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 その後、渋る茉莉花の腰を抱き、まずはランジェリーを見せてもらった。

「エッロ…こんなん何も隠れないじゃん。これで仕事してんの?」

「それはお休み用!普段使いのは脱衣所の引き出しに置いてる、」

「これも…うわ、乳首丸出しじゃん、もうブラの用を成してないじゃん」

「空くんが、こういうの興奮するかと思って買ったんだもん…」


 色とりどり、形もさまざまな茉莉花のランジェリーコレクションはクローゼットのスーツケースの中に収められていた。

 ここなら滅多に開けないし収納力は抜群だし、中身は軽いから移動させるのに手間も掛からない。

 茉莉花のお気に入りはギリシャの神様を思わせるホルターネックのベビードールで、透ける前提の薄布に細かい刺繍ししゅうが入りゴージャスな感じが美しかった。

 ちなみに今着ているセットは茉莉花が俺を悦ばせようと選んだものらしい。

 実際の好みを聞かれた俺は

「黒とか好き。茉莉花の白い肌に映えると思う」

と伝えておいた。

「…そうなんだ」

「茉莉花はふわふわした柔らかい色のが好きなんだろ?強制はしないよ」

「…してくれて、良いのに」

「そう?」

 俺とのセックスが足りなくて物欲しくて、茉莉花はさらに激しいプレイをご所望のようだ。

 ならば応えてあげようか。

 俺はスーツケースの貴重品入れを指して

「それ、出して」

と命令した。


「…やだ、」

「何で。それバイブだろ、ち◯ぽ型に膨らんでんじゃん」

「ち…そんなこと言わないれ…」

「ん?茉莉花はち◯ぽ好きだろ、なぁ、バイブで性欲解消するくらいち◯ぽ好きだろ?」


 腕を誘導してファスナーをちぃっと開けさせると、ポリ袋に入れられたピンク色の透明な張り型がお目見えする。

「空くんだから好きなんらもん…」

「うん、だから言ってみろよ、俺のち◯ぽが好きだ、って」

「そ、空くんの、ち、ちん…ちん、が、好き、れす…」

「上手だな、でもこれで遊んでるところも見たいから…おいで、茉莉花」

「ふえぇ」


 ベッドの中央に座らせてバイブとスキンをぽいと渡す。

 涙目の茉莉花は全てを悟ってぱくぱく口を動かした。

「まずはゴムな、丁寧に着けて」

「あの、」

「茉莉花の可愛いオナニー見たいなぁ」

「ふえ…」

 震える指でスキンの袋をぴっと破く、表と裏をよくよく確認して擬似男性器の先端へと置く。

 バイブを支える手も可憐で卑猥で良いもんだ。

 懸命にくるくるとスキンを拡げる表情もそそるものがある。

「今度、俺にも着けてな」

「それは下手かもしれない…」

「出来た?パンツは脱ごうか………そう、脚開いて」

「……恥ずかしい…」
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