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学園編
第16話 Sクラス
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セレン様に手を繋がれたままSクラスの教室へ着くと、私とセレン様は隣同士で席に着いたの。
「セレン様、先程はありがとう。庇ってもらえて、その凄く嬉しかったです」
感謝を込めてセレン様にお礼を言う。
「何の根拠もない戯言を言うなんて許せないのよ。なんて言ったところで、私も入学試験ではレンに絡んじゃったけどね(笑)」
怒った表情で話しながらも、入学試験の時を思い出したのか?途中で笑いながらそう言ったセレン様は、本当に素直な方なんだと思った。
生徒たちが席について暫くすると、教室のドアが開いて1人の男性が入ってきた。
「全員席に着いてるね。私はSクラスを担当する【デイビッド.レイバック】だ。授業は武術を受け持つ。俺は厳しいから覚悟してくれ!」
「「はい!」」
2mを超える体格に額にある傷、威圧感が半端ない……『怒らすと怖いんだろうなぁ~』っていうのが私の第一印象だったの。
「それから、Sクラスと言っても5年間安泰じゃないからな!成績次第でAクラスに落ちる事もあるので精進に励めよ!では、序列を発表する」
1位 セレン
2位 スレイン.キングストン(皇族)
3位 ストラトス.バリオス(伯爵家)
4位 セイレーン.キングストン(皇族)
5位 ナイジェル.コリンズ(侯爵家)
6位 リュウ.デュエル(伯爵家)
7位 カンテラ.カルドン(男爵家)
以下省略
私の知り合いではスレイン皇子は2位、セレン様は4位、カンテラは7位とみんな優秀なんだよね。ずっと同じSクラスで過ごせると良いのになぁ~
序列の発表が終わるとこの日は予定が全て終了。
「今日はここまでだ。明日から授業が始まるから準備を怠らないように。以上、解散。」
「「ありがとうございました!」」
先生はそう言うと早々と教室を後にした。
「レン、寮に戻る?」
「そうだね。特にする事もないから戻ろうかな」
特にする事もないので、セレン様と女子寮へ戻ろうとするとカンテラに声を掛けられた。
「なぁセレン、何でセイレーン皇女殿下からレンって言われてるんだ?」
「それは、私と呼び名が被るからよ」
「うん、そうなんだよ。お互いにセレンって呼び合うのも変だから、私はレンって呼ばれてるんだよ。カンテラもレンって呼んでね」
「判ったよ。じゃ、レンまた明日な」
私がレンと呼ばれてる事に納得したようで、カンテラは笑顔で手を振りながら帰っていった。
「セレン、今日はレンも交えて中央食堂で夕食を食べないか?」
「あら、スレインが誘うなんて珍しいわね?」
「そうかい?6の刻に予約をしてもいいかな?」
「えぇ、判ったわ」
スレイン皇子とセレン様の3人で食事とか……考えただけで緊張するわ(汗)
女子寮へ戻る途中にセレン様に質問をする。
「夕食の時って制服でいいのかな?」
「そうね、私服の方が良いと思うわ。常に制服だと堅苦しいじゃない?着替えてから行くわよ」
「私って普通のワンピースとかしか無いの。ドレスじゃなくても大丈夫かな?」
「私も同じ様な物だから大丈夫よ」
ドレスとかじゃなくて良かった……
女子寮へ戻ってからは、自分の部屋で少しゆっくりしてると、セレン様が迎えに来てくれたので、スレイン皇子の待つ中央食堂へと向かって行ったの
「セレン様、先程はありがとう。庇ってもらえて、その凄く嬉しかったです」
感謝を込めてセレン様にお礼を言う。
「何の根拠もない戯言を言うなんて許せないのよ。なんて言ったところで、私も入学試験ではレンに絡んじゃったけどね(笑)」
怒った表情で話しながらも、入学試験の時を思い出したのか?途中で笑いながらそう言ったセレン様は、本当に素直な方なんだと思った。
生徒たちが席について暫くすると、教室のドアが開いて1人の男性が入ってきた。
「全員席に着いてるね。私はSクラスを担当する【デイビッド.レイバック】だ。授業は武術を受け持つ。俺は厳しいから覚悟してくれ!」
「「はい!」」
2mを超える体格に額にある傷、威圧感が半端ない……『怒らすと怖いんだろうなぁ~』っていうのが私の第一印象だったの。
「それから、Sクラスと言っても5年間安泰じゃないからな!成績次第でAクラスに落ちる事もあるので精進に励めよ!では、序列を発表する」
1位 セレン
2位 スレイン.キングストン(皇族)
3位 ストラトス.バリオス(伯爵家)
4位 セイレーン.キングストン(皇族)
5位 ナイジェル.コリンズ(侯爵家)
6位 リュウ.デュエル(伯爵家)
7位 カンテラ.カルドン(男爵家)
以下省略
私の知り合いではスレイン皇子は2位、セレン様は4位、カンテラは7位とみんな優秀なんだよね。ずっと同じSクラスで過ごせると良いのになぁ~
序列の発表が終わるとこの日は予定が全て終了。
「今日はここまでだ。明日から授業が始まるから準備を怠らないように。以上、解散。」
「「ありがとうございました!」」
先生はそう言うと早々と教室を後にした。
「レン、寮に戻る?」
「そうだね。特にする事もないから戻ろうかな」
特にする事もないので、セレン様と女子寮へ戻ろうとするとカンテラに声を掛けられた。
「なぁセレン、何でセイレーン皇女殿下からレンって言われてるんだ?」
「それは、私と呼び名が被るからよ」
「うん、そうなんだよ。お互いにセレンって呼び合うのも変だから、私はレンって呼ばれてるんだよ。カンテラもレンって呼んでね」
「判ったよ。じゃ、レンまた明日な」
私がレンと呼ばれてる事に納得したようで、カンテラは笑顔で手を振りながら帰っていった。
「セレン、今日はレンも交えて中央食堂で夕食を食べないか?」
「あら、スレインが誘うなんて珍しいわね?」
「そうかい?6の刻に予約をしてもいいかな?」
「えぇ、判ったわ」
スレイン皇子とセレン様の3人で食事とか……考えただけで緊張するわ(汗)
女子寮へ戻る途中にセレン様に質問をする。
「夕食の時って制服でいいのかな?」
「そうね、私服の方が良いと思うわ。常に制服だと堅苦しいじゃない?着替えてから行くわよ」
「私って普通のワンピースとかしか無いの。ドレスじゃなくても大丈夫かな?」
「私も同じ様な物だから大丈夫よ」
ドレスとかじゃなくて良かった……
女子寮へ戻ってからは、自分の部屋で少しゆっくりしてると、セレン様が迎えに来てくれたので、スレイン皇子の待つ中央食堂へと向かって行ったの
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