441 / 536
第14章 1歩進んで・・・
・
しおりを挟む
『翔、今はまだ俺主治医だぞ?』
「わかったよ・・・決まったら当日いう。」
『他の患者もいるんで今日中に。』
「はぁ・・・」
『翔、お前彼女があきれるぞ。』
「理紗の方が俺より過保護になりかけてるよ今。」
『あはは!廉くん大変だ過保護な人がどんどん増えて。』
「仕方ないだろ?かわいいんだから。」
『かわいいって言ってももう20なんだからちゃんとそれなりに扱ってあげないと駄目だぞ?』
「はいはい。切るぞ。」
『時間送るの忘れるなよ?』
「へーい。じゃあな」
廉の部屋へ行くと廉とボスが向かい合っておでことおでこをコッツンしていた。
「なにしてんの・・・コレ」
「ボスが廉くんに向かって珍しく吠えたから、廉くん的教育してるっぽいよ。ずっとお互いガン飛ばしてる。」
「廉ちゃん絶対勝てないよ。」
「ボスが勝つの?」
「うん。見てて。」
志月から許可が下りたことを伝えたかったけど廉くんもボスも真剣だったので見守ることにした翔。
「ワン!!ゥヴ―」
「・・・・。」
「てかそもそも吠えられた理由はなんなんだよ。」
「えっと廉くんがボスの足踏んじゃった」
「それは廉くんが悪くない?」
「そうなんだよね~。でもボスが廉くんがゴメンネって言ってもワンワン吠えた結果がこれなんだよね。」
「平和だね~」
「ワン!!」
「ごめんっていったもん・・・。」
「ヴー」
「・・・・っ・・・」
「あ、うそでしょ・・・ペットに泣かされる20歳は嫌だよ廉ちゃん」
おでこを離してぺったんって座ったかと思うと床に伏せてしくしく泣き始めた。
「やっぱり情緒不安定だよね・・・?」
「だろうな。なんか焦ってるんだろうな。学校行きたいって気持ち強いし。」
復学を絶対したい気持ちが廉の中で逆効果に働き始めている気がする・・・と誰もが感じているんだけど、本人は気づいていないのかもしれない。それか気づかないふりをしているか。
「でもさ、ボスと喧嘩して泣くのはやめてよ。」
そう言いつつ百々が廉の頭をヨシヨシする。
翔が後ろから脇の下に腕を通してバックハグの状態で抱き起す。
足の間に座らせて「志月明日行ってきていいって。よかったね。」
「ん・・・。」
まだ少しグズッて鼻をすすってるけど涙は引っ込んでた。
ボスはボスでまだ怒っているのか距離を取って隅っこで壁に寄り添うようにお座りしている。
視線は下みているし、お前もお前で人間かよって感じだが少しあったかい廉のおでこをさりげなく触り理紗に目配せをする。
シャワーは浴びてるしもう寝るだけだから歯磨きさっさとさせるかと後ろから支える形で廉を立たせた。
「今日は明日に備えてもう寝ようか。」
「わかったよ・・・決まったら当日いう。」
『他の患者もいるんで今日中に。』
「はぁ・・・」
『翔、お前彼女があきれるぞ。』
「理紗の方が俺より過保護になりかけてるよ今。」
『あはは!廉くん大変だ過保護な人がどんどん増えて。』
「仕方ないだろ?かわいいんだから。」
『かわいいって言ってももう20なんだからちゃんとそれなりに扱ってあげないと駄目だぞ?』
「はいはい。切るぞ。」
『時間送るの忘れるなよ?』
「へーい。じゃあな」
廉の部屋へ行くと廉とボスが向かい合っておでことおでこをコッツンしていた。
「なにしてんの・・・コレ」
「ボスが廉くんに向かって珍しく吠えたから、廉くん的教育してるっぽいよ。ずっとお互いガン飛ばしてる。」
「廉ちゃん絶対勝てないよ。」
「ボスが勝つの?」
「うん。見てて。」
志月から許可が下りたことを伝えたかったけど廉くんもボスも真剣だったので見守ることにした翔。
「ワン!!ゥヴ―」
「・・・・。」
「てかそもそも吠えられた理由はなんなんだよ。」
「えっと廉くんがボスの足踏んじゃった」
「それは廉くんが悪くない?」
「そうなんだよね~。でもボスが廉くんがゴメンネって言ってもワンワン吠えた結果がこれなんだよね。」
「平和だね~」
「ワン!!」
