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夫、成悟の愛しき憂い
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百華にお弁当を作ってもらうこと数回。一度も一緒に食べられていない。
微妙にタイミングがずれる。機を逃すと、百華の周りは埋まってしまう。妻の社会性を尊重して割り込みはせずにいる。
百華が弁当持参することで、まことしやかに弁当ブームが起きている。
外食ばかりだった社員も弁当を持参したり、コンビニで買ってきたり、なんなら弁当業者の配達サービスまで取り入れられた。日替わりで肉弁当か魚弁当が選べてワンコイン。10時までに注文をまとめて発注すれば昼休み前に届けられる。味も量もそこそことあって、小遣いで昼を済ます妻子持ちも傾倒した。
「佐藤くんは今日も愛妻弁当か~」
斜め向かいで年配の女性社員が大きなおにぎりにかぶりつく。作ってもらえるのはありがたいことだと力説する彼女のお弁当は、高校生の子どもに持たせた弁当の余り物で構成されている。
「佐藤さんのお弁当、意外と渋いですよね」
年配女性の隣で肉弁当を食べる奥村さんが、俺の弁当に視線を落とした。
「単に今日は和風でまとめてくれただけだと思うけど」
ふわふわのつくね、絶妙な塩加減の焼鮭、ちょっと甘めの出汁巻き玉子、煮物に和え物も全部うまい。
つーか見るなよ。他人に見られるだけで減る気がする。
「勝手なイメージですけど、佐藤さんの奥様っておしゃれっぽいから、デリっぽいの想像してた」
「俺の好きなもんしか入ってないんだけど」
「あっ。いえ、別にそういう意味じゃ……」
じゃあ一体どういう意味なんだ? そっちの業者弁当の方がよっぽど茶色いやないか。
おばあちゃんレシピで百華が作ってくれるものがうまくないわけがない。好みだけでなくて、彩りもちゃーんと考えられてるんだが。
「うちの奥さんめっちゃ料理上手」
「見たらわかるわ。真弓ちゃんもまだまだねえ~」
奥村さんはちょっとむくれたけれど、主婦目線には百華のレベルの高さが理解されるらしい。
共働きでこれだけのものを用意してくれるのは只事じゃない、佐藤くんは幸せねって、そりゃそうだ。俺ほどの幸せ者がいてたまるか。
「そういえばフロアの親睦会ってやつ、みなさんどうされますぅ?」
奥村さんが話題を変えた。
俺らのところにも、百華の歓迎会を兼ねた親睦会の出欠確認が回ってきていた。
「俺、もう出席で回答した」
「あら。佐藤くん珍しいわね」
俺が会社の飲み会に出席する確率は50%だ。歓送迎会や仕事上の打ち上げ目的は出るようにして、無意味な飲み会は避けてきた。家で百華と晩酌するほうがマシだからである。目立たない程度には顔を出しているつもりだったけれど、珍しく思われてたか。うちの課員、けっこう好きだからな、飲み会。
「じゃあ私も出席しよーっと」
奥村さんも好きなほうらしい。フロア規模っていうのが初めてのことで引っ掛かりを感じるのはわかる。
「楽しみですね」
「ん? ぁあ、まあ」
百華の歓迎会でなければ欠席確実な俺は曖昧な返事しかできなかった。
***
予想はしていたものの、俺の想像を超えた大所帯だった。フロア親睦会とやらは結局会社の並びとほぼ同じ座席指定で始まった。百華の姿が視界に入っているのはよかったといえる。時間が経てばあるていど席を入れ替わるだろう。場合によっては便乗しないでもない。
「大人気ですね。百華さん」
奥村さんが何気なく言ったのは、俺の視線の先を察してのことかもしれない。
同僚たちの視線が一斉に業務課に向いた。
「歓迎会の主役だからでしょ」
なぜ俺が一番に視線を外さなならんのじゃ、、、などと思いつつも、そうしてしまった。離れた席でも百華が話題の主役にまでなるのは面白くない。
耳だけで百華の気配を探るモードに変更だ。
中澤に言わせると、俺のこの特技は気持ち悪いらしいのだけど、なるべく百華の窮地を察せられるように自然に備わったものだ。百華の声に異変があれば気づけるように、俺の耳は百華の声だけは他の音より敏感に聞き分けられる──なんていうと特別な能力にきこえるけれど、空手で相手の呼吸を読むのと似たようなもの。
子どものころから培った集中力を汎用させるだけのことだ。
「スキンケアもヘアケアもしますよ」
うんうん。百華はちゃんとケアをしている。
同性の美人を見る目は厳しい、らしい。
