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向かえ!大団円
結界復活…?
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昼飯を食べた後、謎の素材をダリル様に預けて作業再開。
「では、先程の位置に皆さんお戻り頂いて」
「…また地面の捜査ですか?」
「いや、土地の魔力に混ざり物が無ければもう大丈夫なんですけどね」
まずは土地の魔力を確認する。
俺は地面に膝を付き、土下座スタイルで土地の魔力を感じる事に集中する…
「…問題は、なさそう」
次は石碑の回路の確認だ。
微弱な魔力を回路に流し、問題無く機能している事を確認し…
「…前回見た時も、異常は無かったんだよな」
だから前回よりも慎重に、時間をかけて精査する。
それぞれの機能に、異常な負荷がかかっていないか…
「…う~~ん」
特に、異常は無し…無し、だな…。
「本当にこれで大丈夫…なのか?」
俺以外の人に意見を聞けたら良いんだけど…
ヨークさんはこういうの苦手だって言うし、親父が来るまで待つしかないのか…。
「どうされました、ロンバード様」
「いや…検査して異常は見当たらなかったんですけど、本当に大丈夫なのか、不安で…」
「でしたら、我々も先程ロンバード様が拾われたという不思議な板を探しましょうか」
「うーーん……そうですね、お願いしようかな…」
回路が魔力を拾う範囲内に、またさっきの謎素材が入って来ても困るからな。
「それにしても、地面にあるだけで土地の魔力に影響する素材…なぁ」
そんなのがいっぱい手に入るんなら、それこそ夢のような話…
「じゃあ、怪しいと思った物があればどんどん持って来てください。
サイズはこのくらいで、光をやや反射する、緑っぽい色の…」
俺は騎士団の皆様にさっきの素材を説明し、捜索の手伝いをお願いする。
「それでは、あまり石碑から離れないように気を付けて…お願いします」
「はい!」
そうして、騎士団の皆さまは自然と3人一組になり、石碑の半径10mよりすこし先を捜索し始めた。
***
「ロンバード様、これは?」
「あ、はい!ちょっと…見ますね、う~ん…
そう、これ!そうです」
「やった!!」
捜索開始から3時間経過し、騎士さんたちは次々に謎の素材を回収してきた。
その数、14枚…なかなかの枚数だと思う。
「最初から皆さんに探して貰えば良かったかな…」
「いえいえ、最初から探す物が分かっているから早いんです。何も分からない所から探すのはやっぱり難しいですよ」
騎士さんはそう言ってくれるけど、間違いなく「俺らが捜した方が早くね?」と思われてたと思う。
「それで、これはどこに?」
「こっちの方角ですね」
「ふむ…なるほど」
14枚中9枚は、バラバラの方向に落ちていた。
けど、14枚中5枚は…
「何となく、東の方角に集まっているような…?」
という事は、その方向からこの謎素材は運ばれてきたのだろうか。
「…素材が集まってた方角を、調べてみよう」
「まさか、今から東へ行くのですか?」
「ええ、この素材が一体どこから来たのか探し当てられたら…と思って」
「ですが、もうすぐ日没ですよ?」
「大丈夫ですよ、そこまで遅くならないように戻って来ますから」
そうして俺は第9の皆様に伝言を残し、上空へ飛んだ。
東の方角を見ると、すでに少し暗くなっていた。
「う~ん、やっぱ本格的な調査は親父が来てからだな…」
だからほんの少しだけ行って戻るつもりで…
深入りする気は、無かったのだ。
この時は。
「では、先程の位置に皆さんお戻り頂いて」
「…また地面の捜査ですか?」
「いや、土地の魔力に混ざり物が無ければもう大丈夫なんですけどね」
まずは土地の魔力を確認する。
俺は地面に膝を付き、土下座スタイルで土地の魔力を感じる事に集中する…
「…問題は、なさそう」
次は石碑の回路の確認だ。
微弱な魔力を回路に流し、問題無く機能している事を確認し…
「…前回見た時も、異常は無かったんだよな」
だから前回よりも慎重に、時間をかけて精査する。
それぞれの機能に、異常な負荷がかかっていないか…
「…う~~ん」
特に、異常は無し…無し、だな…。
「本当にこれで大丈夫…なのか?」
俺以外の人に意見を聞けたら良いんだけど…
ヨークさんはこういうの苦手だって言うし、親父が来るまで待つしかないのか…。
「どうされました、ロンバード様」
「いや…検査して異常は見当たらなかったんですけど、本当に大丈夫なのか、不安で…」
「でしたら、我々も先程ロンバード様が拾われたという不思議な板を探しましょうか」
「うーーん……そうですね、お願いしようかな…」
回路が魔力を拾う範囲内に、またさっきの謎素材が入って来ても困るからな。
「それにしても、地面にあるだけで土地の魔力に影響する素材…なぁ」
そんなのがいっぱい手に入るんなら、それこそ夢のような話…
「じゃあ、怪しいと思った物があればどんどん持って来てください。
サイズはこのくらいで、光をやや反射する、緑っぽい色の…」
俺は騎士団の皆様にさっきの素材を説明し、捜索の手伝いをお願いする。
「それでは、あまり石碑から離れないように気を付けて…お願いします」
「はい!」
そうして、騎士団の皆さまは自然と3人一組になり、石碑の半径10mよりすこし先を捜索し始めた。
***
「ロンバード様、これは?」
「あ、はい!ちょっと…見ますね、う~ん…
そう、これ!そうです」
「やった!!」
捜索開始から3時間経過し、騎士さんたちは次々に謎の素材を回収してきた。
その数、14枚…なかなかの枚数だと思う。
「最初から皆さんに探して貰えば良かったかな…」
「いえいえ、最初から探す物が分かっているから早いんです。何も分からない所から探すのはやっぱり難しいですよ」
騎士さんはそう言ってくれるけど、間違いなく「俺らが捜した方が早くね?」と思われてたと思う。
「それで、これはどこに?」
「こっちの方角ですね」
「ふむ…なるほど」
14枚中9枚は、バラバラの方向に落ちていた。
けど、14枚中5枚は…
「何となく、東の方角に集まっているような…?」
という事は、その方向からこの謎素材は運ばれてきたのだろうか。
「…素材が集まってた方角を、調べてみよう」
「まさか、今から東へ行くのですか?」
「ええ、この素材が一体どこから来たのか探し当てられたら…と思って」
「ですが、もうすぐ日没ですよ?」
「大丈夫ですよ、そこまで遅くならないように戻って来ますから」
そうして俺は第9の皆様に伝言を残し、上空へ飛んだ。
東の方角を見ると、すでに少し暗くなっていた。
「う~ん、やっぱ本格的な調査は親父が来てからだな…」
だからほんの少しだけ行って戻るつもりで…
深入りする気は、無かったのだ。
この時は。
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