魔王と変態村人とパンケーキ

ミクリ21

文字の大きさ
2 / 10

2◆ルート視点

しおりを挟む
僕はルート。

ただの村人ルートだよ。

僕はありふれた地味な茶髪に緑の瞳で、身体も精々細マッチョぐらいで身長は平均。

好きな食べ物は甘い物。



僕はその日、たまにはゆっくりパンケーキが食べたいと思ってパンケーキを焼いた。

机にパンケーキの乗った皿を置き、ナイフとフォークを持っていただきます!

………と、食べるはずだった。

僕のパンケーキは子犬サイズの狼に横取りされてしまって、狼がパンケーキを美味しそうにムシャムシャ食べていて可愛かったよ。

パンケーキを食べた狼はお腹が空いてるみたいだし、僕もお腹が空いてたからパンケーキを追加で焼いて僕と狼は一緒に食べる。

一人で食べるより、美味しいかもしれないと感じたよ。



「狼君、もう帰るの?」

「ガゥ!」

狼は、満足したら帰ってしまった。

………せっかくだから、もふらせてほしかったなぁ。

それにしても、アイスサファイアの瞳に銀の毛並み………まるで魔王みたいだ。

強く美しい魔王ロベルト。

僕の密かな初恋の人。

僕は彼を想うと………全裸でエクササイズしてしまう。

うっ……エクササイズいっぱいしても、僕はいつまで経っても細マッチョ止まりだよ!ふぇぇん!

筋肉つきにくいのかな………。諦めないけど。

諦めたら試合は終了だって言うでしょ?



夜。

さぁ寝ようと思っていると、一羽の美しい鳥が僕の部屋の窓を嘴で叩く。

アイスサファイアの瞳に、銀の羽の美しい鳥………狼と同じ色彩に僕は驚いた。

鳥は、何やら小さな小包を持っている。

それを僕に差し出して、鳥は帰ってしまった。

小包には、お金が入っていた………!?

「ふぁ!?」

鳥君……鳥の種類はわからないから鳥君、プレゼントにお金はないよ。

そこそこいい物が買えるぐらいの額だけど、はっきり言って困るよ!

鳥君、カムバーーーック!!

………ひとまず、引き出しの奥の奥にお金は隠した。



それにしても………アイスサファイアの瞳に銀の毛並みや羽。

まさか………あれは魔王ロベルト?

魔族は動物の姿に化けられる人達もいるらしいけど、化けられるのはそれぞれ一種類。

しかし、魔王は様々な動物の姿に化けられる。

化けた動物は、色彩が元の色と同じになるんだ。

………ロベルトがあの狼だったのなら、ロベルトが食べた皿を大切に飾ろう。

洗ってしまったから、記念にしかならないけど………。

ロベルトだと決まったわけではないけど、ほぼ間違いないと思う。

ロベルトは魔王だから、あんな額のお金をポンと出せる可能性はある。

お金の利用は計画的にって、知らないのかな?



よし!

明日、ロベルトにお金を返す名目で会いに行こう!

生ロベルトをみられるなら、もしそのまま焼き人間になっても後悔はない。

炙り人間になっても、漬け人間になっても、煮込み人間になっても後悔しない!

ロベルトになら、美味しく食べられたいな!

………性的にもウェルカムだよ。(ポッ!)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている

迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。 読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)  魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。  ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。  それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。  それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。  勘弁してほしい。  僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。

【連載版あり】「頭をなでてほしい」と、部下に要求された騎士団長の苦悩

ゆらり
BL
「頭をなでてほしい」と、人外レベルに強い無表情な新人騎士に要求されて、断り切れずに頭を撫で回したあげくに、深淵にはまり込んでしまう騎士団長のお話。リハビリ自家発電小説。一話完結です。 ※加筆修正が加えられています。投稿初日とは誤差があります。ご了承ください。

双子の神様(弟)は大天使に愛される

ユーリ
BL
「さあ、祈りましょう」 双子の神様(弟)であるリリィは困っていた。兄が長期不在のため、代わりにと置いていったのが大天使のルークである。リリィにとっての特別な存在である神官になりたいと言われてーー「お前は綺麗だ。お前は美しい」世話焼き大天使×自分に自信のない泣き虫美少年神様「僕は美しくなんてない。だって僕は…」

どうせ全部、知ってるくせに。

楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】 親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。 飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。 ※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。

ヴァレンツィア家だけ、形勢が逆転している

狼蝶
BL
美醜逆転世界で”悪食伯爵”と呼ばれる男の話。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

ブラコンネガティブ弟とポジティブ(?)兄

むすめっすめ
BL
「だーかーらっ!皆お前に魅力があるから周りにいるんだろーがっ!」 兄、四宮陽太はブサイク 「でも!それって本当の僕じゃないし!やっぱみんなこんな僕みたら引いちゃうよねぇ〜 !?」 で弟、四宮日向はイケメン 「やっぱり受け入れてくれるのは兄さんしかいないよぉー!!」 弟は涙目になりながら俺に抱きついてくる。 「いや、泣きたいの俺だから!!」 弟はドのつくブラコンネガティブ野郎だ。 ーーーーーーーーーー 兄弟のコンプレックスの話。 今後どうなるか分からないので一応Rつけてます。 1話そんな生々しく無いですが流血表現ありです(※)

見ぃつけた。

茉莉花 香乃
BL
小学生の時、意地悪されて転校した。高校一年生の途中までは穏やかな生活だったのに、全寮制の学校に転入しなければならなくなった。そこで、出会ったのは… 他サイトにも公開しています

処理中です...