「ごめんっていったもん・・・。」
「ヴー」
「・・・・っ・・・」
「あ、うそでしょ・・・ペットに泣かされる20歳は嫌だよ廉ちゃん」
おでこを離してぺったんって座ったかと思うと床に伏せてしくしく泣き始めた。
「やっぱり情緒不安定だよね・・・?」
「だろうな。なんか焦ってるんだろうな。学校行きたいって気持ち強いし。」
復学を絶対したい気持ちが廉の中で逆効果に働き始めている気がする・・・と誰もが感じているんだけど、本人は気づいていないのかもしれない。それか気づかないふりをしているか。
「でもさ、ボスと喧嘩して泣くのはやめてよ。」
そう言いつつ百々が廉の頭をヨシヨシする。
翔が後ろから脇の下に腕を通してバックハグの状態で抱き起す。
足の間に座らせて「志月明日行ってきていいって。よかったね。」
「ん・・・。」
まだ少しグズッて鼻をすすってるけど涙は引っ込んでた。
ボスはボスでまだ怒っているのか距離を取って隅っこで壁に寄り添うようにお座りしている。
視線は下みているし、お前もお前で人間かよって感じだが少しあったかい廉のおでこをさりげなく触り理紗に目配せをする。
シャワーは浴びてるしもう寝るだけだから歯磨きさっさとさせるかと後ろから支える形で廉を立たせた。
「今日は明日に備えてもう寝ようか。」
11
あなたにおすすめの小説
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
バツイチ上司が、地味な僕を特別扱いしてくる
衣草 薫
BL
理性的でクールなバツイチ上司・桐原恒一は、過去の失敗から、もう誰も必要としないと決めて生きてきた。
男が好きだという事実を隠し、「期待しなければ傷つかない」と思い込んできた部下・葉山直。
すれ違いと誤解の果てに、直が職場を去ろうとしたとき、恒一は初めて“追いかける”ことを選ぶ。
選ばれないと信じてきた直と、逃げないと決めた恒一。
二人の距離が近づくことで、直は「ここにいていい」と思える場所を見つけていく。
元ノンケ上司×自己肯定感低め部下の社会人BL。※ハッピーエンド保証。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
クールで一途な白雪さん
SAKADO
恋愛
高校二年生の蔵真 龍彦(くらま たつひこ)には困ったことが……いやそこまで困ってないことがある。
それは中学の時からなんだかんだ一緒のクラスになっている話題の美少女(と言われている)白雪 繭奈(しらゆき まゆな)。
目が合ったりすれ違うと睨まれ、龍彦がクラスの女の子と仲良くしていると辛辣な物言いをされる始末。
そんな女の子と、ひょんなことから少しずつ距離を詰めることになる。
あれ?白雪さんってそんな性格だったの?
そう龍彦を驚かせている彼女のことが、少しずつ詳らかにされていく。
※この物語はフィクションです
朔望大学医学部付属病院/ White Dictator
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
White Dictator______通称:『白衣の独裁者』
<ホワイト・ディクテイター>
⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯
圧倒的な「実力」と「技術」で捩じ伏せ・現場を支配する凄腕たち。
___ ごく僅かな一瞬の隙も逃さない神手の集まり。
【長編版】孤独な少女が異世界転生した結果
下菊みこと
恋愛
身体は大人、頭脳は子供になっちゃった元悪役令嬢のお話の長編版です。
一話は短編そのまんまです。二話目から新しいお話が始まります。
純粋無垢な主人公テレーズが、年上の旦那様ボーモンと無自覚にイチャイチャしたり様々な問題を解決して活躍したりするお話です。
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる