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学園4年目
今年も新年会
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年始といえば新年会。
新年会と言えば…
「ユーフォルビア様、本年も我らの業界に是非お力を貸して頂きたい」
「今度代わりの人員をやりますので、リチャードさんをこちらに寄越しては頂けませんか」
「それは…本人に聞いてみませんと、何とも」
俺は去年に引き続き国中のヤ…色街のトップが集まる集会に参加していた。
だって!
寮の玄関に強面が待ち伏せしてて!!
「お迎えに上がりました」とか言われたら!
黙って黒塗りの馬車に乗るしかないじゃん!?
でも、見た目に反して俺に丁寧に接してくれるので、最初のときほど怖くは無い。
「イカツイ宴っすね」
「我が国の裏を知る者ばかりだからな」
…一緒にいたアレクさんと殿下も付いてきてくれたし。
「ルース殿、あの後新しいサービスに繋がるものは見つかっていませんか」
「残念ながらこれといって。
何か行き詰ってらっしゃる?」
「うちの街にも独自のサービスが欲しいんですよ、あの「悩み相談」のような…」
「ああ~、なるほど」
庭師トリエステが出身街で開いた「性生活の悩み相談(ガチ)室」が密かに人気を集めているらしく、ついには風俗誌だけじゃなく流行誌からも取材が来た…と手紙に書いてあった。
夏休みの手伝いに来てくれた時には、
「坊ちゃんと手記を纏めていたときに思ったんです…セックスを本気で捉え直してみよう、って」
…と照れながら言ってたな。
「そうですね…あれも各地へ拡げたいとこですけど、パロディ感覚でちょっと下世話なやつをやるのもありか…」
「ほう?」
「風俗ソムリエ…案内所の強化版みたいな…」
「!今すぐあちらでお話を!」
気が付くと多種多様の強面から声が掛かって、あっちいったりこっちいったり…。
しかし、その土地独特の風俗サービスねえ…
あっ、特産品の男体盛りとか?
あかん、まっっったくピンと来えへん。
「ルース殿、うちの街にも、是非何かアイデアを」
「えー…と、確か、古くて立派な、中庭のある娼館がある…っておっしゃってましたか」
「ええ、それがうちの自慢でして…」
「でしたら、その中庭で野外プレイをするときにですね…」
「…はっ?え!?いや、その」
「えっ、してないんですか?勿体ない!
身体だけじゃなく非日常の体験も売らないと…」
俺、風俗なんか行ったことも無いのにやたら色街に詳しくなってきたな…これ大丈夫なんか?
婚約破棄の理由になったりしない?
「…何だかんだ言いながら思い付くのがスゴイっすよね」
「そうだな…いつもながら感心するな」
とはいえ当の殿下が通常営業だしなあ。
大体、あの妙な影響力の風俗雑誌にインタビュー乗っちゃってるし…。
今更気にしたって遅いか。
「ルース、そろそろここを出ないと、王宮の新年会に差し障るぞ」
「あっ、そうなんですか!?
すみません皆さん、ここで失礼致します」
「皆、今年も宜しく頼む」
「ははー!!」
…王家の威力は今年も絶大だ。
殿下に腕を引かれてレストランの外へ出る。
そこにはいつもの特製馬車が…
「…アレクさんも一緒に乗るんですよね?」
「いや、これにはアレクだけが乗る」
「ええっ」
「いわゆる替え玉だ。俺とお前はあっちに乗る」
殿下に言われて振り向くと、そこには…
2人乗りの辻馬車?
「たまには狭い室内で楽しむのも良かろう?」
「…はっ?」
「お前も言っていたろう、非日常の体験は興奮する、と」
「そっ、そんなこと言ってないよ!?」
「そうか?
ユーフォルビアの閨教本にもあったぞ、マンネリを打破するにはまず場所を変えること、と」
「あっ、え?な、なんで」
「…お前が学ばんのなら、俺が先に学んで教えてやればいいと思ってな。なに、幼少の頃からそうしてきたのだ、任せておけ」
「…えっ!?」ひょいっ。
ちょ、あ、やめてってば!
