57 / 108
第2章 悪魔の思惑
57話 国王調査[5]
しおりを挟む
「さて、着いた良いけど…あれ、強いかな?」
私は、そこに居た少し小柄な悪魔を見ながら幽鬼に尋ねた。
«そうですね…はい、弱いですね。私でも倒せるレベルです»
「ちなみに、悪魔の倒し方は?」
«悪魔と同じ力をもって攻撃するか、もしくは弱点の神の力で攻撃をするか…
あとは、物理で存在が消えるくらいまで攻撃し続けるかですね»
「てことは、幽鬼の場合…」
«物理か、同じ力ですね。
悪魔が使用する力は、瘴気と邪気が混じっていますが、私達鬼族が使用する力は邪気と霊気…少し違いますが、邪気同士が反応してダメージを与えてくれますので»
「なるほど?…よし、あれ捕まえよう!」
«…え、ええ!?つ、捕まえるのは構いませんが…どうされるので?»
「え?うーん…できるなら隷属とかしてみたいけど…確か、宝物庫に天魔の宝杖っていうのあったよね?」
«た、確かにありますが…あれは、1度捕まえると今後は捕まえられません。そのため、あのような弱い悪魔は…»
「うーん、そっかぁ…ちなみに、あくまで一番強いのって誰?」
«そうですね…ならば、悪魔王グリムでしょう»
「…っと、離れるみたいだね。それじゃあ、幽鬼はあれ…回収しといて?」
«かしこまりました。念の為、複製物を戻しておきましょう»
そういって幽鬼は先程まで王弟陣営が座っていた机から重要な書類を抜き出し、それを複製しては、複製した物をその机に仕舞った。
「んー、これだけじゃ足りないなぁ…よし、3人は他の証拠をどんどん集めてくれる?
私は、悪魔をちょっとおど…話し合いをしてくるからさ♪」
«««は、はい(う、うむ)»»»
「それじゃあ、幽鬼」
«はい!行きましょう!»
「«同化»」
そういっては彼女らはすぐ、壁をすり抜けて悪魔まで直線に追い掛けていった。
「それじゃ…取り敢えず1発!」
そういって彼女らは、右手に神力、左手に邪気を纏い、全身に雷を纏ってスピードの強化をしてから、連撃を繰り出した。
「あははは!悪魔とか言ってたけど…弱いじゃん?」
〈ぐっ…な、なぜこんなところに神力を持った奴が…〉
「へぇ、意外とタフなんだ?
でも…所詮、下級悪魔。そこら辺の魔物の方が根性あるんじゃないかなぁ~?♪」
«まぁ、男爵級悪魔のようですしその程度ですよ»
「!?こ、この気配…鬼族か!おい、俺様を助け…な、何故人間と…」
«うふふ、私のご主人様ですから!»
〈くっ…ま、待て!取引をしよう!〉
「うーん、必要ない!」
そして彼女は、返事をしてまたすぐに殴り始めた。
〈わ、わかった!今回のことからは手を引いて魔界に帰る!それで良いだろ!?な!?〉
「うーん…なんかう胡散臭いから良いかな!そりゃっ!」
〈わ、分かった分かった!ならこれでどうだ!?
俺様のお気に入りの装備に加え、俺様の力をいつでも貸せるように隷属契約を結んだこの指輪をやる!
それに加えて、今回の件はお前の方に味方してやる!〉
「うーん…」
〈じゃ、邪気と瘴気の扱い方も教えてやるよ!〉
「…まぁ、それなら…」
私は、そこに居た少し小柄な悪魔を見ながら幽鬼に尋ねた。
«そうですね…はい、弱いですね。私でも倒せるレベルです»
「ちなみに、悪魔の倒し方は?」
«悪魔と同じ力をもって攻撃するか、もしくは弱点の神の力で攻撃をするか…
あとは、物理で存在が消えるくらいまで攻撃し続けるかですね»
「てことは、幽鬼の場合…」
«物理か、同じ力ですね。
悪魔が使用する力は、瘴気と邪気が混じっていますが、私達鬼族が使用する力は邪気と霊気…少し違いますが、邪気同士が反応してダメージを与えてくれますので»
「なるほど?…よし、あれ捕まえよう!」
«…え、ええ!?つ、捕まえるのは構いませんが…どうされるので?»
「え?うーん…できるなら隷属とかしてみたいけど…確か、宝物庫に天魔の宝杖っていうのあったよね?」
«た、確かにありますが…あれは、1度捕まえると今後は捕まえられません。そのため、あのような弱い悪魔は…»
「うーん、そっかぁ…ちなみに、あくまで一番強いのって誰?」
«そうですね…ならば、悪魔王グリムでしょう»
「…っと、離れるみたいだね。それじゃあ、幽鬼はあれ…回収しといて?」
«かしこまりました。念の為、複製物を戻しておきましょう»
そういって幽鬼は先程まで王弟陣営が座っていた机から重要な書類を抜き出し、それを複製しては、複製した物をその机に仕舞った。
「んー、これだけじゃ足りないなぁ…よし、3人は他の証拠をどんどん集めてくれる?
私は、悪魔をちょっとおど…話し合いをしてくるからさ♪」
«««は、はい(う、うむ)»»»
「それじゃあ、幽鬼」
«はい!行きましょう!»
「«同化»」
そういっては彼女らはすぐ、壁をすり抜けて悪魔まで直線に追い掛けていった。
「それじゃ…取り敢えず1発!」
そういって彼女らは、右手に神力、左手に邪気を纏い、全身に雷を纏ってスピードの強化をしてから、連撃を繰り出した。
「あははは!悪魔とか言ってたけど…弱いじゃん?」
〈ぐっ…な、なぜこんなところに神力を持った奴が…〉
「へぇ、意外とタフなんだ?
でも…所詮、下級悪魔。そこら辺の魔物の方が根性あるんじゃないかなぁ~?♪」
«まぁ、男爵級悪魔のようですしその程度ですよ»
「!?こ、この気配…鬼族か!おい、俺様を助け…な、何故人間と…」
«うふふ、私のご主人様ですから!»
〈くっ…ま、待て!取引をしよう!〉
「うーん、必要ない!」
そして彼女は、返事をしてまたすぐに殴り始めた。
〈わ、わかった!今回のことからは手を引いて魔界に帰る!それで良いだろ!?な!?〉
「うーん…なんかう胡散臭いから良いかな!そりゃっ!」
〈わ、分かった分かった!ならこれでどうだ!?
俺様のお気に入りの装備に加え、俺様の力をいつでも貸せるように隷属契約を結んだこの指輪をやる!
それに加えて、今回の件はお前の方に味方してやる!〉
「うーん…」
〈じゃ、邪気と瘴気の扱い方も教えてやるよ!〉
「…まぁ、それなら…」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
118
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる