71 / 73
オマケ
*ハロウィン・パーティー 後夜祭
しおりを挟む
「とんでもねえ事になったな」
『暴食公』と『苛烈公』の騒ぎの後、パーティーはお開きになった。
シーモスはパーティーの後始末に奔走し、その間、泰樹はイリスと一緒にいた。
「パーティー、最後までやれなかったね。でも、ま、いっか。楽しかったし! それに……レオノくんは大好きな人を見つけられたし、ね!」
命を狙われたというのに、イリスはにこにことしている。イリスにしてみれば、あの程度の魔法、命を脅かすモノでは無いのかもしれない。
「どこにも、怪我は無いんだよな?」
「うん。ナティエちゃんが『跳躍』してくれたし、全然平気ー」
自分を案ずる泰樹に、イリスは嬉しそうな表情を崩さない。
「……イリス陛下。そろそろお召し替えを」
すでにいつもの服装に着替えたアルダーが、イリスをうながす。まだミイラ男姿だったイリスは、ソファーから立ち上がってうーんと伸びをする。
「あーあ。パーティーが終わっちゃうと、やっぱり寂しいね。僕、着替えたら今日は寝ちゃおうかなー?」
「ん。それなら俺も部屋に戻るわ。いつまでもこれ、着てるわけにいかねーしなー」
恥ずかしげに眉根を寄せ、サキュバス衣装を軽く引っ張って、泰樹も席を立つ。
「じゃあな、イリス……陛下。おやすみ」
「うん。タイキもおやすみー!」
イリスと別れて、泰樹はシーモスの私室に戻る。着替えはシーモスの部屋に置いてあるし、泰樹の私室とシーモスの私室はそもそも続き部屋だった。
「……おや? タイキ様」
私室の扉を開けると、すでにシーモスは戻っていた。彼もまた、仮装姿のままだ。
「あ。もう、帰ってきたのか?」
「ええ。後は任せて参りました。……タイキ様、その衣装、完成させましょう」
「……完成?」
発言の意図がつかめずに、泰樹は首をかしげる。シーモスは立ち上がって、泰樹の前に立つと白手袋をしたままの手のひらを泰樹のむき出しの腹に当てた。
「『王よ。夜と命の女王よ。豊穣の印を刻め。夜の呪いを刻め』……」
シーモスが何か呪文を唱えると、泰樹の腹に薄桃色の『紋様』が浮かび上がる。それが、ほんのりと光っている。
「……なに? コレ?」
「それは、『淫紋』でございます。タイキ様。その『紋様』を刻まれた者は、性感が高まり、精を貪欲に求め、より淫乱に……」
「はずせ。今すぐとってくれ」
泰樹はジト目で、食い気味に言う。
「折角、サキュバスの衣装をお召しなのですから……ね?」
「は……っあ、……? 訳わかんねーこと、言うなっ」
全身が、熱く火照ってくる。まるで、腹に熱い炎を灯されたみたいに。これはヤバい。泰樹の本能が、そうささやいている。
「……ぁ……は、やく、はず、して……っ」
「……なかなか、強烈でございましょう? タイキ様は慣れてしまわれて、いつもの刺激ではご不満なようでしたから」
涼しい顔で、シーモスは笑う。その肩にすがりついて、泰樹は息も絶え絶えに背骨をはい上る快感をこらえた。
「や、だ……ぁ……っ腹、なか……っスゲえ、ズクズク、する……っ」
もはや立っていることも難しく、泰樹は切なげに喘いで座り込む。
下半身はすでに張り詰めて、苦しげに革の生地を押し上げていた。
「あ、あ……っや、あ……っ切ねえ、よ……っでも、やだ……こんなっ無理矢理……っは、ぐっ」
理性の欠片が、泰樹に拒絶の言葉を紡がせる。だが、吐息はすっかり潤んでいる。
「は……っシーモスぅ……ばか……っこんなの……っ無くても……アンタになら、よろこんで……っ」
言葉とは裏腹に、蕩けきった眼をして、泰樹はシーモスの足元にすがりつく。
震える指先でスラックスのボタンを外し、前をくつろげると、下着から褐色のソレを自由にした。
「はぁ、は、はぁ……っコレ、舐めたい……っコレ、欲しい……っチンコ……っ」
すでに、泰樹の瞳にはハートマークがちらついている。
「……お戯れを。タイキ様」
