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第11章 甘えるということ
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「廉くん?」
あれ?なんか聞いたことある声が・・・・
そして気まずい相手・・・。
「廉くん?目覚めた?」
「・・・・。」
直人さんがいて俺の胸に聴診器を当てていた。
「廉くん、気持ち悪いとかあった?」
気持ち悪い?あったっけ?
「ここにいるのはなんでかわかる?」
どうしてだろう。しゃぶしゃぶをしたのは覚えてる。
ご飯食べて歯磨きして寝たよ?
それ以外何もしてないけどな・・・。
「廉くん本当に何にも覚えてない?」
「・・・」
頷いたら直人さんが「そっか」と小さくつぶやいた。
バタバタ足音が聞こえたと思ったら、今度は母さんと百々、理紗さんと翔さんまでやってきた。
「廉ちゃんよかったぁ~!!」
そう言って百々が抱き着いてきた。
「百々ちゃん落ち着いて。」
母親が百々をなだめる。
「廉ちゃんここどこかわかる?」
「・・・びょ・・・いん」
カスカスで出にくい声に自分でも驚いた。
「病院のICUよ。」
ICU?それって危なかったって事?
となると空君と俺本当に会えたんだ・・・。
「何笑ってるの?どれだけ心配したと・・・」
「たぶんなんでこうなったかわかってないよね?」
理紗さんに言われて頷く。
「みんなが各々部屋に戻ったんだけどね、深夜に廉ちゃん嘔吐したの。それでもあなた起きなかったみたいでね、王と物がのどに詰まった状態で・・・。百々ちゃんが嘔吐物のにおいで目が覚めて、慌てて翔くん起こしに行ったのよ。それで応急処置はしたけど少し時間が経ってて・・・窒息状態で・・・」
なるほどそれで三途の川渡りかけたのか。
「寝てる間に色々検査したんだけど、胃腸炎・・・。廉くん自覚症状なかったかな?」
・・・・?胃腸炎?あのストレス過多の人がよくなる・・・。
だから空君が助言してくれたのか・・・。
「が・・・まん・・・し・・よ・・とした・・・」
「我慢?」
「我慢って何を我慢しようとしたの?」
「い・・い・・・た・・く・・ない・・・。けど・・・もうし・・な・・い」
「そうだね。廉くんもうしないね。」
理紗さんが頭を撫でてくれた。
「ん。」
「そ・・ら・・・くん・・・に・・・あった・・・」
「空・・・?」
「ま・・だ・・・・くる・・・なって・・・」
「そうか。空が廉くんに色々お話ししてくれたんだね。」
「ん・・・・。」
「廉ちゃんお話しありがとう。疲れたでしょ?お水少し飲んでまた寝ましょ?」
「ん・・・。」
「そうだ、廉ちゃん寝る前に一つだけ。廉ちゃん5日間寝てたよ。」
「!!・・・・。」
「百々ちゃんそれ今言わなくてもいいわよ。」
「ここにいる以上知りたいかなって。じゃ、廉ちゃんまた次起きたら会おうね!」
「百々ちゃん冷たいのか優しいのかわからないな。」
百々の発言で場は確かに和んだ。
けどさ・・・、寝る前に言わなくてもよくない!?
マジで・・・。
あれ?なんか聞いたことある声が・・・・
そして気まずい相手・・・。
「廉くん?目覚めた?」
「・・・・。」
直人さんがいて俺の胸に聴診器を当てていた。
「廉くん、気持ち悪いとかあった?」
気持ち悪い?あったっけ?
「ここにいるのはなんでかわかる?」
どうしてだろう。しゃぶしゃぶをしたのは覚えてる。
ご飯食べて歯磨きして寝たよ?
それ以外何もしてないけどな・・・。
「廉くん本当に何にも覚えてない?」
「・・・」
頷いたら直人さんが「そっか」と小さくつぶやいた。
バタバタ足音が聞こえたと思ったら、今度は母さんと百々、理紗さんと翔さんまでやってきた。
「廉ちゃんよかったぁ~!!」
そう言って百々が抱き着いてきた。
「百々ちゃん落ち着いて。」
母親が百々をなだめる。
「廉ちゃんここどこかわかる?」
「・・・びょ・・・いん」
カスカスで出にくい声に自分でも驚いた。
「病院のICUよ。」
ICU?それって危なかったって事?
となると空君と俺本当に会えたんだ・・・。
「何笑ってるの?どれだけ心配したと・・・」
「たぶんなんでこうなったかわかってないよね?」
理紗さんに言われて頷く。
「みんなが各々部屋に戻ったんだけどね、深夜に廉ちゃん嘔吐したの。それでもあなた起きなかったみたいでね、王と物がのどに詰まった状態で・・・。百々ちゃんが嘔吐物のにおいで目が覚めて、慌てて翔くん起こしに行ったのよ。それで応急処置はしたけど少し時間が経ってて・・・窒息状態で・・・」
なるほどそれで三途の川渡りかけたのか。
「寝てる間に色々検査したんだけど、胃腸炎・・・。廉くん自覚症状なかったかな?」
・・・・?胃腸炎?あのストレス過多の人がよくなる・・・。
だから空君が助言してくれたのか・・・。
「が・・・まん・・・し・・よ・・とした・・・」
「我慢?」
「我慢って何を我慢しようとしたの?」
「い・・い・・・た・・く・・ない・・・。けど・・・もうし・・な・・い」
「そうだね。廉くんもうしないね。」
理紗さんが頭を撫でてくれた。
「ん。」
「そ・・ら・・・くん・・・に・・・あった・・・」
「空・・・?」
「ま・・だ・・・・くる・・・なって・・・」
「そうか。空が廉くんに色々お話ししてくれたんだね。」
「ん・・・・。」
「廉ちゃんお話しありがとう。疲れたでしょ?お水少し飲んでまた寝ましょ?」
「ん・・・。」
「そうだ、廉ちゃん寝る前に一つだけ。廉ちゃん5日間寝てたよ。」
「!!・・・・。」
「百々ちゃんそれ今言わなくてもいいわよ。」
「ここにいる以上知りたいかなって。じゃ、廉ちゃんまた次起きたら会おうね!」
「百々ちゃん冷たいのか優しいのかわからないな。」
百々の発言で場は確かに和んだ。
けどさ・・・、寝る前に言わなくてもよくない!?
マジで・・・。
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