Frail/Little Assassin

新田朝弥

文字の大きさ
21 / 35
第3章/死の境界 cross-border

3-⑦/訓練・破/掴む

しおりを挟む
 【訓練二日目】

 朝の空気は、やけに冷たかった。

 社殿の前に立った瞬間、葉月はそれを感じる。
 昨日と同じ場所。
 同じ地面。
 同じ木刀。

 なのに、身体が落ち着かない。

「……考えすぎ」

 小さく呟いて、息を整える。

 昨日、出来なかった。
 だから今日は、出来る気がしない──
 そう思った瞬間、京香の声が飛んだ。

「考えるな」

 鋭い。

「考えるのも、反省するのも、失敗してからでいい」

 京香は、既に間合いの外にいる。
 立ち方も、気配も、昨日よりさらに削ぎ落とされていた。

「今日は、細かい説明はしない」

 凩を顎で示す。

「一回だけ、成功させなさい」

 葉月は、喉を鳴らす。

「……一回、だけ?」

「そう」

 京香は、淡々と言った。

「その一回で、“あんたの癖”が分かる」

 葉月は、凩を構える。

 昨日、レイが言っていた言葉が、脳裏をよぎる。

 ──自分を、一回捨てる。
 ──着地点を決めて、飛び込む。

 高いところから、飛び降りる。

 ……怖い。

 だが。
 ここで躊躇ったら、何も変わらない。

 葉月は、目を閉じた。

 霊力を感じる。
 いつも通り、身体の内側を満たす流れ。

 ──違う。
 それを、止める。
 身体を“守ろう”とする意識を、意図的に切り捨てる。
 それはまさに、
 丸腰で暗闇へ潜っていく──そんな感覚。

「……っ」

 怖い。
 皮膚が、薄くなったような感覚。
 世界に、直接触れているみたいな、不安定さ。

 霊力を、凩へ。
 流す。
 逃がす。

 その瞬間。

 凩が、ずしりと重くなった。

「……!」

 葉月の目が、見開かれる。

 違う。
 昨日までと、明確に違う。

 ただの木刀じゃない。
 握っている“向こう側”に、何かがある。

「さあ、ここから」

 京香の声。

「来るわよ」

 次の瞬間。
 霊力が溢れる。大きい。
 いつもは“空気の流れ”みたいに曖昧だったそれが、輪郭を持って見えた。
 ──守りじゃない。外へ放つための霊力。
 逃がすな。凩の周りに留めろ。
 霊力を“留める”ことだけは、葉月の得意分野だった。

