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しおりを挟む茉莉花が握るバイブは小型のもので、電池で数パターンの動きと強さが選べる製品だった。
「俺のち◯ぽとどっちが大きい?」
「空くんの方が大きい…」
モノの良さは大きさでは決まらないがある程度の指標にはなるものだ。
茉莉花はきっと俺のより大きいものに慣れてしまうと俺とのセックスが物足りなくなることを懸念したのだろう。
まぁ茉莉花は精神的な繋がりの方を重要視しそうだから不満でも頑張って喘いでくれそうだが…小さめのものを選ぶその気遣いが優しくて助かる。
「当てて、自分で出来るか?」
「でき、る……んッ…」
「うは…ズボズボ入ってんな、茉莉花」
「近くで見ないでよぅ…」
「スイッチ入れる?それとも抜き差しの方が好き?」
遊び然とした俺を可愛い怒り顔で牽制した茉莉花は、
「いちばん弱いの、それでちょっとつんつんするのが好きなの」
と素直に教えてくれた。
「そう、これかな?」
「あッ♡」
震動音が肉に吸い込まれて中から響いて返ってくる感じ、茉莉花は脚を閉じてもじもじと腰を畝らせる。
「茉莉花、ち◯ぽが入ってるなぁ」
「違うもんッ…おもちゃ、らもん……は…」
「そうだな、ち◯ぽだと浮気になるもんな、かぁわいいな…茉莉花、すげぇ可愛い」
「あム」
体育座りの茉莉花の背中を支えて唇を塞いで、おもちゃの出し入れを手伝えば彼女の足先がバタバタとシーツを叩く。
「濡れ過ぎ、エッチだな」
「ひン…らって、きもちい…空くん、空くんッ…」
「奥が良いの?」
「んーん、入り口の方、」
「ここな、Gスポット」
「ふあッ♡」
「ここまで感じちゃって俺のより気持ち良いんじゃないの」、そう耳元で囁けば食いしばった口が「馬鹿ぁ」と綻んだ。
「空くんをッ、想像してるのッ」
「ん、なら早く終わらせて俺とシような」
「んッ…空くん、空くんッ♡」
飢えた猛獣みたいな茉莉花は俺の唇を吸い込んでかぶり付いて、狭い隙間に棒を出入りさせること3分もせずに昇天した。
気持ち良さと開放感の中にも羞恥心が見え隠れして、けれど抑えられない激情とエクスタシーを存分に声に載せて茉莉花は跳ねた。
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