魔王と変態村人とパンケーキ

ミクリ21

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3◆ロベルト視点

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あの村の青年に、お礼のつもりでお金を渡した。

また甘味を食べさせてもらうための賄賂でもある。

あぁ……久しぶりのパンケーキは最高だった。

やはり甘味こそが至高!

きっと青年は、また私に甘味を食べさせてくれるはずだ。

あぁ、楽しみだな!



なんて昨夜は思っていた。

「魔王様、村人が魔王様に会いたいと来ているのですが、殺しましょうか?」

「止めろ!?殺すな!連れてこい」

まったく、すぐに殺したがるのは魔族の残念な性だな。

私にもその性はあるが、その村人はもしかしたらあの青年かもしれない。

違ったら………用件次第で魔物の餌だ。

そして、連れてこられたのはやはりあの青年だった。

「青年、何用で来た?」

「魔王ロベルト様、僕はルートです。お金を返しに来ました!」

………。

何故私だとバレた!?

あ、もしや色か?

狼も鳥も私と同じ色彩だった。

それは仕方ないことなんだが、それでバレたのだろうか………。

「お金とは何のことだ?」

とりあえず、惚けてみよう。

「昨日鳥の姿で小包をくれましたよね。あのパンケーキ食べた狼もロベルト様ですよね。あ、手土産にマドレーヌあるんですけど、よかったら食べてください!」

「マドレーヌ!!」

あああ!

困った……実に困った。

肯定したらマドレーヌが食べられるぞ!

しかし、周りには宰相や護衛なんかがいる。

恥ずかしいが………マドレーヌが食べたい!

「バレていたか。そうだ私だ。認めるからマドレーヌを寄越せ」

「はい、どうぞ♡あと、お金もどうぞ」

マドレーヌ♡マドレーヌ♡

私は、マドレーヌに夢中でお金を返されたことに気付くのが遅れてしまった。

マドレーヌ美味しい!!

甘味の美味しい幸せに溺れてしまう!

「喜んでもらえてなによりです」

「ハッ!」

気付くと、ルートはニコニコしているがそれ以外の奴等が硬直している。

甘味を幸せそうに食べる私………皆にとってあり得ない光景。

「あぁ……ロベルトは本当に素敵だ。あああ……もう我慢できない!」

「え……えぇっ!?」

何か独り言を言ったと思ったら、ルートはいきなり全裸になってエクササイズを始めた。

な…何故だ!?

エクササイズ……なんとかブートキャンプとかいうやつを激しくしている。

パンツまで脱いでいるから、激しく揺れている………。

私は、私達は、何をみせられているのかしばらく呆然としていた。

そして、ルートは満足したのかエクササイズをやめて服を着る。

「ロベルト様のことを思うと、つい全裸でエクササイズしてしまうんです」

「そ…そうか………」

つまり……脱ぎ癖があるんだな。

そう私は解釈した。
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