 しっかり握っていないと、弾き飛ばされそうな程の、圧。
 昨日とは、まるで違う。

 葉月は、それ以上考えなかった。

 身体は、軽い。
 軽すぎるほどだ。

 だから──

 凩を、振り抜く。

 空気が、裂ける。

 目の前の大木へ向けて、一振り。
 速さは、まるで無い。
 相手が人間であれば、簡単に避けられるだろう。

 それでも。
 その威力は、凄まじく──

「……っ」

 葉月は、息を呑んだ。

 確かな“手応え”。
 大木は、まるで薪割りの丸太のように、真っ二つに切れ、静かに倒れていく。

「……成功」

 京香が、静かに言う。

 その瞬間。
 葉月の膝が、がくりと落ちた。

「え……?」

 世界が、ぐらつく。
 視界が、白くなる。

 皮膚が、薄い。足元が、頼りない。
 ──戻してない。

 霊力を、身体に戻していない。
 防御が、ゼロのまま。

「バカ!」

 京香の声と同時に、衝撃。

 ──来る。

 反射的に、身を強張らせた瞬間。
 身体が、宙に浮いた。
 背中から、地面に叩きつけられる。

「……っ!!」

 息が、抜ける。
 肺が、潰れる。
 何も、防げていない。

 地面に叩きつけられたと思っていた背中は、京香が支えている。
 より大きな霊力で包んで、瞬時に受け止めてくれたのが分かった。

「今のが、“死ぬ”ってこと」

 冷たい声。

「成功に、酔うな」

 葉月は、必死に呼吸を探す。

「攻撃に全振りするってことは」

 一歩、退く。

「戻す判断が、遅れた瞬間──終わりよ」

 ようやく、霊力を戻す。
 身体に、血が戻る感覚。
 遅れて、痛みが襲ってくる。

「……っ」

 それでも。
 葉月は、凩を離さなかった。
 震える手で、強く握る。

 成功した。
 確かに、出来た。

 そして。

 ──一歩間違えば、死んでいた。

 京香は、それを見て、小さく頷いた。

「いい顔してる」

 容赦のない評価。

「今日の成果は、それで十分」

 葉月は、荒い息のまま、空を見上げた。

 怖い。
 でも。
 飛び降りる感覚が、少しだけ分かった。

 境界は──
 遠くじゃない。

 踏み外せば、すぐそこにある。

 ◆◆◆

 呼吸が、まだ浅い。

 境内を歩くだけで、身体の内側がざわつく。
 昨日、完全に“入れ替わった”せいだ。

 ──ジン。

 あの名前を吐き出した瞬間から、何かが変わった。
 押し込めていた衝動に、輪郭が生まれてしまった。

「……嫌な感じ」

 小さく呟く。

 逃げたい、とは思わない。
 でも──近づきすぎると、戻れなくなる。

 そんな距離感。

「今日は、昨日より踏み込むぞ」

 背後から、京二の声。

 振り返ると、いつも通りの顔。
 穏やかで、緊張感の欠片もない。

 ……それが、一番怖い。

「スイッチの“時間”を伸ばす」

 京二は、淡々と続ける。

「オンの瞬間だけじゃない。
 五秒。
 十秒。
 呼吸一つ分」

 視線が、真っ直ぐこちらに向く。

「その間、“あれ”と同じ場所に立つ」

 胸の奥が、ひくりと鳴る。

「……正気じゃない」

 思わず、本音が漏れた。

「だろうな」

 京二は、あっさり肯定した。

「だから、俺がいる」

 昨日と同じ言葉。
 でも、今日は意味が違って聞こえた。

「理由を言おうか」

 京二は、ゆっくりと歩き出す。

「なぜ、お前が“戻る”必要があるのか」

 私は、黙って続きを待つ。

「破壊衝動は、便利だ」

 一歩。

「迷わない」

 二歩。

「恐れない」

 三歩。

「だがな」

 距離が、詰まる。

「それは、“選ばない”ということでもある」

 はっと、する。

「壊すか、壊さないか。
 生かすか、殺すか」

 京二は、静かに言った。

「選んでいるようで、
 実際は流されているだけだ」

 胸の奥に、鈍い痛み。

「戻れなくなった人間はな」

 京二の声が、低くなる。

「“守る理由”を、失う」

 その一言で、全てが繋がった。

 ──だから、戻る。

 壊すためじゃない。
 選ぶために。

「……分かった」

 私は、短く答えた。

 怖い。
 でも、逃げる理由にはならない。

「じゃあ、やるぞ」

 京二は、札を取り出す。
 昨日より、多い。

 紫色の札が、空に舞う。
 霊力を帯びたそれらが、円を描く。

「今日は、止めない」

 心臓が、跳ねる。

「“戻れなくなりそうになるまで”、待つ」

 つまり──
 限界まで、行けということだ。

「……っ」

 私は、目を閉じた。
 深く、息を吸う。
 昨日よりも、ゆっくり。

「──起きて」

 呼びかける。