シーモスは密やかに笑って、泰樹の髪をつかみ、上を向かせる。
「まだ、そちらはお預けでございます」
「ひぅ……っ」
冷たく見据える遊色の瞳。それだけでも、泰樹は感じてしまい、身体をビクビクと痙攣させた。
「さあ……タイキ様。立ってください。その、淫らな衣装で、私を誘ってみせてください」
シーモスは泰樹を立たせて、椅子に腰かけた。泰樹は、ホットパンツのファスナーに手をかける。ソレは引き下げると尻の後方まで開くようになっていて、泰樹は下着を着けていなかった。
「おや。下着はお召しで無かったのですか?」
「は、はっ……アンタが用意、したのは……っエロすぎたから……っ履かない方が……マシ……っ」
泰樹はシーモスの膝をまたいで座ると、向き合って首に抱きつく。
「は……っシーモスぅ……っ」
熱く、猛ったモノをシーモスの股間にこすりつける。その感覚にさえ、たまらなく感じて身を震わせた。
「んっく……ふ、ぁあ、ん……」
「タイキ様……」
白手袋をしたままの手で、シーモスは泰樹のホットパンツを開いて尻の谷間に指を這わせる。
「ふぁああっ!」
「ふふ。熱い。まだ何もしていないというのに、もうトロトロでございますね?」
「あ、は、早く……っ早く、触ってくれよぉ……っ」
シーモスの膝で尻を振って、泰樹が訴える。シーモスはうっとりと笑うと、泰樹の耳元でささやいた。
「ダメでございますよ、タイキ様。もっとはしたなく、淫らに誘わなくては」
「はしたな、く……ってぇ……?」
すでに理性など欠片も残っていない泰樹は、素直にその言葉に従って、シーモスの耳を舐め上げた。
「はぁ、はっ、ちょうだい……チンコ、ちょうだい……っシーモスぅ」
「ふふ。まだです……」
クスクスと笑われて、それでも泰樹の背筋にゾクゾクとした快感が走る。
「ん……っや、あ……っシーモスぅ……」
「さあ。タイキ様。どうしてほしいのか……仰ってください」
「う……う……っ」
泰樹は切なげにうめいて、シーモスの指でじらされた尻を揺すりながら口にする。
「コレ……俺のケツに……入れ、て……くれ……」
「私のモノを?」
「んっく、あ、ち、んこ……シーモスの、チンコ……俺の……ケツと、腹ん中、ぶち込んで……いっぱい、いっぱいに、してぇ……ぁ」
「ふふ。よくできました」
シーモスは手袋を外し、指を舐めて泰樹のヒクついている後孔を撫でてやった。
「ぁああっ!」
それだけで、泰樹はガクガクと腰をゆらして絶頂に達する。だが、精を吐くことはなく、ただビクビクと痙攣するだけだ。
「あ、ふぁっ……あんっ」
「まだ、入れておりませんよ? タイキ様……」
「ふあ、あっんぁあ……早くっ……はや、くっ」
ぐちゅぐちゅと、濡れた音をたててシーモスは泰樹の開いた蕾を指でかき混ぜる。その感触に、泰樹の肉襞は絡みつき、嬉しそうに締めつけた。
「こんなに、餓えていらっしゃる……『淫紋』の力は素晴らしいですねぇ」
「あっや、あ……っい、わなくて、い……っからぁ……っ」
「……聞こえますか? このいやらしい音……」
「んあっ! あっぐ、んんぅっ」
シーモスは、もう一本指を泰樹の後孔に突き立てた。それだけで泰樹はビクビクと痙攣し、腰を揺らす。
「ふぁんっあ、あ、あああっ」
「そろそろ、ですかね?」
「ん……っな、にぃ……っ」
シーモスの指先が、泰樹の一番感じるところを強くこすりあげた。その途端。
「ぅあああああっ! ああ、あっ!」
泰樹は絶叫し、身体をしならせた。目の前がちかちかと明滅する。背中が限界まで反り返り、ビクビクと痙攣した。
「あ……はぁ……っはあ……」
「……まだです。タイキ様」
「ひぅうっ! あ、あ、ああぁっ」
絶頂に達した泰樹の身体を押さえつけ、シーモスは指を動かし続ける。敏感になっている内壁は、少し刺激されるだけで何度も絶頂を迎える。
「ひ、ぐ、うぅ……っ! あっやっそれ、だ、め、だめだから……っ」
「タイキ様の中は、こんなに悦んでいるのに?」
