異世界でゆるゆる生活を満喫す

葉月ゆな

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【リーンハルト:9歳】

第196話 夕食会

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いつもお読みいただきありがとうございます。

次の投稿は1月15日午前の予定です。

よろしくお願いいたします。

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夕食は集会所にもなっている大きな建物で村民と一緒に立食パーティーだ。
この建物は3階建てで、3階に客室が7部屋あり、私はその1室を使っている。

各家から料理を持ち寄っての食事会だ。
村民子供も合わせて250名ぐらいいるらしいが、一部の大人たちだけの出席で50名前後いるそうだ。

マーカス村長がこの村に戻ってくる前は、村民100名ぐらいで2重の土壁もなかったらしい。

マーカスさんが村長になってから、冒険者業と農民の両方ができる村として口コミで冒険者とその家族が移住してきて今の大所帯になったそうだ。

「移住者との軋轢とか大丈夫なの」とこの村について話してくれたおじいさんに聞くと

最初はあったそうだが、樹海の見回りをしてくれるので安心して農業に専念できるから感謝していると。
時々多く取れたといって肉を貰ったりもするしなと冗談交じりに言っていた。


冒険者側も所帯を持つと何日も樹海やダンジョンに籠って稼ぐよりも、日帰りで稼げる方がよいらしく、狩をしない日は農業をするらしい。

それに冒険者が多い村だと同じ境遇の家族も多いから、奥さんたちも相談相手がいるし家庭も上手くいきやすいとか。

あとこの村は2重の土壁に守られているから、家族を家に残していても安心して樹海に行けるからとも言っていた。

奥さんとしても何日も心配しながら暮らさなくていいし、日帰りでしかも強い冒険者たちと組んでの狩りだし、住んでいる家は2重の塀に守られているからな。

マーカスさんは氷魔法だったよね。
この土壁は誰が作ったのか聞くとローガンさんらしい。
今は6人の土魔法者がいるから強度を保つのも楽みたい。


マーカスさんが20代後半に見える2人の女性を連れてきた。
「リーンハルト様、紹介させてください。私の妻のリーザとローガンの妻のヘレナです」
「お2人は姉妹ですか」

そうなのだ。2人は目の色がグレイとトパーズで違うけれど、髪は赤味ががったブルネットで顔も似ていたからだ。

「はい、双子に間違えられますが違って、リーザは2つ下の妹で私が姉になります」
結婚に至った経緯が知りたい。

聞きたいなとワクワクしていたら、
「騎士団がよく食事に行くお店の娘さんだったのです」とマイヤーが教えてくれた。

「また独り言を言っていた?」
「いいえ、ただお2人を見て聞きたそうにしていたので、合っていてよかったです。ちなみに、隊長たちが口説いたのではなくて逆アプローチです」

何ですと!!逆アプローチ。
私が奥さんたち2人を見ると「若気の至りです」と恥ずかしそうにしていた。

「義兄弟だから、ローガンさんはマーカスさんと一緒に騎士団を退団したんだ」
「違います。隊長やりたくないからやめると言って退団したのです。カイルあとは任せたと言ってです」

「口ではそういっていても、マーカスさんが心配だったのでしょ」
「そうなのでしょうがカイル隊長、隊長と副隊長同時退団だったので苦労していたのを見ていますから」


まずい・・・・奥さんたちがいる前だから話題を変えよう。

「ヘレナさんとリーザさんの髪飾り綺麗ですね」
髪留めなのだが、花の透かし彫りが精巧で気になっていたのだ。

「これは村に住んでいるエルムさんが作ったものなのです」とヘレナさん。

領都で彫金師の修行をしていたけれど、奥さんの両親と一緒に住むため村に来た人らしい。
日中は農作業をしていて、雨の日や夜に趣味で作っているとか。

もったないないよ、こんなに上手いのに。

これは観光土産品として売ってもいいかもしれない。
是非、勧誘をしましょう。
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