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~ ノーランド視点 ~
「んっ…の、ランド…さまぁ」
甘い彼女の唇からゆっくりと口を離す。銀色の糸が二人を繋いでいる光景は淫らで美しい。
ベッドの上。彼女の艶かしい声を聞くと、自分を抑えられなくなる。
部屋のあちこちに飾ったバラの香りと、彼女の肌がら漂う石鹸の匂いが、俺の理性を焼き切りそうになる。
「シャティー、綺麗だよ」
月明かりに照らされる彼女の裸体は、まるで天女の如く美しい。
うっすらと頬を赤く染めるその顔は、男の欲情を刺激する。
そそる…。
柔らかい乳房をすくい上げ、華奢な体に似つかわしくない大振りの果実を、自分の好きな形に揉みし抱く。
吸い付くような肌が堪らない。
「あんっ!恥ずかしい…」
ほんのりと汗ばむ肌に舌を這わせると、柔らかな桃にかじりつきたい衝動にかられる。
かじりたい。
でももっとこの舌触りを堪能したい。
「ひっ、あっ!くすぐったい…です」
膨らみの先端にピンと立つ頂を舌で軽くつつく。
「ひゃん!」
可愛い声だ。
先端の周りを舌でなぞるように舐めると、無意識に胸を押し付けてくる仕草が堪らない。
先端を口に含み、舌で優しく転がす。まるで甘いあめ玉のようだ。
反対の先端を指の腹で、触れるか触れないかの強さで擦ると、固くなるのが嬉しい。
「感じているんだね」
「わか…らない」
軽く歯をたてる。
「ひゃん!」
可愛い。可愛すぎる!
舌で優しく愛撫しつつ、時折歯をたてる。その度に可愛い反応をするから堪らない。
彼女が足を擦るしぐさをした。
「物足りなくなってきた?」
「ちがっ…」
下半身の茂みにそっと手を這わせる。
くちゅ。
「さっ、触らないで…」
恥ずかしがる顔が可愛い。
「濡れてるね」
「…言わないで」
茂みに隠れる蕾を軽く触る。
「んっ!」
「可愛い」
喘ぐ唇を己の口で塞ぎ、逃げ惑う舌を絡めとり、歯列をなぞれば、瞳を蕩けさせる。
夢中に成りすぎると、彼女の息さえも飲み干しそうになってしまう。
「はぁ、はぁ、苦し…い」
彼女の狭い密壺に指を入れる。
まずは一本。
「んぁ!」
「大丈夫。ゆっくりほぐすから安心して」
親指で蕾を刺激しながら、密壺を掻き回す。第二関節を曲げると当たる場所を擦る。
「ひぁ!だっ、ダメ」
「気持ち良いんだね」
「あぁ、わから、ない」
恥ずかしさからか、彼女が両手で顔を隠し、声を抑えようとする。
そんな事をされると、もっと喘がせたくなってくる。
指を二本に増やし、蕾を舌で刺激する。
「きゃ!だっ、ダメです!そこ、汚い!んっ!」
舐め上げたり、吸ったりする度に、彼女の体が小刻み震えるのが堪らない。
「可愛いよ、シャティー。もっと乱れて見せて」
「ノー、ランド様、ダメ!あっ!」
密壺が締まり出した。
そろそろ限界が近いようだ。
「イキそうなんだね。いいよ、さぁイッて」
密壺内の彼女の弱い部分を少し強めに擦り、蕾に軽く歯を立てた。
「あーーー!」
彼女の体が痙攣した。
「上手にイケた様だね。いい子だ」
はぁ、はぁと荒く息をする彼女の頬にキスをした。
絶頂の余韻で、意識が朦朧としているのだろう。瞳の焦点があっていない。
ぐったりとする彼女の両足を掴み、己の剛直を彼女のか弱い密壺に押し当てた。
ゆっくりとこじ開けて行くと
「「いっ、痛い!やめて!」」
突然、シャティーの声がダブって聞こえた。
「「裂けちゃう!やめて!」」
彼女の懇願を振り切り、ゆっくりと己を奥に押し込んでいく。
「アァァァァァ!!…」
突然、彼女が大絶叫をしたとおもったら、糸が切れたように動かなくなってしまった。