「ひゃぅっ」
クスクスと笑い、シーモスは指を引き抜いた。その刺激にさえも、泰樹は声をあげる。
「あ……あ……っ」
「ふふ。タイキ様。淫らで、愛らしい、私のタイキ様……」
絶頂に蕩けて震える泰樹の額に、シーモスは口づけた。でも足りない。まだ足りない。
「さ……タイキ様。どうぞ、ご自分でなさってください?」
「え……」
「タイキ様なら、できるでしょう?」
「……っん……あ、……っ」
うながされるままに、泰樹はシーモスの膝に腰をおろしていく。そしてシーモスの熱いモノを片手で支え、自分の後孔にあてがうと、ゆっくりとソレをのみ込んでいった。
「うあ、あっぐ……っん、んんっ……っ」
「タイキ様。『淫紋』の力、ご納得いただけましたか?」
「ふ、ぁあっ、わ、かんね……っ」
腰を落としていくにつれ、泰樹の中は熱く蕩けてシーモスを締めつける。それに合わせ、泰樹の腹にうっすらと浮かぶ『淫紋』の紋様が、光を強くした。
「ふふ……熱くて……柔らかい」
「は……っあっ」
シーモスは手を伸ばして、泰樹の腹に指をはわせる。そして、自分のモノをくわえこんでいる場所を撫でてやる。
「く、ふぁっ……んっ」
「さぁ……タイキ様。淫らにおなりなさい」
シーモスのささやく声が、泰樹の耳に響く。それさえも、媚薬のように泰樹の感度を高めていく。
「ふぁっあ、あっ……んぁっきもち、いひ……っ、い……っ」
ぐじゅ、ずぶずぶ……と、泰樹は夢中で自ら腰を動かした。内壁を擦りあげる快楽に、脳髄が焼き切れそうな錯覚におちいる。
「は、ぁ、ひぁ……っチンコ、すご……ぃいっ」
「本当にお可愛らしいですよ。タイキ様」
シーモスは泰樹の頭を引き寄せて、口づける。唾液を交換するようなキスをしながら、シーモスは泰樹の腰をつかみ、ガツガツと突き上げた。
「んぁううっ! あ、ああ、あーっ!」
何度も奥を突かれ、泰樹は激しくのけぞって絶頂に達する。だが、シーモスの責めは終わらない。
「ひぁっ!? あっああっ! ふぁ、ひっやぁああっ」
イッたばかりで敏感になっている内壁を擦りあげられ、泰樹は激しく悶える。強すぎる快楽は、もはや苦痛と紙一重だった。
「ああ、タイキ様……タイキ様」
「ひあぅっ! ぃいっ、きもちいぃっ! や、やぁああ! ひんじゃうっ! ひんじゃうっ! ひぅ……っこわ、れるぅうっ!」
泰樹は自ら腰を動かして、快楽を貪る。それにあわせるように、シーモスの動きも激しさを増した。
「ふぁぁあっ あ、あ、ああーっ! も、イくっ! イっくぅうっ! 出して……っいっぱい……っ」
「ええ。一緒に……イきましょう……?」
「ひぅっ! あ、あっ……んぁああああっ!」
激しく突き上げられ、泰樹は絶頂を迎える。それと同時に、腹の『淫紋』が強く光った。
「んっく! あああっ!」
シーモスの精を体の最奥に叩き付けられて、泰樹は恍惚とした表情を浮かべて脱力する。
「あ……は……っぁ……」
ズルリと、シーモスが泰樹の中からおのれを引き抜くと、こぷりと大量の精液が溢れた。その感触にさえ、泰樹は喜んであえぐ。
「ふふ。タイキ様……いつもより、淫らに、なられましたか?」
「ふぁ……っわかん、ね……っん……」
快楽の余韻で、泰樹の身体はまだピクピクと震えている。瞳に浮かんだ涙が、ぽろりと一筋こぼれ落ちた。泰樹の腹に浮かんだ『淫紋』は、もうほとんど消えかかっていた。
「ふぁ……? も、消えんのか……? コレ……」
「ええ。タイキ様が満足なさったから、でしょうねぇ」
「あ……う……」
そう言われて、泰樹は顔を赤くする。その腹をシーモスはなでながら、笑った。
「さ、タイキ様。着替えてください。その淫らな姿では、ゆっくりお休みになれないでしょう?」
「ん……」
言われるままに、泰樹はシーモスの膝から降りようとする。が、膝が震えてうまくいかない。いつもよりずっと、腹の奥の奥まで熱くて、もうダメだ。
「……っん……」
「タイキ様? どうなさいました?」
