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6◆凛太郎視点
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その後、俺はどうにか去勢を回避できた。
説得にかなり苦労したけど、なんとか男としての命を守れたよ。
良かったな!俺の息子!
さて、俺は今場所を移動して応接室にいる。
もう少ししたらラージュも来るだろう。
「待たせたな」
高貴な騎士っぽい服を着たラージュがポニーテールを優雅に揺らしながらやってきた。
俺は、ポニーテールが似合う男を初めてみた。
今まではストレート派だったけど、ポニーテール派に移籍しようかな?
「………そんなにみるな変態」
「ポニーテール可愛いなって思って」
「なっ!?き、貴様やはり去勢するぞ!!」
「邪なことまでは考えてないよ!?可愛いって思っただけだよ!!」
ラージュは、真っ赤になってソファーの後ろに隠れて頭を半分出した状態で俺にいろいろ言っているが………その行動めちゃくちゃ可愛いからな?
ラージュはきっと、自分が魅力的なことにちょっと自覚が足りないのかもしれない。
「ラージュって結婚してるの?」
「なんだ突然。結婚などには興味ないな。私はお一人様人生を満喫するのだから!」
お一人様………。
そんな……ラージュはまさか………。
「ラージュ……そんなに若いのに、もう枯れているのか………」
なんてことだ。
まだまだこれからって年齢だろうに………。
俺の言葉に対して、目をグワッと見開いたラージュがソファーの後ろで立ち上がった。
「なんだその憐れみの眼差しは!?枯れてなどおらんわ!!」
「性欲ないんだろ?無理するな」
「性欲ぐらいあるわ!私をナメるでない!!」
良かった!
枯れていないらしくて、俺はなんだか安心したよ。
まぁ、もしも枯れていたとしても俺はラージュを抱きたいけどな。
説得にかなり苦労したけど、なんとか男としての命を守れたよ。
良かったな!俺の息子!
さて、俺は今場所を移動して応接室にいる。
もう少ししたらラージュも来るだろう。
「待たせたな」
高貴な騎士っぽい服を着たラージュがポニーテールを優雅に揺らしながらやってきた。
俺は、ポニーテールが似合う男を初めてみた。
今まではストレート派だったけど、ポニーテール派に移籍しようかな?
「………そんなにみるな変態」
「ポニーテール可愛いなって思って」
「なっ!?き、貴様やはり去勢するぞ!!」
「邪なことまでは考えてないよ!?可愛いって思っただけだよ!!」
ラージュは、真っ赤になってソファーの後ろに隠れて頭を半分出した状態で俺にいろいろ言っているが………その行動めちゃくちゃ可愛いからな?
ラージュはきっと、自分が魅力的なことにちょっと自覚が足りないのかもしれない。
「ラージュって結婚してるの?」
「なんだ突然。結婚などには興味ないな。私はお一人様人生を満喫するのだから!」
お一人様………。
そんな……ラージュはまさか………。
「ラージュ……そんなに若いのに、もう枯れているのか………」
なんてことだ。
まだまだこれからって年齢だろうに………。
俺の言葉に対して、目をグワッと見開いたラージュがソファーの後ろで立ち上がった。
「なんだその憐れみの眼差しは!?枯れてなどおらんわ!!」
「性欲ないんだろ?無理するな」
「性欲ぐらいあるわ!私をナメるでない!!」
良かった!
枯れていないらしくて、俺はなんだか安心したよ。
まぁ、もしも枯れていたとしても俺はラージュを抱きたいけどな。
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