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学園2年目
【閑話休題】王家と派閥
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「今日の宴は、実に内容が濃いね」
正室陛下が満足げに言う。
「回りくどい腹の探り合いもなく、用も無いのにご機嫌だけ伺いに来る連中もいないし」
国王陛下も満足げだ。
「地位を欲しがるような人間もいないし、何より実力のあるものが大半…そのうえ、シャラパールとも友好な関係を築けるとはの」
前国王もご満悦だ。
「ルースとの時間がどんどん無くなるがな」
次期国王だけは多少不満げだが。
「はは、2人だけの時間か…それは難しいな」
「そうだね、それが1人しか産めなかった理由でもあるからね」
「思えば、それも策略だったのかもしれないな」
国王と正室は、子どもが望めない歳になるまで常に忙しかった。
それは2人が結婚してからずっとだ。
1つ問題が片付くとまた1つ問題が出てきて、そうして毎日仕事に振り回されてきた。
その中で何とかできた子どもが、アルファードだ。
「何もかも国王でないと、王太子でないと…と言われてしまってはね」
「お前は生真面目な性格じゃからのう…」
「それが、つけ入るすきを与えたのですね」
「そうだね…」
今回の宴は、そもそも「ルースの思いつき」に端を発した春休み直前の弱小研究室の集まりで、すっかり燃え上がった研究馬鹿たちの情熱を利用したものだ。
「やっぱ実物ないとダメかぁー」と「ルースが」言ったから実現したとも言える。
「あの子がいなかったらこの「繋がり」も得られなかったと思うと、とんでもないな」
「そうなんじゃ、最早ルースが『あっ!』と言うたびに人が動くといっても過言ではないぞ」
「噂が噂を呼んで、各研究室が注目し始めていますからね…腹立たしいことですが」
そう、実に腹立たしい。
まず、そいつが研究のために近づく者か、気があって近づく者かどうかの判別が難しい。
だから常に周りを牽制し続けなければならないのに、ルースは人前でキスすると怒るのだ。
納得がいかない。
「アイリス商会のほうでも新しい商売のタネを探すのに、周囲に人を配置しとるらしいからな」
ギルドに持ち込まれた素材を一定の金額で必ず買わなくてはならないのがアイリス商会の役目だ。
浮き輪ぐらいにしか用のなかったサンドワームの皮が新しい運搬道具に欠かせない素材となったことで、積みあがっていた在庫が順調に捌けていっているとか、持て余し気味の風の魔石が売れるようになったとか。
きっかけになった本人は、卵が安くなることばかり期待しているが…。
「最たるのがこれじゃ、このブレスレットじゃ。
それぞれの属性に合わせて作りました…といってクリスマスに貰って、みんなでお揃いでつけとるがな、これをそのまま「誰々さんもつけています!」と言って売っとるんじゃ…。
これもルースの言葉がきっかけだそうじゃ」
ちなみに本人は、クオリティの高さを褒めようと「推しグッズとして売れそう」イドラに言い、「推しグッズ」についてリリーに説明しただけだ。
商会がブレスレットを作って贈ったときには、そんな発想はなかった。
純粋に「お世話になっているからお返しに」という善意だったのが、結局そのお返しに大きな商売のタネを貰ってしまったのだ。
どうでもいいが、一番売れているのはジョンのブレスレットで、冒険者たちがこぞってお守りにと買っていくという。
さらには平民から王子の伴侶になった…なんてことが広まった暁には、玉の輿守りとしてさらに売れそうだと、今から準備をしているらしい。
「あの商会を押さえたのは大きいぞ、なんせ全ての貴族があそこから物を買っておるからな」
「情報を引き出し放題ですね」
「うむ」
「それに、シャラパールとの友好ですね」
「そうだね、ユーフォルビアの子の為に、友好の一助になればと留学生を受け入れただけなのにね」
「軍馬のやりとりをするということは、軍事同盟を結ぶことに繋がるしな」
最初は伯爵家の子を輿入れさせただけだ。
それがきっかけで、いつの間にか王家同士の婚姻と同じ効果が得られる結果になるとは…。
