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8◆ミカエル視点
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「ジル、ありがとう」
「お兄ちゃん、僕……早く回復魔法使えるように勉強頑張るからね」
魔法を使うには向き不向きがあるから、真面目に勉強をしていても必ず習得できるとは限らない。
だけど、ジルは俺のために習得しようと勉強を頑張っているんだ。
「回復薬でも、ジルに手当てしてもらえたら普通以上に治りが早いんだよ。いつもジルには感謝しているんだ」
手当てされたことにより、さっきまでの激痛が少しマシになった。
ジルの手当ては、まるで天使の奇跡みたいだ。
とても丁寧に手当てしてくれて、すぐに痛みが引くんだ。
ジルの愛を感じるなぁ!
母さんと父さんの話では、ジルは磨けば光る原石なんだそうだ。
………ただし、暗殺者としてだが。
俺は剣士向きだが、ジルは暗殺向きだと二人は言っていた。
実際にジルの殺意はとても鋭く、将来は立派な暗殺者になれるだろうと言われている。
けれど、暗殺者になるかどうかはジル次第だ。
ジルが望めばその訓練が行われるが、ジルが望まなければそんな訓練はしない。
なりたいものになっていいんだ。
俺が騎士を目指すように、なりたいと思う職業を選べばいい。
ジルの未来はジルのモノだから。
だけど、できることならずっと俺と一緒にいられる職業を選んでほしい。
なんなら、俺がずっと養うから俺の奥さんになってくれないかな!
むしろ、その方がいいんじゃないだろうか!?
俺の帰りをジルが家で待ってくれている………そんな未来は素晴らしいと思う!!
『お兄ちゃん!お帰りなさい♡ ご飯にする?お風呂にする?それとも………ぼ・く?♡』
あぁ……天国かな………♡
俺はそんな未来を想像しながら、鼻血をダラダラ垂らしている。
そして、ジルが俺の鼻をせっせと手当てしているのだった。
「お兄ちゃん、僕……早く回復魔法使えるように勉強頑張るからね」
魔法を使うには向き不向きがあるから、真面目に勉強をしていても必ず習得できるとは限らない。
だけど、ジルは俺のために習得しようと勉強を頑張っているんだ。
「回復薬でも、ジルに手当てしてもらえたら普通以上に治りが早いんだよ。いつもジルには感謝しているんだ」
手当てされたことにより、さっきまでの激痛が少しマシになった。
ジルの手当ては、まるで天使の奇跡みたいだ。
とても丁寧に手当てしてくれて、すぐに痛みが引くんだ。
ジルの愛を感じるなぁ!
母さんと父さんの話では、ジルは磨けば光る原石なんだそうだ。
………ただし、暗殺者としてだが。
俺は剣士向きだが、ジルは暗殺向きだと二人は言っていた。
実際にジルの殺意はとても鋭く、将来は立派な暗殺者になれるだろうと言われている。
けれど、暗殺者になるかどうかはジル次第だ。
ジルが望めばその訓練が行われるが、ジルが望まなければそんな訓練はしない。
なりたいものになっていいんだ。
俺が騎士を目指すように、なりたいと思う職業を選べばいい。
ジルの未来はジルのモノだから。
だけど、できることならずっと俺と一緒にいられる職業を選んでほしい。
なんなら、俺がずっと養うから俺の奥さんになってくれないかな!
むしろ、その方がいいんじゃないだろうか!?
俺の帰りをジルが家で待ってくれている………そんな未来は素晴らしいと思う!!
『お兄ちゃん!お帰りなさい♡ ご飯にする?お風呂にする?それとも………ぼ・く?♡』
あぁ……天国かな………♡
俺はそんな未来を想像しながら、鼻血をダラダラ垂らしている。
そして、ジルが俺の鼻をせっせと手当てしているのだった。
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