「……立て……ねぇ、力……はいん、ね」
はぁはぁと熱い息を吐いて、泰樹は何とか立とうとするが、どうしても力が抜けてしまって立てない。
「……タイキ様……それは」
「え……? あ……っ!」
薄らと消えかかっていた『淫紋』が、はっきりと濃くなって光り出す。
シーモスの笑みが深まり、そして、泰樹は自分がどんな状態になっているか気がついた。
「まだ足りない……ということですかねぇ」
「ち、ちが……っ」
「何が違うのですか?」
シーモスが容赦なく、泰樹の尻を撫でた。
「っんぁ」
「タイキ様。とても淫らに染まってらっしゃいます」
そうささやきながら、シーモスは萎えていた泰樹自身を優しくしごいた。
「やぁっ」
「さぁ、タイキ様。もう一度お越しください」
「ん……あ、あああっ!」
シーモスの手が泰樹のモノをなであげ、その先端を指先で刺激する。それだけで、泰樹はイッてしまいそうになった。
「シーモス……っお願……っ」
「そのまま」
シーモスは泰樹の腰を引き寄せると、自らのものを泰樹のソコに突き立てた。
「ひっ、あ! ああ……っ!」
「ああ……タイキ様。貴方は、本当に可愛らしい」
「んっあっ! や、ああっあっ!」
『淫紋』の効果は本当に絶大で。シーモスが激しく突き上げるたびに、泰樹は身を震わせて達してしまう。
結局そのまま、泰樹が気絶するまで、二人の行為は終わらなかった。
『暴食公』と『苛烈公』の騒ぎの後、パーティーはお開きになった。
シーモスはパーティーの後始末に奔走し、その間、泰樹はイリスと一緒にいた。
「パーティー、最後までやれなかったね。でも、ま、いっか。楽しかったし! それに……レオノくんは大好きな人を見つけられたし、ね!」
命を狙われたというのに、イリスはにこにことしている。イリスにしてみれば、あの程度の魔法、命を脅かすモノでは無いのかもしれない。
「どこにも、怪我は無いんだよな?」
「うん。ナティエちゃんが『跳躍』してくれたし、全然平気ー」
自分を案ずる泰樹に、イリスは嬉しそうな表情を崩さない。
「……イリス陛下。そろそろお召し替えを」
すでにいつもの服装に着替えたアルダーが、イリスをうながす。まだミイラ男姿だったイリスは、ソファーから立ち上がってうーんと伸びをする。
「あーあ。パーティーが終わっちゃうと、やっぱり寂しいね。僕、着替えたら今日は寝ちゃおうかなー?」
「ん。それなら俺も部屋に戻るわ。いつまでもこれ、着てるわけにいかねーしなー」
恥ずかしげに眉根を寄せ、サキュバス衣装を軽く引っ張って、泰樹も席を立つ。
「じゃあな、イリス……陛下。おやすみ」
「うん。タイキもおやすみー!」
イリスと別れて、泰樹はシーモスの私室に戻る。着替えはシーモスの部屋に置いてあるし、泰樹の私室とシーモスの私室はそもそも続き部屋だった。
「……おや? タイキ様」
私室の扉を開けると、すでにシーモスは戻っていた。彼もまた、仮装姿のままだ。
「あ。もう、帰ってきたのか?」
「ええ。後は任せて参りました。……タイキ様、その衣装、完成させましょう」
「……完成?」
発言の意図がつかめずに、泰樹は首をかしげる。シーモスは立ち上がって、泰樹の前に立つと白手袋をしたままの手のひらを泰樹のむき出しの腹に当てた。
「『王よ。夜と命の女王よ。豊穣の印を刻め。夜の呪いを刻め』……」
シーモスが何か呪文を唱えると、泰樹の腹に薄桃色の『紋様』が浮かび上がる。それが、ほんのりと光っている。
「……なに? コレ?」
「それは、『淫紋』でございます。タイキ様。その『紋様』を刻まれた者は、性感が高まり、精を貪欲に求め、より淫乱に……」
「はずせ。今すぐとってくれ」
泰樹はジト目で、食い気味に言う。
「折角、サキュバスの衣装をお召しなのですから……ね?」
「は……っあ、……? 訳わかんねーこと、言うなっ」
全身が、熱く火照ってくる。まるで、腹に熱い炎を灯されたみたいに。これはヤバい。泰樹の本能が、そうささやいている。
