花冠を君に〜溺愛させてよ！〜

頑張れ変態！強く生きてね魔王！

ここは魔界の、誰もが恐れる魔王様のお城です。

そして、今いる場所はその魔王様のお部屋です。

そこにいる魔王タナトス様は、変態に熱烈な愛を語られて、精神をゴリゴリ削られています。

「タナトス、愛している！僕の嫁になってくれ！僕に尽くさせてよ！ 僕はタナトスを溺愛したいんだ！溺愛させてよ！」

タナトスはこの変態を、どうしたものかと頭を悩ませます。

変態の名前はサンタ。

クリスマスに子供達にプレゼントを配る、あのサンタさんじゃないですよ！

タナトスもサンタも、まだまだ若いピッチピチの23歳成人男性です！

さて、サンタはタナトスのことが大好きなので、 口説いているわけです。

しかし、サンタは幸運のパンツだと言ってタナトスのパンツをくすねて頭に装備しています。

そして、フルチンです。

サンタは、フルチンで更に全裸なのです。

股の間で股間が……タマがプルンプルンしています！

「君のために作った花冠を、君につけてほしいんだ～！」

魔界では求愛の時、花冠をプレゼントする決まりがあります。

相手のイメージに合わせた花冠を作り、相手に自分の気持ちを伝えるのです。

それがこの魔界の、求愛行為なのです！

「そんな無垢な白い花は、俺には似合わない」

純粋を意味するその花は、とても美しい白い花で、タナトスをイメージして作った大切な花冠です。

サンタは股の間のタマをプルンプルンしながら、求愛しています。

実はタナトスがこの求愛行為を拒否したい理由は、サンタのその全裸と頭のパンツです。

せめて普通に、求愛行為してくれたなら拒否しないのに………！

タナトスはそう思っています。

「溺愛して、デロデロに甘やかして、可愛がりたいんだよ～～～！！」

例えるなら、動物園の肉食獣がガオォッ！と鳴いた瞬間みたいにサンタは叫びました。

股の間でタマが、激しくプルンプルン揺れています！

プルンプルン！

思いっきりプルンプルン！！

「止めろ！プルンプルンするな！見苦しいから止めろ！？」

タナトスは必死にサンタを止めます。

「じゃあ、僕の嫁になってよ！大切にするから！なんなら、僕のタマを賭けるから！」

その必死さに、タナトスはドン引きです。

しかし、タナトスはもう疲れたので………折れることにしました。

「わかった。その求愛を受けよう」

これぞまさに、粘ったもん勝ちというやつです！

花冠を受けとったタナトスは、自身の頭に装備するのでした。



その後。

タナトスはサンタにデロデロに愛され、サンタの溺愛に完全に溺れました。



めでたしめでたし！