「シャ、シャティー?」
彼女の顔を覗き込むと、シャティーではない別の女が、口から泡を吹き白目を向いて動かなくなっていた。
「!!」
×××
「!!」
ベッドから飛び起きた。
そこは夫婦の寝室で、俺の隣にはシャティーの姿があった。
もちろん俺達は寝巻きを着ている。
シャティーを起こさないように、鼻の近くに手を当て、彼女の呼吸を確認した。
ちゃんと息をしている。
「ふぅ~…」
酷い夢だった。
眠気が覚めてしまったので、俺はベッドから降りて、隣の私室に移動した。
机に置いておいた水差しを、そのままあおる。
シャティーと結婚して3ヶ月がたったが、俺達は最後まで行為を続けられたことがない…。
原因は俺にある。
シャティーが隣国に俺を捨てて旅立った後、仕事の鬼となっていた俺をリックベルト殿下が心配して、娼館に連れ出した事があった。
今までシャティー一筋で生きてきたので、娼館など初めて行った。
「閨でマゴマゴする男は女に嫌われるぞ。なに、挿入することが閨の全てではない。女を喜ばせることも、男の甲斐性だ」
自棄だった。
挿入はしなくても、ヌイてもらえば、少しは気分が晴れるような気がして、殿下に勧められるまま娼婦と部屋で二人っきりになった。
殿下オススメの娼婦は凄かった。
テクニックとか、そういう事はもちろんあるが、まるで閨の教師だった。
女の感じる所やどのように触れば良いのかなど、細かくレクチャーしてくれた。
挿入はしなかったが、閨は奥深いと感じた日だった。
それから何度か殿下に連れられて、その娼館に足を運んだ。
相変わらず挿入はしないが、女達の乱れる姿を誰かと重ねていた。
そんなある日、小柄な娼婦を相手にする事があった。
髪色や瞳の色も全然違うし、彼女の面影はないのに、いつになく落ち着かなかった。
そして、いつもはやらないミスを犯してしまた。娼婦が寄越した酒を飲んでしまったのだ。
初めて娼館に来たときに相手をしてくれた娼婦から、注意を受けていた。娼婦は素敵な殿方に身請けされるのを望んでいる。目的の為なら薬を盛る事もあるから、差し出された飲み物は注意が必要だと…。
案の定、酒の中に媚薬でも入っていたのだろう。体から抑えきれない熱が沸き上がり、目の前の女がシャティーに見えてしまった。
あとは、歯止めが効かなくなって、本能のまま女を襲っていた。
「裂ける!やめて!」
「痛い、もっとゆっくりして!」
「しっ、死んじゃう!」
女はそんな事を言っていたようだが、俺の勢いは止まらなかった。
正気を取り戻したのは、数人の男に取り押さえられて、頭から水をぶっかけられた後だった。
女は泡を吹き、白目を向いて動かなくなっていた。
後から聞いたが、俺が飲まされたのは娼婦の調教用に使う一番強い媚薬だったそうだ。しかも、適量の三倍だったとは驚きだ。
普通であれば、盛られた俺は廃人になっていてもおかしくなかったらしい。
また、女の持ち出した媚薬は持ち出し禁止の物だったそうで、娼館の規定違反を犯した女は処罰されたと聞いたが、どうなったかは誰も教えてくれなかった。
そんな事件があったので、それ以降は娼館に行くことはなかった。しかし、俺の中でその事件は大きな影を落とした。
もしも理性を失くして彼女を組敷けば、俺は彼女を殺してしまうのではないか…。
彼女との体格差は約40センチもある。あの華奢な体をこの剛直で引き裂いてしまうのではないかと不安に思うと、どうしても最後まで行為を続けられなかった。
彼女の中まで己で満たしたい気持ちと、彼女を大切にしたい気持ちがせめぎ合う。
あぁ、もどかしい!!