王宮の新年会の前に精神削らないで!?
新年会と言えば…
「ユーフォルビア様、本年も我らの業界に是非お力を貸して頂きたい」
「今度代わりの人員をやりますので、リチャードさんをこちらに寄越しては頂けませんか」
「それは…本人に聞いてみませんと、何とも」
俺は去年に引き続き国中のヤ…色街のトップが集まる集会に参加していた。
だって!
寮の玄関に強面が待ち伏せしてて!!
「お迎えに上がりました」とか言われたら!
黙って黒塗りの馬車に乗るしかないじゃん!?
でも、見た目に反して俺に丁寧に接してくれるので、最初のときほど怖くは無い。
「イカツイ宴っすね」
「我が国の裏を知る者ばかりだからな」
…一緒にいたアレクさんと殿下も付いてきてくれたし。
「ルース殿、あの後新しいサービスに繋がるものは見つかっていませんか」
「残念ながらこれといって。
何か行き詰ってらっしゃる?」
「うちの街にも独自のサービスが欲しいんですよ、あの「悩み相談」のような…」
「ああ~、なるほど」
庭師トリエステが出身街で開いた「性生活の悩み相談(ガチ)室」が密かに人気を集めているらしく、ついには風俗誌だけじゃなく流行誌からも取材が来た…と手紙に書いてあった。
夏休みの手伝いに来てくれた時には、
「坊ちゃんと手記を纏めていたときに思ったんです…セックスを本気で捉え直してみよう、って」
…と照れながら言ってたな。
「そうですね…あれも各地へ拡げたいとこですけど、パロディ感覚でちょっと下世話なやつをやるのもありか…」
「ほう?」
「風俗ソムリエ…案内所の強化版みたいな…」
「!今すぐあちらでお話を!」
気が付くと多種多様の強面から声が掛かって、あっちいったりこっちいったり…。
しかし、その土地独特の風俗サービスねえ…
あっ、特産品の男体盛りとか?
あかん、まっっったくピンと来えへん。
「ルース殿、うちの街にも、是非何かアイデアを」
「えー…と、確か、古くて立派な、中庭のある娼館がある…っておっしゃってましたか」
「ええ、それがうちの自慢でして…」
「でしたら、その中庭で野外プレイをするときにですね…」
「…はっ?え!?いや、その」
「えっ、してないんですか?勿体ない!
身体だけじゃなく非日常の体験も売らないと…」
俺、風俗なんか行ったことも無いのにやたら色街に詳しくなってきたな…これ大丈夫なんか?
婚約破棄の理由になったりしない?
「…何だかんだ言いながら思い付くのがスゴイっすよね」
「そうだな…いつもながら感心するな」
とはいえ当の殿下が通常営業だしなあ。
大体、あの妙な影響力の風俗雑誌にインタビュー乗っちゃってるし…。
今更気にしたって遅いか。
「ルース、そろそろここを出ないと、王宮の新年会に差し障るぞ」
「あっ、そうなんですか!?
すみません皆さん、ここで失礼致します」
「皆、今年も宜しく頼む」
「ははー!!」
…王家の威力は今年も絶大だ。
殿下に腕を引かれてレストランの外へ出る。
そこにはいつもの特製馬車が…
「…アレクさんも一緒に乗るんですよね?」
「いや、これにはアレクだけが乗る」
「ええっ」
「いわゆる替え玉だ。俺とお前はあっちに乗る」
殿下に言われて振り向くと、そこには…
2人乗りの辻馬車?
「たまには狭い室内で楽しむのも良かろう?」
「…はっ?」
「お前も言っていたろう、非日常の体験は興奮する、と」
「そっ、そんなこと言ってないよ!?」
「そうか?
ユーフォルビアの閨教本にもあったぞ、マンネリを打破するにはまず場所を変えること、と」
「あっ、え?な、なんで」
「…お前が学ばんのなら、俺が先に学んで教えてやればいいと思ってな。なに、幼少の頃からそうしてきたのだ、任せておけ」
「…えっ!?」ひょいっ。
ちょ、あ、やめてってば!
王宮の新年会の前に精神削らないで!?
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