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オンリーワン?1
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「「「キャアァアッ!! 」」」
そして、次の日。
食堂に入った途端に上がる歓声と向けられる敵意に、俺はこっそりため息を吐いた。
(それでも表立って文句言わない辺り、会長の一言が効いてんだな)
一茶によると昨日、食堂で会長は「真白に手出ししたら承知しない」と言ったらしい。確かに昨日から、おおっぴらには罵られてはいないよな。
(その分、内に篭ってそうだけど)
内心、肩を竦めながら俺は食堂奥へとついて行った。生徒会と風紀委員用には、専用席がある。最初、聞いた時は大げさだと思ったけど、あの雰囲気の中で食べるよりはマシだ。
(……雰囲気悪いのは、こいつらだけで十分だ)
「真白、今日も可愛いな」
「紅河の目は節穴ですか? 真白は『いつも』可愛いんですよ」
「……ん」
「抱き心地も最高だし♪」
「「あーっ、沙黄ズルいーっ!!」」
生徒会の面々は、呼び出しておいて俺には全く話しかけてこない。まあ、それはむしろ願ったり叶ったりなんだけど、真白をチヤホヤしながらも俺の様子を伺っている。
(俺、友達ですから。ヤキモチなんて、妬きませんから)
直接、言った方がいいのか? でも、変にプライド高そうだから逆ギレされても嫌だしな。
「真白、昨日はお腹空きませんでしたか? 今日は何を注文しますか?」
「モツ煮込みて……」
「真白には、少し辛いと思う。俺の一口食わせてやるから、他の頼め」
そして、副会長が注文を仕切り出したけど――真白が注文しようとしたのを、俺は止めた。
だってこいつ、お子様舌なんだよ。一昨日のカレーも、牛乳とかトマト入れて真白の分だけ甘くしたし。
「「「「「っ!?」」」」」
って言うか、これくらいのことで怒るのやめてくれ。イケメンのくせに、心が狭いにも程がある。
「随分と、知ったような口を叩く庶民だな」
「……はい?」
あれ、注文が終わったと思ったら何か、俺様会長が絡んできたぞ?
「貴様も、真白とは会ったばかりだろう? 真白の何を知ってるって言うんだ?」
「そうですね、食べ物の好き嫌いくらいです」
朝晩作るんで、真白だけじゃなく一茶や奏水にも聞いた。だからそう答えると、途端に生徒会の間に沈黙が落ちた。
と思ったら、真白の後ろで顔を突き合わせて内緒話を始める。
「あいつは何だ? 真白の嗜好を把握とか、執事でも目指してるのか?」
「落ち着きなさい、紅河。庶民は店に行けないんで、下手なくせに手料理だからと勝手に価値をつけてアピールするんですよ」
「……ライ、バル」
「まあ、健気っちゃ健気? 正直、手作りとか重いけど」
「「真白が可哀想ー」」
内緒話、聞こえてるぞ。ってか、価値観が別物すぎて怒る気にもならない。
(そんなに真白が好きか、お坊ちゃん共……盲目っぷりが本当、残念だよな)
ベタ惚れ馬鹿は萌えるって聞くけど、萌える……か? 同じ男としては本当、残念としか思えないけど。
(夜にでも、桃香さんに聞いてみよう)
ただ、あまりにも馬鹿だと無駄にページ取りそうなんだよな。
生徒会と進展させようかと思ったけど、他の相手探そうかな。まだ見ぬ風紀委員長とか、親衛隊隊長とかどうかな?
「……ろ」
そんなことを考えてたら、生徒会に囲まれた真白がボソリと呟いた。あぁ、まあ、俺に聞こえるんなら真白にも聞こえるよな。
「「「「「えっ?」」」」」
「いい加減にしろよ、お前ら……オレのしっ、親友に酷いことを言いやがって!」
あ、親友発言で照れた。真白、和みをどうもありがとう。
そして、次の日。
食堂に入った途端に上がる歓声と向けられる敵意に、俺はこっそりため息を吐いた。
(それでも表立って文句言わない辺り、会長の一言が効いてんだな)
一茶によると昨日、食堂で会長は「真白に手出ししたら承知しない」と言ったらしい。確かに昨日から、おおっぴらには罵られてはいないよな。
(その分、内に篭ってそうだけど)
内心、肩を竦めながら俺は食堂奥へとついて行った。生徒会と風紀委員用には、専用席がある。最初、聞いた時は大げさだと思ったけど、あの雰囲気の中で食べるよりはマシだ。
(……雰囲気悪いのは、こいつらだけで十分だ)
「真白、今日も可愛いな」
「紅河の目は節穴ですか? 真白は『いつも』可愛いんですよ」
「……ん」
「抱き心地も最高だし♪」
「「あーっ、沙黄ズルいーっ!!」」
生徒会の面々は、呼び出しておいて俺には全く話しかけてこない。まあ、それはむしろ願ったり叶ったりなんだけど、真白をチヤホヤしながらも俺の様子を伺っている。
(俺、友達ですから。ヤキモチなんて、妬きませんから)
直接、言った方がいいのか? でも、変にプライド高そうだから逆ギレされても嫌だしな。
「真白、昨日はお腹空きませんでしたか? 今日は何を注文しますか?」
「モツ煮込みて……」
「真白には、少し辛いと思う。俺の一口食わせてやるから、他の頼め」
そして、副会長が注文を仕切り出したけど――真白が注文しようとしたのを、俺は止めた。
だってこいつ、お子様舌なんだよ。一昨日のカレーも、牛乳とかトマト入れて真白の分だけ甘くしたし。
「「「「「っ!?」」」」」
って言うか、これくらいのことで怒るのやめてくれ。イケメンのくせに、心が狭いにも程がある。
「随分と、知ったような口を叩く庶民だな」
「……はい?」
あれ、注文が終わったと思ったら何か、俺様会長が絡んできたぞ?
「貴様も、真白とは会ったばかりだろう? 真白の何を知ってるって言うんだ?」
「そうですね、食べ物の好き嫌いくらいです」
朝晩作るんで、真白だけじゃなく一茶や奏水にも聞いた。だからそう答えると、途端に生徒会の間に沈黙が落ちた。
と思ったら、真白の後ろで顔を突き合わせて内緒話を始める。
「あいつは何だ? 真白の嗜好を把握とか、執事でも目指してるのか?」
「落ち着きなさい、紅河。庶民は店に行けないんで、下手なくせに手料理だからと勝手に価値をつけてアピールするんですよ」
「……ライ、バル」
「まあ、健気っちゃ健気? 正直、手作りとか重いけど」
「「真白が可哀想ー」」
内緒話、聞こえてるぞ。ってか、価値観が別物すぎて怒る気にもならない。
(そんなに真白が好きか、お坊ちゃん共……盲目っぷりが本当、残念だよな)
ベタ惚れ馬鹿は萌えるって聞くけど、萌える……か? 同じ男としては本当、残念としか思えないけど。
(夜にでも、桃香さんに聞いてみよう)
ただ、あまりにも馬鹿だと無駄にページ取りそうなんだよな。
生徒会と進展させようかと思ったけど、他の相手探そうかな。まだ見ぬ風紀委員長とか、親衛隊隊長とかどうかな?
「……ろ」
そんなことを考えてたら、生徒会に囲まれた真白がボソリと呟いた。あぁ、まあ、俺に聞こえるんなら真白にも聞こえるよな。
「「「「「えっ?」」」」」
「いい加減にしろよ、お前ら……オレのしっ、親友に酷いことを言いやがって!」
あ、親友発言で照れた。真白、和みをどうもありがとう。
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