「んっ…の、ランド…さまぁ」
甘い彼女の唇からゆっくりと口を離す。銀色の糸が二人を繋いでいる光景は淫らで美しい。
ベッドの上。彼女の艶かしい声を聞くと、自分を抑えられなくなる。
部屋のあちこちに飾ったバラの香りと、彼女の肌がら漂う石鹸の匂いが、俺の理性を焼き切りそうになる。
「シャティー、綺麗だよ」
月明かりに照らされる彼女の裸体は、まるで天女の如く美しい。
うっすらと頬を赤く染めるその顔は、男の欲情を刺激する。
そそる…。
柔らかい乳房をすくい上げ、華奢な体に似つかわしくない大振りの果実を、自分の好きな形に揉みし抱く。
吸い付くような肌が堪らない。
「あんっ!恥ずかしい…」
ほんのりと汗ばむ肌に舌を這わせると、柔らかな桃にかじりつきたい衝動にかられる。
かじりたい。
でももっとこの舌触りを堪能したい。
「ひっ、あっ!くすぐったい…です」
膨らみの先端にピンと立つ頂を舌で軽くつつく。
「ひゃん!」
可愛い声だ。
先端の周りを舌でなぞるように舐めると、無意識に胸を押し付けてくる仕草が堪らない。
先端を口に含み、舌で優しく転がす。まるで甘いあめ玉のようだ。
反対の先端を指の腹で、触れるか触れないかの強さで擦ると、固くなるのが嬉しい。
「感じているんだね」
「わか…らない」
軽く歯をたてる。
「ひゃん!」
可愛い。可愛すぎる!
舌で優しく愛撫しつつ、時折歯をたてる。その度に可愛い反応をするから堪らない。
彼女が足を擦るしぐさをした。
「物足りなくなってきた?」
「ちがっ…」
下半身の茂みにそっと手を這わせる。
くちゅ。
「さっ、触らないで…」
恥ずかしがる顔が可愛い。
「濡れてるね」
「…言わないで」
茂みに隠れる蕾を軽く触る。
「んっ!」
「可愛い」
喘ぐ唇を己の口で塞ぎ、逃げ惑う舌を絡めとり、歯列をなぞれば、瞳を蕩けさせる。
夢中に成りすぎると、彼女の息さえも飲み干しそうになってしまう。
「はぁ、はぁ、苦し…い」
彼女の狭い密壺に指を入れる。
まずは一本。
「んぁ!」
「大丈夫。ゆっくりほぐすから安心して」
親指で蕾を刺激しながら、密壺を掻き回す。第二関節を曲げると当たる場所を擦る。
「ひぁ!だっ、ダメ」
「気持ち良いんだね」
「あぁ、わから、ない」
恥ずかしさからか、彼女が両手で顔を隠し、声を抑えようとする。
そんな事をされると、もっと喘がせたくなってくる。
指を二本に増やし、蕾を舌で刺激する。
「きゃ!だっ、ダメです!そこ、汚い!んっ!」
舐め上げたり、吸ったりする度に、彼女の体が小刻み震えるのが堪らない。
「可愛いよ、シャティー。もっと乱れて見せて」
「ノー、ランド様、ダメ!あっ!」
密壺が締まり出した。
そろそろ限界が近いようだ。
「イキそうなんだね。いいよ、さぁイッて」
密壺内の彼女の弱い部分を少し強めに擦り、蕾に軽く歯を立てた。
「あーーー!」
彼女の体が痙攣した。
「上手にイケた様だね。いい子だ」
はぁ、はぁと荒く息をする彼女の頬にキスをした。
絶頂の余韻で、意識が朦朧としているのだろう。瞳の焦点があっていない。
ぐったりとする彼女の両足を掴み、己の剛直を彼女のか弱い密壺に押し当てた。
ゆっくりとこじ開けて行くと
「「いっ、痛い!やめて!」」
突然、シャティーの声がダブって聞こえた。
「「裂けちゃう!やめて!」」
彼女の懇願を振り切り、ゆっくりと己を奥に押し込んでいく。
「アァァァァァ!!…」
突然、彼女が大絶叫をしたとおもったら、糸が切れたように動かなくなってしまった。
「シャ、シャティー?」