「……ぁ……は、やく、はず、して……っ」
「……なかなか、強烈でございましょう? タイキ様は慣れてしまわれて、いつもの刺激ではご不満なようでしたから」
涼しい顔で、シーモスは笑う。その肩にすがりついて、泰樹は息も絶え絶えに背骨をはい上る快感をこらえた。
「や、だ……ぁ……っ腹、なか……っスゲえ、ズクズク、する……っ」
もはや立っていることも難しく、泰樹は切なげに喘いで座り込む。
下半身はすでに張り詰めて、苦しげに革の生地を押し上げていた。
「あ、あ……っや、あ……っ切ねえ、よ……っでも、やだ……こんなっ無理矢理……っは、ぐっ」
理性の欠片が、泰樹に拒絶の言葉を紡がせる。だが、吐息はすっかり潤んでいる。
「は……っシーモスぅ……ばか……っこんなの……っ無くても……アンタになら、よろこんで……っ」
言葉とは裏腹に、蕩けきった眼をして、泰樹はシーモスの足元にすがりつく。
震える指先でスラックスのボタンを外し、前をくつろげると、下着から褐色のソレを自由にした。
「はぁ、は、はぁ……っコレ、舐めたい……っコレ、欲しい……っチンコ……っ」
すでに、泰樹の瞳にはハートマークがちらついている。
「……お戯れを。タイキ様」
シーモスは密やかに笑って、泰樹の髪をつかみ、上を向かせる。
「まだ、そちらはお預けでございます」
「ひぅ……っ」
冷たく見据える遊色の瞳。それだけでも、泰樹は感じてしまい、身体をビクビクと痙攣させた。
「さあ……タイキ様。立ってください。その、淫らな衣装で、私を誘ってみせてください」
シーモスは泰樹を立たせて、椅子に腰かけた。泰樹は、ホットパンツのファスナーに手をかける。ソレは引き下げると尻の後方まで開くようになっていて、泰樹は下着を着けていなかった。
「おや。下着はお召しで無かったのですか?」
「は、はっ……アンタが用意、したのは……っエロすぎたから……っ履かない方が……マシ……っ」
泰樹はシーモスの膝をまたいで座ると、向き合って首に抱きつく。
「は……っシーモスぅ……っ」
熱く、猛ったモノをシーモスの股間にこすりつける。その感覚にさえ、たまらなく感じて身を震わせた。
「んっく……ふ、ぁあ、ん……」
「タイキ様……」
白手袋をしたままの手で、シーモスは泰樹のホットパンツを開いて尻の谷間に指を這わせる。
「ふぁああっ!」
「ふふ。熱い。まだ何もしていないというのに、もうトロトロでございますね?」
「あ、は、早く……っ早く、触ってくれよぉ……っ」
シーモスの膝で尻を振って、泰樹が訴える。シーモスはうっとりと笑うと、泰樹の耳元でささやいた。
「ダメでございますよ、タイキ様。もっとはしたなく、淫らに誘わなくては」
「はしたな、く……ってぇ……?」
すでに理性など欠片も残っていない泰樹は、素直にその言葉に従って、シーモスの耳を舐め上げた。
「はぁ、はっ、ちょうだい……チンコ、ちょうだい……っシーモスぅ」
「ふふ。まだです……」
クスクスと笑われて、それでも泰樹の背筋にゾクゾクとした快感が走る。
「ん……っや、あ……っシーモスぅ……」
「さあ。タイキ様。どうしてほしいのか……仰ってください」
「う……う……っ」
泰樹は切なげにうめいて、シーモスの指でじらされた尻を揺すりながら口にする。
「コレ……俺のケツに……入れ、て……くれ……」
「私のモノを?」
「んっく、あ、ち、んこ……シーモスの、チンコ……俺の……ケツと、腹ん中、ぶち込んで……いっぱい、いっぱいに、してぇ……ぁ」
「ふふ。よくできました」
シーモスは手袋を外し、指を舐めて泰樹のヒクついている後孔を撫でてやった。
「ぁああっ!」
それだけで、泰樹はガクガクと腰をゆらして絶頂に達する。だが、精を吐くことはなく、ただビクビクと痙攣するだけだ。
「あ、ふぁっ……あんっ」
「まだ、入れておりませんよ? タイキ様……」
「ふあ、あっんぁあ……早くっ……はや、くっ」
