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何度も言ってるのに
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屋上のフェンスを乗り越えて下を覗き込んだ。
「これで楽になる…はず」
一歩踏み出せば終わる
でも足が動かない
すると頭の隅で
「本当に、それで楽になるの?」
と誰が囁く
「だって…もう嫌疲れた。形が無くなれば全部終れるはず」
「形は完全には消せないよ?」
「なんで?」
「形の中に心が入ってるから」
「終わりにしたいのなら形から心を取らないと」
「そんなの無理だよ!」
「そんなんじゃ終われないよ?」
「終われない」の言葉に躊躇すると誰かが
「あれ?やめる?」
と下を覗いて
「もし…形に心が残っていて…完全に終われなくても…楽には…なれるよね?」
「……」
その答えに誰も答えてくれない
でもそれで良かった。
「ドスン!」
何かが落ちた。
しばらくしてソレは起き上がり屋上へ続く階段を上りフェンスを乗り越えて下を覗き込んだ。
「これで楽になる…はず」と…
これで何度目だろうか?
何度言っても繰り返す
これが楽なんだろうか?
もうきっと終わりが無いのだろう
可哀想に…もう何が原因かも忘れて、この行動だけ繰り返している。
楽ってなに?
繰り返す事?
「これで楽になる…はず」
一歩踏み出せば終わる
でも足が動かない
すると頭の隅で
「本当に、それで楽になるの?」
と誰が囁く
「だって…もう嫌疲れた。形が無くなれば全部終れるはず」
「形は完全には消せないよ?」
「なんで?」
「形の中に心が入ってるから」
「終わりにしたいのなら形から心を取らないと」
「そんなの無理だよ!」
「そんなんじゃ終われないよ?」
「終われない」の言葉に躊躇すると誰かが
「あれ?やめる?」
と下を覗いて
「もし…形に心が残っていて…完全に終われなくても…楽には…なれるよね?」
「……」
その答えに誰も答えてくれない
でもそれで良かった。
「ドスン!」
何かが落ちた。
しばらくしてソレは起き上がり屋上へ続く階段を上りフェンスを乗り越えて下を覗き込んだ。
「これで楽になる…はず」と…
これで何度目だろうか?
何度言っても繰り返す
これが楽なんだろうか?
もうきっと終わりが無いのだろう
可哀想に…もう何が原因かも忘れて、この行動だけ繰り返している。
楽ってなに?
繰り返す事?
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