当て馬にも、ワンチャンあってしかるべき!

紫蘇

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新婚旅行

Let’s ケモ耳 ~モロー君視点~ ※ ちょいスカ

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ある日のお風呂上がり、僕はウィンさんの寝間着をこれ見よがしに差し替えた。

「……これは」
「折角殿頂いたものですし、使わないのも失礼でしょう?」
「いや、その…だけど…」
「上着だけでも着てみましょう?」
「う…でも」
「じゃあ靴下だけ履きますか?
 …それも倒錯的でいいかもしれませんよ」
「とっ、とーさくてき!?」

殿下から頂いたのは、ウサギの耳がついた白いモフモフパーカーと、セットの靴下。

これをウィンさんに着てもらうのには少し骨が折れそうだけど、きっと可愛いと思うんだ。


…そういえば、ウィンさんを抱くのもなかなか一苦労だった。
だって自分が抱く側だって信じ込んでるんだもんな。

まあ…別に抱かれても良いんだけどさ。
お互い抱いたり抱かれたりっていう関係になるには、最初が肝心だと思ったんだ。

僕の父たちは、お互いがお互いの子を産んだ。
それが絆を強くするんだって…
同じ痛みを分かち合って、そうしてよりお互いを想い合うようになるんだって。

僕は、ウィンさんとそういう伴侶同士になりたい。
だからお願い、と頑張って説得して…。

そしたらウィンさんが折れてくれたんだ。


そしてその日、ベッドの上で、ウィンさんは少し不安げにしながらも僕を受け入れてくれた

「…痛いのは嫌だからな?」
「はい、痛かったら言ってくださいね?」
「う、うう…うん」

それからキスをして、性感帯をひとつひとつ丁寧に刺激して…。

「ここ、気持ち良いですか?」
「んっ…うん、はぁ…っ」

右耳にキスしながら、左耳の裏側を指でくすぐって…
使っていない方の手は、ウィンさんと指を絡め合って。

「右と左、どっちが気持ち良いですか?」
「あっ…ん、りょ、りょうほう…」
「そうですか…じゃあ今度は左側を舌で、右を指でしてみましょうね?」
「ふぁっ…、も、みみ、いいからぁ…」
「じゃあ次はどこがいいですか?」
「はっ…あ、き、きくな…恥ずかし、い…」

首筋を丁寧に舐めて、時々歯を立てて…

「ぅ…それ、やめろ…」
「どうして?」
「くいころされそうで、や…」
「そうですか…じゃあここは、止めましょうね」
「んっ…うん…っ」

胸の真ん中にキスをしながら、左右の粒を指で刺激して。

「あっ…!や、んっ…!!」
「抓られるのと捏ねられるのはどっちが?」
「は…あ、ん、わかんな…ぁ!」
「じゃあ右と左で弄り方を変えてみましょうか」
「あっ、ん、やぁっ、あっ…!」

やっぱり胸の粒は感じやすいみたいで、舐めても吸っても噛んでも…

「あっ!ん、んっ!も、噛むな、あ…」
「すみません、痛かったですか?」

そうして優しく舌で転がすと、ぴくぴくって瞼が動いて、腰もゆらゆらと動いて…

「ウィンさんは、こうされるのが好きなんですね…?」
「や、ちが…んっ、ふ…んん…っ」
も育って来ましたね…いい子、いい子」
「いっ、あ!な、撫でるな、あっ!」

ウィンさんの頭をナデナデすると、茎の部分も擦れとねだる様に、僕の手に擦りつけるように腰を跳ねさせて…
だから片手でソレを握りこんで、もう一方の手で後ろの準備をする。

「ぁ、ゆび、まだ、入れんなって…」
「これは指じゃなくて…おしりをキレイにする魔道具ですよ」
「へ、あ…っ!?」
「先端からぬるま湯が出て、中を洗浄するんです。
 洗ったお湯は持ち手の筒を通って、袋の部分へ溜まるんです…ここから見えるお湯が透明になったら、終わり」
「あっ、ん、それってっ」
「この袋に溜まった汚水は後でトイレに流して、袋はそのまま捨ててしまえます」
「や、やめ、汚いっ!?」
「大丈夫、お風呂の前にでしょう?」
「ばかっ、言うな!!」

…恥ずかしがるウィンさん。
…きっと僕しか知らないウィンさん。

僕は、僕しか知らないウィンさんのかわいいところをたくさん集めたいんだ。
そうすれば、4年の歳の差が埋まる…

そんな気がする。

「…きれいに、なりましたよ」
「ううう…ばかぁ」
「今からゆっくり、解していきましょうね?
 明日は何の予定もありませんし…朝まで掛けても、構わないから」
「あ、あっ、さぁ…っ?」

ウィンさんに知られないように、指先を香油に浸す。
そっと指を後ろに這わせて、人差し指の先、第一関節までを入れる。

「んふっ!?」
「痛くありませんか?」
「ん、うん、ちょっとびっくりした…」
「良かった…じゃあ、拡げていきますね」
「あ、ああ…んっ…」

***

…そうして、一晩かけてウィンさんの後ろを慣らして、繋がった。

ウィンさんの初めては…
とんでもなく、綺麗で、色っぽくて、大人な…
それでいて、かわいくて…


「…何だよ、その顔」
「あ、いえ…その、初めての夜を思い出して」

ウィンさんが僕の顔を見て不満そうに言う。
僕が素直に答えると、顔をちょっと背けて不満げに言う。

「…ったく、初めてだってついこの間だってのに」
「まあ…確かに、そうですよね…」

仕方ない、この服をウィンさんに着てもらうのはもう少し後にしよう。

「じゃあ、今日はこのままベッドへ行きますか?」
「…おう」

僕はウィンさんを横抱きにしてベッドまで運ぶ。

「…これ、やっぱ慣れないな」
「そうですか?」
「重くないの?」
「うーん…そんなに意識した事ないですね」

確かにウィンさんのほうが僕より頭一つ分くらい背が高い。
がっちりした体形だし、僕よりずっと体重はあるんだと思うけど…

「うちは、何でも運ぶのが家業ですから」
「…何だそれ」

伴侶をベッドまで運べずして、セリンセは名乗れないから。

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