ぐちゅぐちゅと、濡れた音をたててシーモスは泰樹の開いた蕾を指でかき混ぜる。その感触に、泰樹の肉襞は絡みつき、嬉しそうに締めつけた。
「こんなに、餓えていらっしゃる……『淫紋』の力は素晴らしいですねぇ」
「あっや、あ……っい、わなくて、い……っからぁ……っ」
「……聞こえますか? このいやらしい音……」
「んあっ! あっぐ、んんぅっ」
シーモスは、もう一本指を泰樹の後孔に突き立てた。それだけで泰樹はビクビクと痙攣し、腰を揺らす。
「ふぁんっあ、あ、あああっ」
「そろそろ、ですかね?」
「ん……っな、にぃ……っ」
シーモスの指先が、泰樹の一番感じるところを強くこすりあげた。その途端。
「ぅあああああっ! ああ、あっ!」
泰樹は絶叫し、身体をしならせた。目の前がちかちかと明滅する。背中が限界まで反り返り、ビクビクと痙攣した。
「あ……はぁ……っはあ……」
「……まだです。タイキ様」
「ひぅうっ! あ、あ、ああぁっ」
絶頂に達した泰樹の身体を押さえつけ、シーモスは指を動かし続ける。敏感になっている内壁は、少し刺激されるだけで何度も絶頂を迎える。
「ひ、ぐ、うぅ……っ! あっやっそれ、だ、め、だめだから……っ」
「タイキ様の中は、こんなに悦んでいるのに?」
「ひゃぅっ」
クスクスと笑い、シーモスは指を引き抜いた。その刺激にさえも、泰樹は声をあげる。
「あ……あ……っ」
「ふふ。タイキ様。淫らで、愛らしい、私のタイキ様……」
絶頂に蕩けて震える泰樹の額に、シーモスは口づけた。でも足りない。まだ足りない。
「さ……タイキ様。どうぞ、ご自分でなさってください?」
「え……」
「タイキ様なら、できるでしょう?」
「……っん……あ、……っ」
うながされるままに、泰樹はシーモスの膝に腰をおろしていく。そしてシーモスの熱いモノを片手で支え、自分の後孔にあてがうと、ゆっくりとソレをのみ込んでいった。
「うあ、あっぐ……っん、んんっ……っ」
「タイキ様。『淫紋』の力、ご納得いただけましたか?」
「ふ、ぁあっ、わ、かんね……っ」
腰を落としていくにつれ、泰樹の中は熱く蕩けてシーモスを締めつける。それに合わせ、泰樹の腹にうっすらと浮かぶ『淫紋』の紋様が、光を強くした。
「ふふ……熱くて……柔らかい」
「は……っあっ」
シーモスは手を伸ばして、泰樹の腹に指をはわせる。そして、自分のモノをくわえこんでいる場所を撫でてやる。
「く、ふぁっ……んっ」
「さぁ……タイキ様。淫らにおなりなさい」
シーモスのささやく声が、泰樹の耳に響く。それさえも、媚薬のように泰樹の感度を高めていく。
「ふぁっあ、あっ……んぁっきもち、いひ……っ、い……っ」
ぐじゅ、ずぶずぶ……と、泰樹は夢中で自ら腰を動かした。内壁を擦りあげる快楽に、脳髄が焼き切れそうな錯覚におちいる。
「は、ぁ、ひぁ……っチンコ、すご……ぃいっ」
「本当にお可愛らしいですよ。タイキ様」
シーモスは泰樹の頭を引き寄せて、口づける。唾液を交換するようなキスをしながら、シーモスは泰樹の腰をつかみ、ガツガツと突き上げた。
「んぁううっ! あ、ああ、あーっ!」
何度も奥を突かれ、泰樹は激しくのけぞって絶頂に達する。だが、シーモスの責めは終わらない。
「ひぁっ!? あっああっ! ふぁ、ひっやぁああっ」
イッたばかりで敏感になっている内壁を擦りあげられ、泰樹は激しく悶える。強すぎる快楽は、もはや苦痛と紙一重だった。
「ああ、タイキ様……タイキ様」
「ひあぅっ! ぃいっ、きもちいぃっ! や、やぁああ! ひんじゃうっ! ひんじゃうっ! ひぅ……っこわ、れるぅうっ!」
泰樹は自ら腰を動かして、快楽を貪る。それにあわせるように、シーモスの動きも激しさを増した。
「ふぁぁあっ あ、あ、ああーっ! も、イくっ! イっくぅうっ! 出して……っいっぱい……っ」
「ええ。一緒に……イきましょう……?」
「ひぅっ! あ、あっ……んぁああああっ!」
