高嶺の花は摘まれたい

あかね

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1月

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「力抜いて、ミーちゃん……ほら……あーー…入った…これが全部よ…」

 風呂上がり、綺麗になった美月からはボディーソープとフローラルなコロンの香りがして、しかし閉め切った部屋には負けじと男と女の匂いが充満していた。

「ひッ…あ…ぅゎ…タカちゃん…こんな…あ…ハ…繋がるのね…はァ…いっぱい…わ…いっぱい…」

まだ擦れる痛みを我慢しながらも、接合した体と体の様子に興味を惹かれた美月は頭を持ち上げてソコを確認する。

「ん…大きいからね、他のちんこと比べる機会はないやろうけど…密着してんね、ちょっと動かすよ…わかる?」

「わ、あ…なんか…この…先?のところが…ぴくぴくして…あ…不思議ね…」

「感想としては?どう?」

「んッ…きもち、いい…だんだん…はぁ…あったかくて…かたい、のね…んッ…♡あ…ごめんなさい、どう反応していいのか…タカちゃん…あ…きもちいい…♡」

意外と最中でも喋れるタイプだった彼女は、感想や疑問を率直に口にしてくれる。

「正直で…宜しいね…ん、これは?んッ♡」

「わッ♡……あ、っひゃあ♡」

「あー…ミーちゃん…気持ちええな…気絶しそうよ」

「ゔぁ♡あ、こすれて…あ、感触が…あ…んン♡や、あ、」

 グロスの落ちた唇は驚けばあんぐりと開き、飾らない喘ぎ声と荒い呼吸で閉じられる暇が無い。

「おし…もうちょいずぽずぽすんで」

「なに、あ!ア♡ッきゃあ⁉︎あ!」

「ミーちゃん、セックスや、な、望んでてんな、セックスな、」

 大幅な抜き差しでナカをえぐれば、凶悪な形をした高石がひだこそぎ取るように愛液を表へ運び出した。

「ひグ♡あァ、ぎゃ…ふゥ♡わァ…あ、」

「ほほ…残念な声やな…」

「やだッ……どぅ、したら、いイ?わがんな、ぃっ、」

どんな時でも美しく在りたい、美月は今さら演技でもすべきだったと慌てふためく。

「そのままでええよ、かわいい、奥、突くよ、んッ!」

「ふァ♡あ、あッ♡は♡」

「こら…あがんなっ…あ、あ、ミーちゃん…」

「ゔぁ♡ど、しよ…はァ♡…やら…、なんかッ…あ、トイレっ行ぎだいっみたいな…かんかくッ…♡」

 膣内をぱんぱんに塞がれ、その膨らみは他の内臓や器官にも影響を及ぼしていた。

膀胱ぼうこう押されてんねんな、タカちゃんのちんこ、ええやろ、ミーちゃん♡な、言うて♡」

「馬鹿、あッ♡あ、タカちゃんッ…やら、んンッ♡なんかっ…こえ、あ、ぎもちッ♡いいッ…は、やらッ…みらいれ…」

ビジュアルに関して絶対の自信を持つ美月がこんなにも顔を歪ませて、そしてその顔を隠そうと手で覆う。

「隠すな、見せて、ミーちゃんのぶちゃいくな顔♡」

「いやっ…あたし、可愛く、ない?」

「ぶちゃいくで…可愛いよ、初めての事やから、頭が追い付いて来んのよな、歪んだ顔も可愛い」

「やらっ…そんなのッ…あたしじゃナイっ…」

顔も不本意、組み敷かれて動けない体勢も不本意。

 ひっくり返ったカエルの様に無様な脚の形だって不本意、それを恋人に見られるのも相当な不本意である。

「ミーちゃんよ、素の…オンナはこうなんのよ、演技も出来ひんくらい余裕ないねんな、素直な感想やん、なぁッ!」

「ひぎッ♡やらッ…おねがい、もぉ抜いてッ…」

「ミツキ、」

「!」

親しくなってもちゃん付けを欠かさず、時に様付けまで徹底していた高石が彼女を呼び捨てにした。

 その真剣でエロティックで少し意地悪そうな眼差しに、美月が大きな目を見張った。

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