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学園3年目
怒涛の学外研修(古龍の墓~暗き森の遺跡)
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古龍の墓で「属性付与」の魔法について冒険者の方々にもみっちりと講義を行い、さらに「盾」職についても自信のある方を募集し、ついでにビスカリア教授とソラン先輩による魔生物学の講義のお手伝いもし、色々やってたら夏休みも残り6日間。
さすがにこの人数が2学期早々居ない、なんてことになったらまずいので、教授陣(おじいちゃん先生除く)と武術棟の面々は学園に向かって出発した。
「実戦を通して、我が拳法への理解が深まった」
「魔物や魔獣のことをもっと知らなければならないと痛感した」
「魔法剣のおかげでめっちゃモテた」
等々、武術棟の皆様はとても充実した内容で研修を終えたようだ。
「俺も久々の実戦で、未熟さを痛感した」
「ランディは真面目だな!でも俺もそう思った。水魔法剣もやらないとな!」
「うむ、私は光魔法を覚えて「盾」もできるようになろうと思う」
ケンタウレア先生とカレンデュラ先生とジョンさんもそれぞれ何か思うところがあったようだ。
次の目標が決まって何よりだと思う。
ここから魔法総合は「暗き森の遺跡」へ移動。
その前に、サンドワームのことを隠していた3人にお説教タイム。
「ルーに負担をかけたくなかったんだ」
「ルーがこの事を知ったらきっと何とかしようとするだろ、だから俺たちで出来るとこまでやろうって」
「まだそれほど確信があったわけじゃないんだ、だから僕らで暗き森の遺跡へ行って調べようと…」
言い訳は分かった。
でも許しません!
「それで初動が遅れたらどうするつもりなの!?
俺にじゃなくてもいいから、ちゃんと学園なりギルドなりに相談したの!?」
「う…してない…」
「なんでしてないの!?」
「だって…ルーに、ばれちゃう…」
んもう!なんでそこが判断基準になるの!?
「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!
もしかしたら国家的、下手したら国際的な大事件になるかもしれないんだから!
少しでもそういった可能性を感じたら、ちゃんとしかるべきところに相談する!!分かった!?」
「はい…」
「ごめんなさい…」
「今後気を付けます…」
分かればよろしい。
というわけで、俺、殿下、おなじみ魔法総合研究室のメンバーにソラン先輩とウィン兄・ディー兄、すっかり俺の付き人と化してるアレクさんと、まだ暴れたりないらしいカイト君、夏休みが余ってるトレッドさんにギルドの担当クリビアさん、さらに何故か現地でゴード先輩と合流するということで結構な大所帯に。
「あのときは20人いたんだっけ?すごい人数だったよな」
「今回も16人いますけどね」
まあ、あの時よりは気楽だよね。
なんせ公爵家の人がいないからさ。
「そういえば、今回はアイリスさん来ないんですね?」
「仕事があるって言ってたよ」
「そうなんですね~」
と、何の気ない会話をしながら馬車のほうへ…
「おい、ルース。どこへ行く」
…ちっ、気づかれたか。
「その馬車、腰の痛いおじいちゃん先生に譲りましょうよ」
「ならん」
ならんって…あんた自分のお祖父ちゃんやろ!
大切にし!!
----------
「ほほ~、これは快適じゃのお!こんな良い物があったとは」
「本当ですね!ルース先生と殿下はこの馬車で…。私もこれを仕立てて貰おうかな…ね、ジョン?」
「え、エル…そんな大胆な!?」
結局、夕飯までの時間限定だけど、俺と殿下以外の人も特製馬車にご招待してみた。
殿下はご機嫌ナナメだけど、一日中イチャイチャするのも限界ですぞ…
リアルに精魂尽き果てちゃう。
「これ本当に2人乗りなの?」
「教授に僕にヘザー先輩でしょ、エル王子とジョンさんも乗って7人…」
御者台には何故か当然の顔をしてアレクさんが乗ってるしね。
それにしてもアレクさんは謎だな…
どうして俺の付き人みたくなったんだろう。
休憩の時にでも聞いてみよう…怖いけど。
「しかし本当に貴族になったみたいだね」
「ね、これぞ貴族って感じの馬車ですよね」
「いや、ヘザーとルースもれっきとした…」
うん、ジョンさんの言わんとしてることは分かる。
でも学園に来るまで乗合馬車しか乗った事ないんだもん。
「お前…領地に行くときはどうしてたんだ」
「もちろん乗合馬車を乗り継いでいくんですよ、結構便利ですよ?2日もあれば着きますもん。
色んな人たちと仲良くおしゃべりしたりして…楽しかったなあ」
「あ~、ルース君そういうの得意そうだもんね」
ちなみに間の1泊は野宿ですぞ?
