当て馬にも、ワンチャンあってしかるべき!

紫蘇

文字の大きさ
486 / 586
学園6年目

初夜 ※ ~アルファード視点~

しおりを挟む
「ひぃ、ひ、い、も、らめ」

ルースはそう喘いで涎を垂らしながら果てる。
涎で溺れそうなので、俺はそれを吸い上げる。

ついでに舌を入れて上あごをなぞると、ルースはびくびくと反応する。
ゆっくりと指でほぐす事で、挿入時の痛みを軽減し快感だけを与えられる…と、聞く。
俺はルースに痛みを感じさせたいわけではない。
だが縛りあげて抵抗できなくした身体に、快楽を狂うほど注ぎ続けたくはある。

今はまだ無理でも…。

「3本目を、挿れても?」
「あ、あう…も、も、やら…」
「では2本でもう少し続けようか」
「や!やあ、それも、やぁ…っ」
「我儘だな…お仕置きするぞ?」
「や、や!い、いれて、いいからぁ…!」

ふふ…可愛い。
ちょっと脅してやるとすぐに…

いう事を聞いてしまうんだから。

…今後も周囲には気を配らねばならんな。

「それでは…失礼して」
「あ…っ、あん、んっ…く」

指3本分拡がれば、俺自身をそこへ収めるに充分だろう…
何度思い描いたか分からないその行為を、今少し我慢する。

ずぷり、と指3本を挿れ、ぐちゅぐちゅとかき混ぜる。
指をバラバラに動かすと良いらしい…

「うっ…ふ、はっーーーあ、」

ほら、随分と良い反応を見せる。

喘ぎながら焦点の合わない目で俺を探し…
中は熱くうねって、俺の指を奥深くへ呼ぶ。

「あっ、ひあ、い、ああっ…!あぃっ」
「ふ、ふふ…感じるか?ルース」

さっきから腰は揺れっぱなし。
股も開きっぱなし…
自然と俺の指をくわえ込みやすくなるように動いているんだろう。

「健気で可愛い…俺の、ルース」
「いぅ、ひぅ、あっ、は、んっーー」

口からの涎だけじゃない。
ココからの涎も止まらないでトロトロと溢れる。
本当は潤滑油など要らない。
この先走りで充分濡れる…


----

ユーフォルビアの血統は濡れやすい…と、俺に教えてくれた男がいた。
彼はゼフの兄の伴侶だった。

「ですが、良いですか、殿下。
 濡れやすい事を指摘してはいけません」
「そうなのか?」
「いやらしい、という言葉も厳禁です」
「ふむ?」
「口を聞いて貰えないうえに、2か月もお預けを喰らいます…
 ですがそれ以上に相手を傷つけてしまった事を後悔します、お気を付けください」
「分かった、忠告痛み入る」

淫蕩、淫乱、そういった嘲笑に晒され続けてきた彼らにとって、その言葉は禁句だと教えてくれた。
愛されていると思っていた相手からの強烈な裏切りだと、感じるのだそうだ。

聞いておいて良かったと思う。

恥ずかしがるところを見たくてつい言いそうになる時は、それを「可愛い」に置き換えるようにして…。
それでもつい口走ってしまう事もあって、その度にヒヤヒヤしたが。

だがその甲斐もあって、俺が可愛いというのは自分だけなのだとルースに刷り込む事にまで成功した。
そして、可愛いというだけで沢山の顔を見せてくれるようになった。

照れた顔、困った顔、恥ずかしそうな顔…


----


「可愛いな…ルース」
「も、アル、言わないで…っ」

どんな顔も、可愛いの一言で引き出せる。
ルースを辱める言葉など無くても良い。

「…挿れても、良いか?ルース」
「うっ、う、うん…っ」

自分自身を当てがい、ルースの中へ侵入する。
ゆっくり…ゆっくり挿入しないと、暴発する。

「は…あ、いい…これが、ルースの…中か」
「うっ、う、ううっーー」
「息を吐け、ルース…余計な力を抜くんだ」

指のぶんは収まった。
ここから先…ゆっくり押し込む。

「は…、う、ん…んん…っ」

ルースが苦しそうに息をする。
膝に口づけて力を抜かせる。
ナカが脈うつようにうねって、俺をしゃぶる。

慎重に事を進めないと…
奥で放つほうが子は出来やすいそうだ。
まだ子どもは要らないから、できれば外に…
だが、奥で放った時の快感は堪らないとも聞く。

「ぐっ…う、悩む…」
「ふっ…う、ふぅ…すぅ、な、にを…?」
「種付けするか、しないかを」
「んっふ…ばか」

ぷい、と横を向いてふふ、と笑うルース。
その仕草が可愛くてエロくて暴発しかける。

いかん。

時々引いて、またゆっくり押し込む。
感じる所を擦る様に動かすと、ルースが喘ぐ。
全てが美しく、綺麗で、可愛く…官能的すぎる。

「はあ…ルース…っ、愛して、る…!」
「あ…る、も、いい、から、奥…っ!」

ルースが誘うように腰を揺らす。
もう、我慢の限界…っ!!

  ぱんっ。

「あああああっ!?」

ルースが叫ぶ。
一気に突いてしまった衝撃で俺のアレは暴発してしまった。
最も深いところで…

「うっ…く」
「ひ、あ、ある、あっ、あふ」

果てた俺のアソコをルースの中が締め付ける。
堪らなく…そそる、たぎる、たかぶる。
俺のアレがムクムクと…もう一度みなぎる。

「あ、あるっ…や、おっき…!」

もう、止まれないっ…!!