 昨日のように、一気には沈まない。
 抵抗が、ある。
 内側から、叩くような衝動。

 出ろ。
 壊せ。

「……うるさい」

 歯を食いしばる。

 スイッチを、押す。

 完全じゃない。
 でも、確実に──
 世界が、赤くなる。

「……ッ」

 視界が、歪む。

 足元の感覚が、消える。
 身体が、軽い。
 軽すぎる。

 ──来る。

 理由もなく、斬りたくなる。

 京二の姿が、視界に入る。
 壊せる。
 壊せるものが、そこにある。
 踏み込む。
 刃が、走る。

 だが。

 京二は徐に、札を取り出す。
 護符ではない。
 禍々しいほどの霊力が込められた、"紫色"の札。
 それらが瞬時に、形を変えた。

 刃。

 鎖。

 壁。

 全てが、一拍遅れもなく連動する。

「……っ!」

 攻撃が、全て潰される。

 否。
 潰されているんじゃない。
 “誘導されている”。
 無駄な動きが、全部読まれている。

 怒りが、膨れ上がる。

 もっと。
 もっと。

 ──殺せ。

「……」

 声が、喉までせり上がる。

 その瞬間。
 視界が、急に“狭まった”。

 京二が、すぐ目の前にいる。

 札が、喉元に突きつけられている。
 触れていない。
 でも──

 動けば、終わる。

「……戻れ」

 京二の声。
 命令じゃない。
 “選択肢”だ。

 戻るか。
 壊すか。

 私は──

 歯を食いしばり、呼吸を探す。

 痛み。
 記憶。
 夜の匂い。

 全部、押しのけて。
 引き戻す。
 スイッチを、切る。

「……はっ」

 膝が、崩れる。
 視界が、元に戻る。
 心臓が、暴れている。

 京二は、札を回収しながら言った。

「今のが、“戻る”ってことだ」

 私は、地面に手をついたまま、息を整える。

「……なんで」

 掠れた声。

「なんで、あそこまで出来るんですか」

 京二は、一瞬だけ黙った。
 それから。

「昔な」

 静かに言った。

「戻れなかった奴を、何人も見た」

 視線が、遠くを見る。

「止められなかった」

 一拍。

「だから、止める側に立った」

 それだけ。
 でも。
 その背中が、何よりも雄弁だった。

 私は、立ち上がる。
 まだ、震えている。
 でも──

 戻れた。

「……もう一回、やれます」

 京二は、少しだけ目を細めた。

「いいだろう」

 紫の札が、再び舞う。

「今日、三回戻れたら合格だ」

 ……無茶を言う。

 でも。
 それでも。

 この人がいる限り、私は。
 ──戻ることを、選べる。

 ◆◆◆

 夜。

 澪尽町の空から、星がひとつ、ふっと消えた。

 ──黒い塔、上層。

 窓という概念のない空間で、
 淡い光の粒子が、静かに流れている。

 円形の部屋の中央。
 記録端末が、微かに音を立てていた。

「……反応、更新」

 低い声が響く。

 端末の前に立つ男は、
 数値の変化を、淡々と追っていた。

「境界反応、第二波を確認。
 強度──上昇傾向」

「一過性じゃ、なかったみたいね」

 背後から、女の声。

 白に近い銀髪。
 感情を削ぎ落としたような表情。

 No.2──ワタリ。

 彼女は、端末を覗き込む。

「……二箇所、同時?」

「はい」

 男が応じる。

「一つは、前回と同じ未登録個体。
 もう一つは──」

 画面が切り替わる。

「……レイ」

 ワタリは、静かに名を呼んだ。
 その響きに、わずかな“温度”が混じる。

「訓練、かしらね」

「恐らく」

 男は頷く。

「境界の揺らぎが、一定周期で発生しています。
 意図的な出力調整──
 つまり、制御の兆候」

 ワタリは、指先で端末を叩く。
 軽い音。

「……面倒ね」

「危険度は?」

「当然、上がるでしょう」

 即答だった。

「制御を覚えた破壊衝動ほど、
 厄介なものはない」

 男が、躊躇いがちに言った。

「介入、しますか?」

 問いは、慎重だった。

 ワタリは、即座に首を振る。

「いいえ」

 冷静な声。

「今は、皆が固まっている」

 端末に映る波形──
 澪尽町の一点に重なる、複数の反応。

「機が来るまで、待ちましょう」

 男は、僅かに眉を寄せる。

「ですが……このまま放置すれば、
 手が付けられなくなる可能性も──」

「ええ」

 ワタリは、遮らない。

「それよりも、今突っ込むことのリスクの方が、圧倒的に高いわ」

 視線を外し、歩き出す。

「アナタは知らないの」

 低く、静かな声。

「神谷兄妹の、恐ろしさを」

 男は、一瞬、言葉に詰まった。

「……恐ろしさ、ですか?」

 確認するように聞き返す。

