30 / 46
5日目
30
しおりを挟む「あ、い、ッゔぁ♡ぁ…」
「交際4日目でエッチ、展開が早過ぎるかな、どやろ?」
「あッ…あ、ひ、う、」
「5日目で同伴出勤、な…車は別か、ん、脚、疲れたか?ん?泣きそ?」
V字に開かれた脚の膝は疲労で畳みかけ、スポットを抉ればガクガクと震え出して、見開いた瞳に涙が浮かぶ。
「それッ…なん?な…ヒぐ…ぞわぞわ、して…あ、」
「Gスポット、かな…?シューカちゃんはクンニでイったからな、弱いんかな、責めようなぁ、」
「ひ…やら、」
『♪~♪~』
「何べん鳴んねんな、シューカ!」
「ごめ、あふ…」
良きところで鳴っては気を削ぐアラーム、しかしこれが無ければうっかり仕事を忘れて情事に没頭してしまうかもしれない。
案外怠惰な彼女の脚を持ち上げて、踵が肩に乗るよう担ぎ決まった角度で突き上げると、不思議な感覚に秋花のその瞳孔が開いた。
「しん、た、ろぉ、さ、」
「なに、ぷるぷるして…ココがええの、な?」
「あの、分がんな、い、ぞわぞわ、ふあん、なッ、」
フリーフォールやジェットコースターの急降下で感じるヘソの奥がひゅうとなるあの感じ、男性は「たまヒュン」などと形容するらしいが生憎秋花には玉袋は付いてはいない。
「気持ち悪い?」
「ちが、う、きもち、い、けど、あはぁ♡…不安に、なる、感じッ…」
「ん、時間いっぱいまでな、やってみよ、俺見て、シューカ、」
「ひゥ…アっ…ッく、あ♡」
その後アラームは2回、空気を読まずに鳴ってはすぐに止められて、車崎はその間にずるずるになったスキンを1度履き替えた。
「ん、シューカ、感覚あるか?痛いか?」
「らいじょーぶ、れす、もぉ、しんどいれしょ、やめましょ、」
「やめへんよ、イけるなら…イかしてあげたい」
「じんだろぉ、ざん、手ぇ、握って、」
秋花は両手を伸ばして車崎を捕まえ、繋いだ腕で自身の脚が落ちないようガードしながらゆっさゆっさと身を任せる。
「シューカ、好きよ、」
「わたし、も、好き、れすぅ…」
「すき、好きよ」
「あいッ…しゅき、れしゅ、…ン」
快感で舌足らずになったのを恥じて唇を噛み込む、愛しいコアラのお口になった秋花に車崎は少し落ち着いていた勢いが最大にまで滾り、
「…シューカ♡ん♡」
とその先端でダメ押しのようにごりと抉ったとき…彼女は弓形に美しくしなって口を大きく開放した。
「…ッひ、あ、あ♡♡♡」
「ぉ、お?お、シューカ、あ♡」
「っや、らッ、しん、た、ろ♡ざ、あ、とめ、て、らめ、離、じで、死んじゃ、う、」
びくびく止まらない痙攣と膝の震え、セックスによる初めての極致感に秋花は怯えて、近所迷惑も顧みずに泣き喚く。
「死なへん、シューカ♡目標達成が早い、な、」
『♪~♪~』
「とめ、て、」
「うるせ、あと10分、どうせ二度寝もせぇへん、な、」
「らめ、え、イ、っちゃ、こわれ、ちゃ、」
「嬉し、シューカ、ん、ん、満足…ん、あ、ふー…」
8時50分に鳴り始めた小鳥のさえずりアラームはそのまま3分ほどBGMとして二人の情事を僅かに彩り…昨夜同様に車崎が膣外で達してストップボタンをタップするまで、ベッドの上で振動していた。
「あ、あ…つか、れた、」
「ん、仕事…行きたないな…元カレ越えたったわ、シューカ…初イキ…可愛かった…ごっつ良かったわ…ラブよ、愛の力よ、」
「大袈裟な…あふ…疲れた…あの、死ぬかと…思いました」
外出用のブラジャーをベッド下収納から探って着けながら、秋花は願いを聞き入れずに責め続けたことを糾弾する。
