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知らない天井だ……?
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……目が覚めたら知らない場所だったので、クララベルはパチパチと瞬きをした。ネット小説やライトノベルのように、白くはないがこれはもしかして。
「知らない天井だ……?」
「ハハッ」
「っ!?」
つい呟いてしまったクララベルの耳に、男性の笑い声が聞こえた。ギョッとし、飛び起きると少し離れた場所でウィラードが座っていたのに固まる。
「な、な……っ!?」
「落ち着け。寝ている女性に、手は出さない……昨日は襲撃があったから、一緒の天幕を使ったが。今日、外の様子を見て大丈夫そうなら、別の天幕を使うから」
単純に、一人だと思っていたのに人がいたことに対しての驚きだったが、ウィラードが宥めるように言う。前世を含めて『そういう』経験はないが、流石に何かされれば解ると思うし、何よりドレスを脱がせてすらいないので、美形なだけではなく紳士だとクララベルは素直に感心した。
「お気遣い、ありがとうございますっ」
「どういたしまして。濡れタオルがあるから、使ってくれ。あと朝食を持ってくるから、あるなら着替えておくと良い」
「はいっ!」
本当に、気遣いがありがたすぎる。
感謝しつつ、クララベルはウィラードが出ていくのを見送って、着ていたドレスを脱いで鞄に入れていた質素なワンピースに着替えた。皺になるが、そのまま出しておくと荷物になるので、代わりにドレスを鞄に入れる。
そして髪飾りを外すと、髪紐で首の後ろで束ね直し、タオルで顔を拭いてサッパリしたところでウィラードが戻ってきた。
「今更だが、一人で着替えが出来るんだな」
「はい」
「侍女を連れてくるかと思って、女性騎士を連れて来なかったから正直、助かる。朝は簡単に、パンに干し肉を挟んだもので申し訳ないが」
「言われてみたら、そうですね……って、十分です! ありがとうございます!」
いつ寝落ちたか覚えてないが、寝落ちる前に食べていた串焼きも美味しかった。更に、仕事を押しつけられて抜くことも多かったので、こうして朝もご飯を食べられること自体がありがたい。
固いパンだが、塩漬け肉と食べるとちょうど良かった。しっかりよく噛んで食べていると、同じようにパンをかじっていたウィラードが、ふと思いついたように言った。
「申し訳ないが、移動をするので昼はなしだ。そして、夜だが……君が良ければ、夕食作りを手伝うか?」
「っ、はい、是非!」
「数日、野宿だから食材はパンと、昨日食べたような塩漬け肉や玉ねぎ、あと人参くらいだぞ?」
「十分です!」
上げ前据え膳はありがたいが、一方で働かざる者食うべからずと思うので、少しでも働けるならありがたい。
そう思い、クララベルは笑顔でウィラードに答えるのだった。
「知らない天井だ……?」
「ハハッ」
「っ!?」
つい呟いてしまったクララベルの耳に、男性の笑い声が聞こえた。ギョッとし、飛び起きると少し離れた場所でウィラードが座っていたのに固まる。
「な、な……っ!?」
「落ち着け。寝ている女性に、手は出さない……昨日は襲撃があったから、一緒の天幕を使ったが。今日、外の様子を見て大丈夫そうなら、別の天幕を使うから」
単純に、一人だと思っていたのに人がいたことに対しての驚きだったが、ウィラードが宥めるように言う。前世を含めて『そういう』経験はないが、流石に何かされれば解ると思うし、何よりドレスを脱がせてすらいないので、美形なだけではなく紳士だとクララベルは素直に感心した。
「お気遣い、ありがとうございますっ」
「どういたしまして。濡れタオルがあるから、使ってくれ。あと朝食を持ってくるから、あるなら着替えておくと良い」
「はいっ!」
本当に、気遣いがありがたすぎる。
感謝しつつ、クララベルはウィラードが出ていくのを見送って、着ていたドレスを脱いで鞄に入れていた質素なワンピースに着替えた。皺になるが、そのまま出しておくと荷物になるので、代わりにドレスを鞄に入れる。
そして髪飾りを外すと、髪紐で首の後ろで束ね直し、タオルで顔を拭いてサッパリしたところでウィラードが戻ってきた。
「今更だが、一人で着替えが出来るんだな」
「はい」
「侍女を連れてくるかと思って、女性騎士を連れて来なかったから正直、助かる。朝は簡単に、パンに干し肉を挟んだもので申し訳ないが」
「言われてみたら、そうですね……って、十分です! ありがとうございます!」
いつ寝落ちたか覚えてないが、寝落ちる前に食べていた串焼きも美味しかった。更に、仕事を押しつけられて抜くことも多かったので、こうして朝もご飯を食べられること自体がありがたい。
固いパンだが、塩漬け肉と食べるとちょうど良かった。しっかりよく噛んで食べていると、同じようにパンをかじっていたウィラードが、ふと思いついたように言った。
「申し訳ないが、移動をするので昼はなしだ。そして、夜だが……君が良ければ、夕食作りを手伝うか?」
「っ、はい、是非!」
「数日、野宿だから食材はパンと、昨日食べたような塩漬け肉や玉ねぎ、あと人参くらいだぞ?」
「十分です!」
上げ前据え膳はありがたいが、一方で働かざる者食うべからずと思うので、少しでも働けるならありがたい。
そう思い、クララベルは笑顔でウィラードに答えるのだった。
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