美人はなにもしなくても美人なんでしょ派と、何もしていないわけないでしょ派がいて、本物の美人が何をどう答えてもマウントと捉えられる。だから百華は嘘を言わないように心がける。
「空気を読むのもいいけれど、いつか綻びが生まれて誰かしらを不快にさせる」だなんて言っていた。
女性陣からの質問攻めで、百華は愛用しているケア商品の紹介をはじめた。
「ふう」
ひとまず休憩。過度に意識しなくても大丈夫そうだと判断した。
というのも、百華と平井の間に杉浦さんという壁がいてくれるからだ。彼女なら不穏な動きがあれば未然に防いでくれる。
俺は一旦集中を解いて、明太だし巻きに箸を伸ばす。
うまい。
けど、百華が作るほんのり甘いだし巻きのほうが好き。高価な食材かどうかじゃないんだ、こういうのは。
「もちろん自分のためだけど、やっぱり大切なひとの前では身綺麗でいたいので」
ふふふって笑ったのは、百華の頭ん中で、百を愛でる俺が再生されているに違いない。
業務課周辺の人口密度が若干高くなったのを察知して、俺の意識がまた働き出す。なんてこった。百華が絡むととたん、意識しないことを意識しないと俺は自然でいられないらしい。
「あっ、それそれぇ~! 百華さんの彼氏ってあのカフェのひとでしょ!」
待ってました! と言わんばかりにトピックスに食いついた声で、百華以外の女性陣の声も拾った。
さすが百華の男はイケメンだの、超絶美男子はモデルか俳優かだのと大盛り上がりだ。
「カフェのひと?」
百華が首を傾げるさまをばっちり見てしまった。
百華の夫はここで中ジョッキ傾けてる冴えない男ですもんねぇ。
「ほら、仕事終わりにクオリコーヒーで。私たち、ちゃんとこの目で見たんだから」
含み顔で「ねー」じゃねんだわ。
そりゃあれだろ。百華が祖父母に会いに行った金曜のことで、会社近くで奏汰君と待ち合わせしただけのことじゃねーか。
あ。
そうね。一族に面識がないと、普通はああいう反応になるわけだ。
「へぇ。やっぱ百華さんレベルだと、彼氏も相当なんですね」
奥村さんが俺に同意を求めた気がしたけれど、無視して乾き始めた枝豆をつまむ。
「百華さんって港区女子っぽさあるもんね」
「もっと高級感あるでしょ。銀座とか」
我が仕入部までも興味津々……どころか、参加者全員が傾聴しているのがひしひしと感じられる。
ここらで百華がはっきりさせるべきだ。どうせ俺がなにをいっても全員聞く耳を持たないからな。
なんとなーくだけど、百華も同じことを考えているような気がしてならなかった。
微妙にタイミングがずれる。機を逃すと、百華の周りは埋まってしまう。妻の社会性を尊重して割り込みはせずにいる。
百華が弁当持参することで、まことしやかに弁当ブームが起きている。
外食ばかりだった社員も弁当を持参したり、コンビニで買ってきたり、なんなら弁当業者の配達サービスまで取り入れられた。日替わりで肉弁当か魚弁当が選べてワンコイン。10時までに注文をまとめて発注すれば昼休み前に届けられる。味も量もそこそことあって、小遣いで昼を済ます妻子持ちも傾倒した。
「佐藤くんは今日も愛妻弁当か~」
斜め向かいで年配の女性社員が大きなおにぎりにかぶりつく。作ってもらえるのはありがたいことだと力説する彼女のお弁当は、高校生の子どもに持たせた弁当の余り物で構成されている。
「佐藤さんのお弁当、意外と渋いですよね」
年配女性の隣で肉弁当を食べる奥村さんが、俺の弁当に視線を落とした。
「単に今日は和風でまとめてくれただけだと思うけど」
ふわふわのつくね、絶妙な塩加減の焼鮭、ちょっと甘めの出汁巻き玉子、煮物に和え物も全部うまい。
つーか見るなよ。他人に見られるだけで減る気がする。
「勝手なイメージですけど、佐藤さんの奥様っておしゃれっぽいから、デリっぽいの想像してた」
「俺の好きなもんしか入ってないんだけど」
「あっ。いえ、別にそういう意味じゃ……」
じゃあ一体どういう意味なんだ? そっちの業者弁当の方がよっぽど茶色いやないか。
おばあちゃんレシピで百華が作ってくれるものがうまくないわけがない。好みだけでなくて、彩りもちゃーんと考えられてるんだが。
「うちの奥さんめっちゃ料理上手」
「見たらわかるわ。真弓ちゃんもまだまだねえ~」
奥村さんはちょっとむくれたけれど、主婦目線には百華のレベルの高さが理解されるらしい。
共働きでこれだけのものを用意してくれるのは只事じゃない、佐藤くんは幸せねって、そりゃそうだ。俺ほどの幸せ者がいてたまるか。
「そういえばフロアの親睦会ってやつ、みなさんどうされますぅ?」