激しく突き上げられ、泰樹は絶頂を迎える。それと同時に、腹の『淫紋』が強く光った。
「んっく! あああっ!」
シーモスの精を体の最奥に叩き付けられて、泰樹は恍惚とした表情を浮かべて脱力する。
「あ……は……っぁ……」
ズルリと、シーモスが泰樹の中からおのれを引き抜くと、こぷりと大量の精液が溢れた。その感触にさえ、泰樹は喜んであえぐ。
「ふふ。タイキ様……いつもより、淫らに、なられましたか?」
「ふぁ……っわかん、ね……っん……」
快楽の余韻で、泰樹の身体はまだピクピクと震えている。瞳に浮かんだ涙が、ぽろりと一筋こぼれ落ちた。泰樹の腹に浮かんだ『淫紋』は、もうほとんど消えかかっていた。
「ふぁ……? も、消えんのか……? コレ……」
「ええ。タイキ様が満足なさったから、でしょうねぇ」
「あ……う……」
そう言われて、泰樹は顔を赤くする。その腹をシーモスはなでながら、笑った。
「さ、タイキ様。着替えてください。その淫らな姿では、ゆっくりお休みになれないでしょう?」
「ん……」
言われるままに、泰樹はシーモスの膝から降りようとする。が、膝が震えてうまくいかない。いつもよりずっと、腹の奥の奥まで熱くて、もうダメだ。
「……っん……」
「タイキ様? どうなさいました?」
「……立て……ねぇ、力……はいん、ね」
はぁはぁと熱い息を吐いて、泰樹は何とか立とうとするが、どうしても力が抜けてしまって立てない。
「……タイキ様……それは」
「え……? あ……っ!」
薄らと消えかかっていた『淫紋』が、はっきりと濃くなって光り出す。
シーモスの笑みが深まり、そして、泰樹は自分がどんな状態になっているか気がついた。
「まだ足りない……ということですかねぇ」
「ち、ちが……っ」
「何が違うのですか?」
シーモスが容赦なく、泰樹の尻を撫でた。
「っんぁ」
「タイキ様。とても淫らに染まってらっしゃいます」
そうささやきながら、シーモスは萎えていた泰樹自身を優しくしごいた。
「やぁっ」
「さぁ、タイキ様。もう一度お越しください」
「ん……あ、あああっ!」
シーモスの手が泰樹のモノをなであげ、その先端を指先で刺激する。それだけで、泰樹はイッてしまいそうになった。
「シーモス……っお願……っ」
「そのまま」
シーモスは泰樹の腰を引き寄せると、自らのものを泰樹のソコに突き立てた。
「ひっ、あ! ああ……っ!」
「ああ……タイキ様。貴方は、本当に可愛らしい」
「んっあっ! や、ああっあっ!」
『淫紋』の効果は本当に絶大で。シーモスが激しく突き上げるたびに、泰樹は身を震わせて達してしまう。
結局そのまま、泰樹が気絶するまで、二人の行為は終わらなかった。
10
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
異世界転移して美形になったら危険な男とハジメテしちゃいました
ノルジャン
BL
俺はおっさん神に異世界に転移させてもらった。異世界で「イケメンでモテて勝ち組の人生」が送りたい!という願いを叶えてもらったはずなのだけれど……。これってちゃんと叶えて貰えてるのか?美形になったけど男にしかモテないし、勝ち組人生って結局どんなん?めちゃくちゃ危険な香りのする男にバーでナンパされて、ついていっちゃってころっと惚れちゃう俺の話。危険な男×美形(元平凡)※ムーンライトノベルズにも掲載
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
悪役令嬢の兄、閨の講義をする。
猫宮乾
BL
ある日前世の記憶がよみがえり、自分が悪役令嬢の兄だと気づいた僕(フェルナ)。断罪してくる王太子にはなるべく近づかないで過ごすと決め、万が一に備えて語学の勉強に励んでいたら、ある日閨の講義を頼まれる。
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる