見えた
周りを見渡すと何人もの騎士達、そして俺達召喚者
「遠路遥々よく来てくれた勇者達よ!君達はとてつもない才能を秘めた者達だ。どうか力を貸して欲しい!」
まわりからざわめきと歓声が、次第にざわめきは歓声に変わっていった
よし!これで俺も勇者になるぞ!
そうイッセイは心に決めたのだった
「やっぱり言うべきだったんだって。」
「いやでも…流石にね?」
「言うべきだったよ。巻き込まれただけだって。」
「うーん…」
そんな神達の話がイッセイに届くことはなかった
「プレゼント?」
「スキル…って言えばわかるかな?」
スキルキターー!!
異世界といったらこれですよ!
「待ってました!」
「く、食い付きがすごいね…」
「でね!僕達で話したんだけどこのスキルが1番いいなってなったんだ!」
「このスキル?」
『伝説級スキル゛創造゛を入手しました。』
「どわぁ!?なんだ!?」
聞いたことの無い声がした
「それはナビちゃんって言ってね!うーんと…」
「説明書みたいな感じに思ってくれればいい。この世界の基本常識、スキルの使い方ぐらいは教えてくれるはず。」
「そ、そうなのか…よろしくな、ナビちゃん。」
「…」
え、無視ですか…?
説明書に無視されてしまう俺って一体…
「ナビちゃんはほんとに説明書レベルだから日常的な会話は一切しないよ。」
「しないんかい!」
しないなら早く言ってくれ!
落ち込んだ自分が馬鹿らしいわ!
「さて…そろそろ体の準備が出来たよ。」
「おっけー!じゃあイッセイ君頑張ってねー!」
「お、おい…」
その瞬間周りは暗闇から一気に青空へと変わった
体の感覚もある
服装や体格も以前のままだ
一瞬彼らの姿が見えた気がしたが…ま、いいや
それよりだ
「落ちてるんですけどぉぉ!!」
放り出されたんですけど!?
何も言わずに!?
心の準備もさせないで!?
ほんとに神かよあいつら!
下を見ると大きなお城とその城下町がある
クッションになりそうなものなんてひとつも無い
このままだと城のとんがってるとこに突き刺さる
「フツーに死ぬんですけどぉぉぉぉ!!」
城に当たるまであと数メートル、もう終わりだと思った次の瞬間、イッセイは城の中にいた。
「1人だけかなり遅かったな。さて始めるか…」
威厳のある声がする
声の方を見ると玉座に座っている王が見えた
周りを見渡すと何人もの騎士達、そして俺達召喚者
「遠路遥々よく来てくれた勇者達よ!君達はとてつもない才能を秘めた者達だ。どうか力を貸して欲しい!」
まわりからざわめきと歓声が、次第にざわめきは歓声に変わっていった
よし!これで俺も勇者になるぞ!
そうイッセイは心に決めたのだった
「やっぱり言うべきだったんだって。」
「いやでも…流石にね?」
「言うべきだったよ。巻き込まれただけだって。」
「うーん…」
そんな神達の話がイッセイに届くことはなかった
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