「商売とは恐ろしいもんじゃなあ」
「コリアス家も爵位は低いですが、あちらの王室にそれだけの影響力を持つ豪商ですからね」
「アイリス家と同じですね…あの家がこちらの派閥の財政的支柱になることは明白です」
「ならば商売を「汚い」と言って蔑む風潮も終わりにしないといけませんね」
商売で集まるものは金だけではない。
情報、特に他人の弱みを知ることも多い。
だから、どこの国でも商家に与える爵位は低く設定されがちになる。
彼らに「地位」を持たせるのは危険だと、為政者なら誰でも考えるものだ…それが差別を生むとしても。
「ユーフォルビアの子を遣わした国からの留学生を、どんどん受け入れてみるのも良いかもしれませんね」
「うむ、校長として検討してみよう」
「国同士仲が良ければ、あの子たちも気楽に里帰りできるだろうしな」
国王には負い目がある。
平和の為といいながら、たった一つの家に何もかも押し付けたことを。
子どもを産むのは命懸けだ。
そして、彼は産んだ子が可愛くないと思う人では無かった。
この国は、彼からあまりにも多くのものを奪った。
だから少しでもかの家の為を思うのだ。
それなのに…。
「また末の子から大きなものを貰ってしまったね」
「約束しました。もう背負わせないと」
「そう、それは必ず守らなければね」
ところで、この「繋がり」は王家の派閥と言えるだろうか?
「実のところ、我々は「ユーフォルビア家の派閥」に入っただけなのかもしれないな」
「はは、それでもいい。
戦を起こさない事が第一だ」
「戦は失うものが大きすぎる。魔物の大発生のうちはいいが、魔獣の大発生が起きたら…」
この宴をきっかけに、誰かが気づくだろう。
多くの血が流れた後に、なぜか「魔獣の」大発生が起きる…ということに。
もしかしたら「なぜそうなるのか」というメカニズムの解明に到達するかもしれない。
「なんせ、知識を与えればすぐ『あっ!』と言うもんじゃからなぁ」
「恐ろしいですね」
「ルースが平和を愛する人間で良かったわい」
本人だけが気づいていない。
その『あっ!』こそが、チートだということに…。
++++++++++
次回、ようやく3年生になります!
正室陛下が満足げに言う。
「回りくどい腹の探り合いもなく、用も無いのにご機嫌だけ伺いに来る連中もいないし」
国王陛下も満足げだ。
「地位を欲しがるような人間もいないし、何より実力のあるものが大半…そのうえ、シャラパールとも友好な関係を築けるとはの」
前国王もご満悦だ。
「ルースとの時間がどんどん無くなるがな」
次期国王だけは多少不満げだが。
「はは、2人だけの時間か…それは難しいな」
「そうだね、それが1人しか産めなかった理由でもあるからね」
「思えば、それも策略だったのかもしれないな」
国王と正室は、子どもが望めない歳になるまで常に忙しかった。
それは2人が結婚してからずっとだ。
1つ問題が片付くとまた1つ問題が出てきて、そうして毎日仕事に振り回されてきた。
その中で何とかできた子どもが、アルファードだ。
「何もかも国王でないと、王太子でないと…と言われてしまってはね」
「お前は生真面目な性格じゃからのう…」
「それが、つけ入るすきを与えたのですね」
「そうだね…」
今回の宴は、そもそも「ルースの思いつき」に端を発した春休み直前の弱小研究室の集まりで、すっかり燃え上がった研究馬鹿たちの情熱を利用したものだ。
「やっぱ実物ないとダメかぁー」と「ルースが」言ったから実現したとも言える。
「あの子がいなかったらこの「繋がり」も得られなかったと思うと、とんでもないな」
「そうなんじゃ、最早ルースが『あっ!』と言うたびに人が動くといっても過言ではないぞ」
「噂が噂を呼んで、各研究室が注目し始めていますからね…腹立たしいことですが」
そう、実に腹立たしい。
まず、そいつが研究のために近づく者か、気があって近づく者かどうかの判別が難しい。
だから常に周りを牽制し続けなければならないのに、ルースは人前でキスすると怒るのだ。
納得がいかない。
「アイリス商会のほうでも新しい商売のタネを探すのに、周囲に人を配置しとるらしいからな」
ギルドに持ち込まれた素材を一定の金額で必ず買わなくてはならないのがアイリス商会の役目だ。
