テイマーになってモフモフ天国を我が手に!……なのに、どうしてこうなった!?

ミクリ21

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72◆チェルシー視点

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僕はどうやら、少しだけ意識がなかったらしいです。

皆にすごく心配されました。

「心配をかけてすみません。もう大丈夫ですよ」

僕は皆に微笑みました。



僕は、地面に転がっている人形に近寄ります。

「おい!その人形は危険だ!さっきチェルシーを食べたんだぞ!?」

ロワクレスが僕の腕を掴んで、僕の足を止めます。

けれど、僕は確かめたいことがあったのでロワクレスの手を握りました。

「ロワクレス、大丈夫ですから………」

「でもっ!」

「大丈夫ですよ」

僕はロワクレスの手をそっと外します。

そして、僕はその人形を抱き起こしました。

「………ルミナス?」

ビクッ!!

人形は瞳を開いて、僕をみつめました。

「貴方の名前ですよね」

「………うん。ルミナス……僕の……名前………」

………やはり、そうなんですね。

「僕は、あの少女を知っています。少女の名前は………ターニャですね?」

「ターニャ……ターニャ……?………ターニャ!!」

人形はさっきまで虚ろな瞳だったのを見開いて、いきなり僕を力任せに押し倒しました。

「僕の……僕のターニャ!……そうだ!僕の欲しいのは人間じゃない!彼女だ!ターニャ!ターニャ!僕のターニャはどこにいる!?」

「ぐ…うぅ……っ!」

首が絞まり、息が…息が………!!

「やめろ!チェルシー様に何をする!!」

ギルバートが人形……ルミナスに体当たりをして、なんとか助かりました!

ルミナスはぎこちなく立ち上がり、周りをみてまた僕に視線を合わせます。

「どこだ!ターニャはどこにいる!答えろ!」

「………僕が出会った彼女は、幽霊でした」

「幽霊………?じゃあ……彼女は、僕の愛しい人は………」

ガクリと膝をつき、悲しみに暮れているルミナス。

「………幽霊でもいい。ターニャに会いたい。お願いします。ターニャに会わせてください………」

ルミナスは、土下座をして僕に頼みました。



僕がみた夢か現実かわからないあの世界にいたのは、目の前にいる人形のルミナス。

そして、以前に出会った幽霊少女のターニャでした。
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