「動く…ぞ、ルース…!」
「ひぁ!?」


***


無茶苦茶に突いて、何度も果てさせて果てる。
もうどこへ子種を注ごうなどという余裕は無い。

「あい、してる…、ルース…っ!」
「あああああ、ああ、アルっ!!」

俺のものだ。
だれにもやらない。

しおりを挟む
感想 69

あなたにおすすめの小説

お前らの目は節穴か?BLゲーム主人公の従者になりました!

MEIKO
BL
 本編完結しています。お直し中。第12回BL大賞奨励賞いただきました。  僕、エリオット・アノーは伯爵家嫡男の身分を隠して公爵家令息のジュリアス・エドモアの従者をしている。事の発端は十歳の時…家族から虐げられていた僕は、我慢の限界で田舎の領地から家を出て来た。もう二度と戻る事はないと己の身分を捨て、心機一転王都へやって来たものの、現実は厳しく死にかける僕。薄汚い格好でフラフラと彷徨っている所を救ってくれたのが完璧貴公子ジュリアスだ。だけど初めて会った時、不思議な感覚を覚える。えっ、このジュリアスって人…会ったことなかったっけ?その瞬間突然閃く!  「ここって…もしかして、BLゲームの世界じゃない?おまけに僕の最愛の推し〜ジュリアス様!」  知らぬ間にBLゲームの中の名も無き登場人物に転生してしまっていた僕は、命の恩人である坊ちゃまを幸せにしようと奔走する。そして大好きなゲームのイベントも近くで楽しんじゃうもんね〜ワックワク!  だけど何で…全然シナリオ通りじゃないんですけど。坊ちゃまってば、僕のこと大好き過ぎない?  ※貴族的表現を使っていますが、別の世界です。ですのでそれにのっとっていない事がありますがご了承下さい。

転生したらBLゲームのホスト教師だったのでオネエ様になろうと思う

ラットピア
BL
毎日BLゲームだけが生き甲斐の社畜系腐男子凛時(りんじ)は会社(まっくろ♡)からの帰り、信号を渡る子供に突っ込んでいくトラックから子供を守るため飛び出し、トラックに衝突され、最近ハマっているBLゲームを全クリできていないことを悔やみながら目を閉じる。 次に目を覚ますとハマっていたBLゲームの攻略最低難易度のホスト教員籠目 暁(かごめ あかつき)になっていた。BLは見る派で自分がなる気はない凛時は何をとち狂ったのかオネエになることを決めた オチ決定しました〜☺️ ※印はR18です(際どいやつもつけてます) 毎日20時更新 三十話超えたら長編に移行します メインストーリー開始時 暁→28歳 教員6年目 凛時転生時 暁→19歳 大学1年生(入学当日) 訂正箇所見つけ次第訂正してます。間違い探しみたいに探してみてね⭐︎ 11/24 大変際どかったためR18に移行しました 12/3 書記くんのお名前変更しました。今は戌亥 修馬(いぬい しゅうま)くんです

【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】  最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。  戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。  目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。  ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!  彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!! ※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中

虚ろな檻と翡翠の魔石

篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」 不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。 待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。 しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。 「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」 記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。

強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない

砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。 自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。 ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。 とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。 恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。 ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。 落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!? 最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。 12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生

当て馬的ライバル役がメインヒーローに喰われる話

屑籠
BL
 サルヴァラ王国の公爵家に生まれたギルバート・ロードウィーグ。  彼は、物語のそう、悪役というか、小悪党のような性格をしている。  そんな彼と、彼を溺愛する、物語のヒーローみたいにキラキラ輝いている平民、アルベルト・グラーツのお話。  さらっと読めるようなそんな感じの短編です。

同室のアイツが俺のシャワータイムを侵略してくるんだが

カシナシ
BL
聞いてくれ。 騎士科学年一位のアイツと、二位の俺は同じ部屋。これまでトラブルなく同居人として、良きライバルとして切磋琢磨してきたのに。 最近のアイツ、俺のシャワー中に絶対入ってくるんだ。しかも振り向けば目も合う。それとなく先に用を済ませるよう言ったり対策もしてみたが、何も効かない。 とうとう直接指摘することにしたけど……? 距離の詰め方おかしい攻め × 女の子が好きなはず?の受け 短編ラブコメです。ふわふわにライトです。 頭空っぽにしてお楽しみください。

転生したら乙女ゲームのモブキャラだったのでモブハーレム作ろうとしたら…BLな方向になるのだが

松林 松茸
BL
私は「南 明日香」という平凡な会社員だった。 ありふれた生活と隠していたオタク趣味。それだけで満足な生活だった。 あの日までは。 気が付くと大好きだった乙女ゲーム“ときめき魔法学院”のモブキャラ「レナンジェス=ハックマン子爵家長男」に転生していた。 (無いものがある!これは…モブキャラハーレムを作らなくては!!) その野望を実現すべく計画を練るが…アーな方向へ向かってしまう。 元日本人女性の異世界生活は如何に? ※カクヨム様、小説家になろう様で同時連載しております。 5月23日から毎日、昼12時更新します。

処理中です...