「え、ん、ごめん、イ、かせたいなぁて、あの、俺もイくまで止まれへんし、その、」
「息が止まるかと」
「そこまで⁉︎すまん、シューカ、ごめんな、い、以後気を付ける…ごめんやで…」
「死にそう」なんてそれこそ大袈裟な表現だったのに、すんなり信じてしまうなんて純な人…秋花は横目で項垂れる車崎を確認してニヤと笑った。
「ジョーダン…です、あの……気持ち良かったです…ふわふわ…変な感じで…天井に吸い込まれるみたいな、変な感じしましたよ」
「へ、ぇ、怖いな…あ、俺パンツあれへん…更衣室で着替えるかぁ…」
「2日くらい大丈夫とちゃいます?」
「いや、結構緊張で汗もかいたし…」
「洗えば良かったですね」
「うんー、シミュレーション不足や…メシしよ、何時に出る?」
事後のピロートークは時間が進むにつれて先輩後輩の世間話へ推移し、あと30分程で二人の甘い初夜が終わってしまうことにじわじわと焦りを感じてくる。
「夢みたいな日やったよ、シューカ」
「まだまだこれからですね…寂しいのは変わらへん」
「次の春まではおるからさ、また…デートもしたいしな、」
「はい…」
「私もミズモリで働きたいです」と勢いでも言えないのは先行きの不安があるから、まだ自分の技術では役に立てないと自信が足りないから。
そして何より車崎自身が「一緒に来てくれ」と言ってくれないから…結婚を前提と言うからには安定するまでは無いのだろう、彼の気遣いもよく分かる。
何を置いても一緒になりたいなんて綺麗事、仕事が入らなければ困窮するかもしれないし社長の孫の生活も掛かっているのだ。自分はまだ自分の仕事が大切…それを車崎は責めはしないし分かってくれている筈、それでも「私を雇ってください」と軽率に冗談でも言うことができない。
「始まったら忙しなるわ…それまでに…うん、デートもな、しときたい」
「はい、……なんや変なの、この前まではただの先輩やったのに…」
「うん、好きが溢れ出しそうや、ひゃはは、」
いつもより重たげな瞼の車崎は軽快に笑い、昨晩用意した菓子パンに齧り付いた。
各々準備をして朝食を摂って、秋花はリップを塗る前に車崎とキスをして…かたくハグをした。
「好きです、シンタローさん」
「ん、俺も好きやで、シューカ」
「しっかり仕事、していきましょう」
「おう、安全にな」
名残惜しいがもう頃合、二人はそれぞれ自分の車で出勤する。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
イケメンエリートは愛妻の下僕になりたがる(イケメンエリートシリーズ第四弾)
便葉
恋愛
国内有数の豪華複合オフィスビルの27階にある
IT関連会社“EARTHonCIRCLE”略して“EOC”
謎多き噂の飛び交う外資系一流企業
日本内外のイケメンエリートが
集まる男のみの会社
そのイケメンエリート軍団のキャップ的存在
唯一の既婚者、中山トオルの意外なお話
中山加恋(20歳)
二十歳でトオルの妻になる
何不自由ない新婚生活だが若さゆえ好奇心旺盛
中山トオル(32歳)
17歳の加恋に一目ぼれ
加恋の二十歳の誕生日に強引に結婚する
加恋を愛し過ぎるあまりたまに壊れる
会社では群を抜くほどの超エリートが、
愛してやまない加恋ちゃんに
振り回されたり落ち込まされたり…
そんなイケメンエリートの
ちょっと切なくて笑えるお話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる