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5◆アルフレッド視点
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玉座の前には、私の愚息テイガーが騎士に押さえつけられている。
アルフレッド「テイガー、お前は取り返しのつかない過ちを犯してしまった。私はお前を許してやることはできない」
テイガー一人を悪いと言うつもりはない。
悪の根源はシンシアという、詐欺師だ。
だが、詐欺師の言葉を鵜呑みにしたテイガーは無実にはならない。
アルフレッド「テイガー、何故お前が王太子であったか…忘れたのか?エドワードを娶れと言ったはずだ」
王太子は、テイガーでなくても良かったのだ。
たまたまテイガーがエドワードと同い年だったに過ぎん。
アルフレッド「エドワードはな、まさに金を産む鶏だったのだ。エドワードの利用価値は無限大であった。逆に、他国に奪われたら不利益にもなる上に最大の脅威にすらなる…だが、もう手遅れだ」
私はエドワードのステータスを知っているが、正確には知らないとも言える。
何故なら、エドワードのステータスは初期の段階だったからだ。
あの時の内容は、今でも覚えている。
利用するつもりだったからな。
アルフレッド「テイガー、せめてもの情けだ。お前を、今この場で処刑する。お前は国に大損害をもたらした大罪人だ。本来なら奴隷落ちになるどころを処刑で済ますのだ。恨むなら自分自身とシンシアを恨め」
猿ぐつわによって何も言えないまま、テイガーは私にすがるように助けを求める視線を送るが、王としてお前を助けてはやれない。
騎士の振り上げた剣が首を斬り落とし、愚息だったモノは物言わぬ骸に成り果てた。
アルフレッド「テイガー、お前は取り返しのつかない過ちを犯してしまった。私はお前を許してやることはできない」
テイガー一人を悪いと言うつもりはない。
悪の根源はシンシアという、詐欺師だ。
だが、詐欺師の言葉を鵜呑みにしたテイガーは無実にはならない。
アルフレッド「テイガー、何故お前が王太子であったか…忘れたのか?エドワードを娶れと言ったはずだ」
王太子は、テイガーでなくても良かったのだ。
たまたまテイガーがエドワードと同い年だったに過ぎん。
アルフレッド「エドワードはな、まさに金を産む鶏だったのだ。エドワードの利用価値は無限大であった。逆に、他国に奪われたら不利益にもなる上に最大の脅威にすらなる…だが、もう手遅れだ」
私はエドワードのステータスを知っているが、正確には知らないとも言える。
何故なら、エドワードのステータスは初期の段階だったからだ。
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利用するつもりだったからな。
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猿ぐつわによって何も言えないまま、テイガーは私にすがるように助けを求める視線を送るが、王としてお前を助けてはやれない。
騎士の振り上げた剣が首を斬り落とし、愚息だったモノは物言わぬ骸に成り果てた。
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