奥村さんが話題を変えた。
俺らのところにも、百華の歓迎会を兼ねた親睦会の出欠確認が回ってきていた。
「俺、もう出席で回答した」
「あら。佐藤くん珍しいわね」
俺が会社の飲み会に出席する確率は50%だ。歓送迎会や仕事上の打ち上げ目的は出るようにして、無意味な飲み会は避けてきた。家で百華と晩酌するほうがマシだからである。目立たない程度には顔を出しているつもりだったけれど、珍しく思われてたか。うちの課員、けっこう好きだからな、飲み会。
「じゃあ私も出席しよーっと」
奥村さんも好きなほうらしい。フロア規模っていうのが初めてのことで引っ掛かりを感じるのはわかる。
「楽しみですね」
「ん? ぁあ、まあ」
百華の歓迎会でなければ欠席確実な俺は曖昧な返事しかできなかった。
***
予想はしていたものの、俺の想像を超えた大所帯だった。フロア親睦会とやらは結局会社の並びとほぼ同じ座席指定で始まった。百華の姿が視界に入っているのはよかったといえる。時間が経てばあるていど席を入れ替わるだろう。場合によっては便乗しないでもない。
「大人気ですね。百華さん」
奥村さんが何気なく言ったのは、俺の視線の先を察してのことかもしれない。
同僚たちの視線が一斉に業務課に向いた。
「歓迎会の主役だからでしょ」
なぜ俺が一番に視線を外さなならんのじゃ、、、などと思いつつも、そうしてしまった。離れた席でも百華が話題の主役にまでなるのは面白くない。
耳だけで百華の気配を探るモードに変更だ。
中澤に言わせると、俺のこの特技は気持ち悪いらしいのだけど、なるべく百華の窮地を察せられるように自然に備わったものだ。百華の声に異変があれば気づけるように、俺の耳は百華の声だけは他の音より敏感に聞き分けられる──なんていうと特別な能力にきこえるけれど、空手で相手の呼吸を読むのと似たようなもの。
子どものころから培った集中力を汎用させるだけのことだ。
「スキンケアもヘアケアもしますよ」
うんうん。百華はちゃんとケアをしている。
同性の美人を見る目は厳しい、らしい。
美人はなにもしなくても美人なんでしょ派と、何もしていないわけないでしょ派がいて、本物の美人が何をどう答えてもマウントと捉えられる。だから百華は嘘を言わないように心がける。
「空気を読むのもいいけれど、いつか綻びが生まれて誰かしらを不快にさせる」だなんて言っていた。
女性陣からの質問攻めで、百華は愛用しているケア商品の紹介をはじめた。
「ふう」
ひとまず休憩。過度に意識しなくても大丈夫そうだと判断した。
というのも、百華と平井の間に杉浦さんという壁がいてくれるからだ。彼女なら不穏な動きがあれば未然に防いでくれる。
俺は一旦集中を解いて、明太だし巻きに箸を伸ばす。
うまい。
けど、百華が作るほんのり甘いだし巻きのほうが好き。高価な食材かどうかじゃないんだ、こういうのは。
「もちろん自分のためだけど、やっぱり大切なひとの前では身綺麗でいたいので」
ふふふって笑ったのは、百華の頭ん中で、百を愛でる俺が再生されているに違いない。
業務課周辺の人口密度が若干高くなったのを察知して、俺の意識がまた働き出す。なんてこった。百華が絡むととたん、意識しないことを意識しないと俺は自然でいられないらしい。
「あっ、それそれぇ~! 百華さんの彼氏ってあのカフェのひとでしょ!」
待ってました! と言わんばかりにトピックスに食いついた声で、百華以外の女性陣の声も拾った。
さすが百華の男はイケメンだの、超絶美男子はモデルか俳優かだのと大盛り上がりだ。
「カフェのひと?」
百華が首を傾げるさまをばっちり見てしまった。
百華の夫はここで中ジョッキ傾けてる冴えない男ですもんねぇ。
「ほら、仕事終わりにクオリコーヒーで。私たち、ちゃんとこの目で見たんだから」
含み顔で「ねー」じゃねんだわ。
そりゃあれだろ。百華が祖父母に会いに行った金曜のことで、会社近くで奏汰君と待ち合わせしただけのことじゃねーか。
あ。
そうね。一族に面識がないと、普通はああいう反応になるわけだ。
「へぇ。やっぱ百華さんレベルだと、彼氏も相当なんですね」
奥村さんが俺に同意を求めた気がしたけれど、無視して乾き始めた枝豆をつまむ。
「百華さんって港区女子っぽさあるもんね」
「もっと高級感あるでしょ。銀座とか」
我が仕入部までも興味津々……どころか、参加者全員が傾聴しているのがひしひしと感じられる。
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