浮き輪ぐらいにしか用のなかったサンドワームの皮が新しい運搬道具に欠かせない素材となったことで、積みあがっていた在庫が順調に捌けていっているとか、持て余し気味の風の魔石が売れるようになったとか。
きっかけになった本人は、卵が安くなることばかり期待しているが…。
「最たるのがこれじゃ、このブレスレットじゃ。
それぞれの属性に合わせて作りました…といってクリスマスに貰って、みんなでお揃いでつけとるがな、これをそのまま「誰々さんもつけています!」と言って売っとるんじゃ…。
これもルースの言葉がきっかけだそうじゃ」
ちなみに本人は、クオリティの高さを褒めようと「推しグッズとして売れそう」イドラに言い、「推しグッズ」についてリリーに説明しただけだ。
商会がブレスレットを作って贈ったときには、そんな発想はなかった。
純粋に「お世話になっているからお返しに」という善意だったのが、結局そのお返しに大きな商売のタネを貰ってしまったのだ。
どうでもいいが、一番売れているのはジョンのブレスレットで、冒険者たちがこぞってお守りにと買っていくという。
さらには平民から王子の伴侶になった…なんてことが広まった暁には、玉の輿守りとしてさらに売れそうだと、今から準備をしているらしい。
「あの商会を押さえたのは大きいぞ、なんせ全ての貴族があそこから物を買っておるからな」
「情報を引き出し放題ですね」
「うむ」
「それに、シャラパールとの友好ですね」
「そうだね、ユーフォルビアの子の為に、友好の一助になればと留学生を受け入れただけなのにね」
「軍馬のやりとりをするということは、軍事同盟を結ぶことに繋がるしな」
最初は伯爵家の子を輿入れさせただけだ。
それがきっかけで、いつの間にか王家同士の婚姻と同じ効果が得られる結果になるとは…。
「商売とは恐ろしいもんじゃなあ」
「コリアス家も爵位は低いですが、あちらの王室にそれだけの影響力を持つ豪商ですからね」
「アイリス家と同じですね…あの家がこちらの派閥の財政的支柱になることは明白です」
「ならば商売を「汚い」と言って蔑む風潮も終わりにしないといけませんね」
商売で集まるものは金だけではない。
情報、特に他人の弱みを知ることも多い。
だから、どこの国でも商家に与える爵位は低く設定されがちになる。
彼らに「地位」を持たせるのは危険だと、為政者なら誰でも考えるものだ…それが差別を生むとしても。
「ユーフォルビアの子を遣わした国からの留学生を、どんどん受け入れてみるのも良いかもしれませんね」
「うむ、校長として検討してみよう」
「国同士仲が良ければ、あの子たちも気楽に里帰りできるだろうしな」
国王には負い目がある。
平和の為といいながら、たった一つの家に何もかも押し付けたことを。
子どもを産むのは命懸けだ。
そして、彼は産んだ子が可愛くないと思う人では無かった。
この国は、彼からあまりにも多くのものを奪った。
だから少しでもかの家の為を思うのだ。
それなのに…。
「また末の子から大きなものを貰ってしまったね」
「約束しました。もう背負わせないと」
「そう、それは必ず守らなければね」
ところで、この「繋がり」は王家の派閥と言えるだろうか?
「実のところ、我々は「ユーフォルビア家の派閥」に入っただけなのかもしれないな」
「はは、それでもいい。
戦を起こさない事が第一だ」
「戦は失うものが大きすぎる。魔物の大発生のうちはいいが、魔獣の大発生が起きたら…」
この宴をきっかけに、誰かが気づくだろう。
多くの血が流れた後に、なぜか「魔獣の」大発生が起きる…ということに。
もしかしたら「なぜそうなるのか」というメカニズムの解明に到達するかもしれない。
「なんせ、知識を与えればすぐ『あっ!』と言うもんじゃからなぁ」
「恐ろしいですね」
「ルースが平和を愛する人間で良かったわい」
本人だけが気づいていない。
その『あっ!』こそが、チートだということに…。
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次回、ようやく3年生になります!
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