彼女の顔を覗き込むと、シャティーではない別の女が、口から泡を吹き白目を向いて動かなくなっていた。
「!!」
×××
「!!」
ベッドから飛び起きた。
そこは夫婦の寝室で、俺の隣にはシャティーの姿があった。
もちろん俺達は寝巻きを着ている。
シャティーを起こさないように、鼻の近くに手を当て、彼女の呼吸を確認した。
ちゃんと息をしている。
「ふぅ~…」
酷い夢だった。
眠気が覚めてしまったので、俺はベッドから降りて、隣の私室に移動した。
机に置いておいた水差しを、そのままあおる。
シャティーと結婚して3ヶ月がたったが、俺達は最後まで行為を続けられたことがない…。
原因は俺にある。
シャティーが隣国に俺を捨てて旅立った後、仕事の鬼となっていた俺をリックベルト殿下が心配して、娼館に連れ出した事があった。
今までシャティー一筋で生きてきたので、娼館など初めて行った。
「閨でマゴマゴする男は女に嫌われるぞ。なに、挿入することが閨の全てではない。女を喜ばせることも、男の甲斐性だ」
自棄だった。
挿入はしなくても、ヌイてもらえば、少しは気分が晴れるような気がして、殿下に勧められるまま娼婦と部屋で二人っきりになった。
殿下オススメの娼婦は凄かった。
テクニックとか、そういう事はもちろんあるが、まるで閨の教師だった。
女の感じる所やどのように触れば良いのかなど、細かくレクチャーしてくれた。
挿入はしなかったが、閨は奥深いと感じた日だった。
それから何度か殿下に連れられて、その娼館に足を運んだ。
相変わらず挿入はしないが、女達の乱れる姿を誰かと重ねていた。
そんなある日、小柄な娼婦を相手にする事があった。
髪色や瞳の色も全然違うし、彼女の面影はないのに、いつになく落ち着かなかった。
そして、いつもはやらないミスを犯してしまた。娼婦が寄越した酒を飲んでしまったのだ。
初めて娼館に来たときに相手をしてくれた娼婦から、注意を受けていた。娼婦は素敵な殿方に身請けされるのを望んでいる。目的の為なら薬を盛る事もあるから、差し出された飲み物は注意が必要だと…。
案の定、酒の中に媚薬でも入っていたのだろう。体から抑えきれない熱が沸き上がり、目の前の女がシャティーに見えてしまった。
あとは、歯止めが効かなくなって、本能のまま女を襲っていた。
「裂ける!やめて!」
「痛い、もっとゆっくりして!」
「しっ、死んじゃう!」
女はそんな事を言っていたようだが、俺の勢いは止まらなかった。
正気を取り戻したのは、数人の男に取り押さえられて、頭から水をぶっかけられた後だった。
女は泡を吹き、白目を向いて動かなくなっていた。
後から聞いたが、俺が飲まされたのは娼婦の調教用に使う一番強い媚薬だったそうだ。しかも、適量の三倍だったとは驚きだ。
普通であれば、盛られた俺は廃人になっていてもおかしくなかったらしい。
また、女の持ち出した媚薬は持ち出し禁止の物だったそうで、娼館の規定違反を犯した女は処罰されたと聞いたが、どうなったかは誰も教えてくれなかった。
そんな事件があったので、それ以降は娼館に行くことはなかった。しかし、俺の中でその事件は大きな影を落とした。
もしも理性を失くして彼女を組敷けば、俺は彼女を殺してしまうのではないか…。
彼女との体格差は約40センチもある。あの華奢な体をこの剛直で引き裂いてしまうのではないかと不安に思うと、どうしても最後まで行為を続けられなかった。
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