「交通網が整備されてるって、偉大ですね」
「そうだね、セリンセ商会様々だよね~」
馬車の維持費なんか出せないよ!
何度も言うけど、庭師と執事がいるだけでもすごいと思って?
さすがにこの人数が2学期早々居ない、なんてことになったらまずいので、教授陣(おじいちゃん先生除く)と武術棟の面々は学園に向かって出発した。
「実戦を通して、我が拳法への理解が深まった」
「魔物や魔獣のことをもっと知らなければならないと痛感した」
「魔法剣のおかげでめっちゃモテた」
等々、武術棟の皆様はとても充実した内容で研修を終えたようだ。
「俺も久々の実戦で、未熟さを痛感した」
「ランディは真面目だな!でも俺もそう思った。水魔法剣もやらないとな!」
「うむ、私は光魔法を覚えて「盾」もできるようになろうと思う」
ケンタウレア先生とカレンデュラ先生とジョンさんもそれぞれ何か思うところがあったようだ。
次の目標が決まって何よりだと思う。
ここから魔法総合は「暗き森の遺跡」へ移動。
その前に、サンドワームのことを隠していた3人にお説教タイム。
「ルーに負担をかけたくなかったんだ」
「ルーがこの事を知ったらきっと何とかしようとするだろ、だから俺たちで出来るとこまでやろうって」
「まだそれほど確信があったわけじゃないんだ、だから僕らで暗き森の遺跡へ行って調べようと…」
言い訳は分かった。
でも許しません!
「それで初動が遅れたらどうするつもりなの!?
俺にじゃなくてもいいから、ちゃんと学園なりギルドなりに相談したの!?」
「う…してない…」
「なんでしてないの!?」
「だって…ルーに、ばれちゃう…」
んもう!なんでそこが判断基準になるの!?
「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!
もしかしたら国家的、下手したら国際的な大事件になるかもしれないんだから!
少しでもそういった可能性を感じたら、ちゃんとしかるべきところに相談する!!分かった!?」
「はい…」
「ごめんなさい…」
「今後気を付けます…」
分かればよろしい。
というわけで、俺、殿下、おなじみ魔法総合研究室のメンバーにソラン先輩とウィン兄・ディー兄、すっかり俺の付き人と化してるアレクさんと、まだ暴れたりないらしいカイト君、夏休みが余ってるトレッドさんにギルドの担当クリビアさん、さらに何故か現地でゴード先輩と合流するということで結構な大所帯に。
「あのときは20人いたんだっけ?すごい人数だったよな」
「今回も16人いますけどね」
まあ、あの時よりは気楽だよね。
なんせ公爵家の人がいないからさ。
「そういえば、今回はアイリスさん来ないんですね?」
「仕事があるって言ってたよ」
「そうなんですね~」
と、何の気ない会話をしながら馬車のほうへ…
「おい、ルース。どこへ行く」
…ちっ、気づかれたか。
「その馬車、腰の痛いおじいちゃん先生に譲りましょうよ」
「ならん」
ならんって…あんた自分のお祖父ちゃんやろ!
大切にし!!
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「ほほ~、これは快適じゃのお!こんな良い物があったとは」
「本当ですね!ルース先生と殿下はこの馬車で…。私もこれを仕立てて貰おうかな…ね、ジョン?」
「え、エル…そんな大胆な!?」
結局、夕飯までの時間限定だけど、俺と殿下以外の人も特製馬車にご招待してみた。
殿下はご機嫌ナナメだけど、一日中イチャイチャするのも限界ですぞ…
リアルに精魂尽き果てちゃう。
「これ本当に2人乗りなの?」
「教授に僕にヘザー先輩でしょ、エル王子とジョンさんも乗って7人…」
御者台には何故か当然の顔をしてアレクさんが乗ってるしね。
それにしてもアレクさんは謎だな…
どうして俺の付き人みたくなったんだろう。
休憩の時にでも聞いてみよう…怖いけど。
「しかし本当に貴族になったみたいだね」
「ね、これぞ貴族って感じの馬車ですよね」
「いや、ヘザーとルースもれっきとした…」
うん、ジョンさんの言わんとしてることは分かる。
でも学園に来るまで乗合馬車しか乗った事ないんだもん。
「お前…領地に行くときはどうしてたんだ」
「もちろん乗合馬車を乗り継いでいくんですよ、結構便利ですよ?2日もあれば着きますもん。
色んな人たちと仲良くおしゃべりしたりして…楽しかったなあ」
「あ~、ルース君そういうの得意そうだもんね」
ちなみに間の1泊は野宿ですぞ?
「交通網が整備されてるって、偉大ですね」
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