 ワタリは、足を止める。

 端末の光が、
 彼女の横顔を、冷たく照らした。

「ええ」

 淡々と。

「私が、長年No.3に甘んじていたのも──
 “奴が居座っていた”せいだもの」

 男の目が、わずかに見開かれる。

「神谷 京香、ですか」

「そう」

 一拍。

「……でもね」

 ワタリは、僅かに口角を上げる。

「噂では、その京香よりも。
 兄の方が、実力は上だそうよ」

「……」

 男は、即答できなかった。

「にわかには……
 信じられないですね」

 正直な反応だった。

 京香の戦闘能力は、
 黒い塔の中でも“記録外”とされている。
 それ以上が存在するなど──

 ワタリは、小さく息を吐く。

「何年前だったかしら」

 記憶を辿るように、天井を仰ぐ。

「当時の"No.1"が、
 返り討ちにあったという話」

 男は、言葉を失った。

「……公式記録には、ありません」

「ええ。消されたもの」

 淡々と。

「黒い塔が、
 “なかったことにした”事件よ」

 一歩、男に近づく。

「彼はね」

 低く。

「勝てる戦いをしない。
 でも──負ける戦いは、もっとしない」

 沈黙。
 端末の波形が、静かに脈打つ。

「だから、今は手を出さない」

 ワタリは、踵を返す。

「兄妹が揃っている今は、特にね」

 歩きながら、続ける。

「削るなら、
 まず“周囲”から」

 男は、理解したように息を呑む。

「……町、ですか」

「ええ」

 淡く、冷たい微笑。

「守りたいものがある者ほど、
 選択を誤る」

 光が、ゆっくりと落ちていく。

 黒い塔は、まだ動かない。

 だが。
 神谷兄妹という“異物”を、
 正面から叩かないという選択そのものが──

 彼らを、
 どれほど脅威と見なしているかを、
 雄弁に物語っていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

この離婚は契約違反です【一話完結】

鏑木 うりこ
恋愛
突然離婚を言い渡されたディーネは静かに消えるのでした。

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

ねえ、テレジア。君も愛人を囲って構わない。

夏目
恋愛
愛している王子が愛人を連れてきた。私も愛人をつくっていいと言われた。私は、あなたが好きなのに。 (小説家になろう様にも投稿しています)

道化たちの末路

希臘楽園
ファンタジー
母亡き後、継承権もない父と愛人母娘が公爵家を狙い始めた。でも私には王太子という切り札がいる。半年間、道化たちが踊るのを、私たちは静かに楽しんで見ていた。AIに書かせてみた第3弾。今回も3000文字程度のお気楽な作品です。

後の祭り 

ねこまんまときみどりのことり
ライト文芸
 母親を馬車の事故で亡くしたナズナは、馬車に乗っていた貴族の男性に、義理の娘として引き取られた。引き取られた先の子爵邸では、義母や義妹に傷付けられて泣いて過ごすこともあったが、懸命に生きていく。引き取られた裏には、別の理由もあったようで。  小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています。

出戻り娘と乗っ取り娘

瑞多美音
恋愛
望まれて嫁いだはずが……  「お前は誰だっ!とっとと出て行け!」 追い返され、家にUターンすると見知らぬ娘が自分になっていました。どうやら、魔法か何かを使いわたくしはすべてを乗っ取られたようです。  

英雄の番が名乗るまで

長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。 大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。 ※小説家になろうにも投稿

短編)どうぞ、勝手に滅んでください。

黑野羊
恋愛
二度も捨てられた聖女です。真実の愛を見つけたので、国は救いません。 あらすじ) 大陸中央にあるルオーゴ王国で、国を守る結界を維持してきた聖女ロザリア。 政略のため王太子と婚約していた彼女は、突如『真の聖女』が現れたとして婚約を破棄され、聖女の座を追われてしまう。さらに、代わりに婚姻しろと命じられた聖騎士からも拒絶され、実家にも見捨てられたロザリアは、『最果ての修道院』へと追放された。 けれど彼女はそこで、地位や栄光、贅沢などとはほど遠い、無条件に寄り添ってくれる『真実の愛』と穏やかな日々を手にいれる。 やがて聖女を失った王国は、崩壊へ向かっていき――。 ーーー ※カクヨム、なろうにも掲載しています

処理中です...