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【リーンハルト:9歳】
第198話 強いよ
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いつもお読みいただきありがとうございます。
次の投稿は1月16日午前の予定です。
よろしくお願いいたします。
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翌朝、マイヤーが慌てて私を起こしに来た。
「マイヤー、朝っぱらからどうしたのさ。昨日は話し込んで遅かったから朝、ゆっくりするって話したでしょ」
「昨日、植林した低木が育っていてグーシュが食べていますから来てください」
急き立てられて着替え、外側の土壁に登ってみると樹海の低木よりは低いが、葉っぱが青々としてたくさん付いているのがわかる。
グーシュ何頭いるの。
数えたら17頭いたよ。
「グーシュと話せませんかね」
「マイヤー、それは無理でしょ」
「リーンハルト様でも無理ですか」
「ヴァーシュは高ランクの魔獣だからアトレと会話ができたけれどグーシュは違うからね。ここはマーカスさん達に頑張ってもらうしかないよ」
こんなに早く効果が出るなら、ヘリオス村に行っても放牧地に同じように作らないといけないな。
あとスライムも貰ってこないといけない。
話が予定より早く進んでいくなぁー。
グーシュが食事をしているところを眺めながら
「マーカスさんと詳細を詰めようか」とマイヤーたちに話した。
朝食後、マーカスさんとローガンさんと話をする。
「スライムが毛と皮を分離して、さらに硬い毛を柔らかくしていると」
「そう、でもね、そのスライムはグーシュの毛しか食べないの。いや違うな、グーシュの毛についている汚れ?を食べているのかな」
「もしかしてグーシュが好んで食べている木の樹液ですか」
「可能性は高いけれど、よくわからないんだ。あとグーシュの毛をお湯に入れたら固くなるからしないでね」
そのスライムが生きたバリカンの役目を果たすことができたら、放牧が可能になること、あとは毛刈りをしてまた生えてくるかはやってみないとわからないことも伝える。
特殊なスライムは近日中に届けてもらうから、スライムを増やしてほしいこと、ヘリオス村との共同事業になるので、作業内容を共有してグーシュの飼育を確立させてほしいとも話した。
「ヘリオス村ですか、聞いたことがない村ですね」とマーカスさん。
元騎士団隊長だ、ウエストランドの村はわかっているのだろう。
ヘリオス村と獣人について話した。
「獣人の村ですか。興味ありますね」
「なら、スライムを貰いにマーカスさん自身が行く?あと獣人は強いよ。模擬戦もしたらいい。うちの騎士団員に稽古してもらっているから」
「なんですと、そんなに強いのですか」
「トロールを獣人2、3人で1体倒すほど強いよ」
この話に喰いついたのがローガンさんだった。
「話によっては10日、いやそれ以上村をあけることになる。長期間の村長不在はやめた方がいい。俺が行ってこよう」
「ローガン、お前な・・・・」
「マーカス、獣人と一緒に帰ってくる。今後交流するなら彼らにもルクス村を見てもらった方がよい。その時、村で対戦したらいい。それまでに村で獣人を敬遠しないように村人を説得しておいてくれ」
マーカスさんは、ローガンさんに押し切られヘリオス村に行くのをローガンさんに譲った。
ローガンさんと一緒にヘリオス村に行くことになったのはトマスさん。
こちらも元騎士団員。
ただ、第3部隊ではなく第1部隊の人だそうだ。
第1部隊は魔法師中心の部隊。第2、第3は魔法がある程度出来て、剣の腕もある人の部隊。
第1は第2、第3部隊の樹海遠征に同行する人、領内の土木事業・農業に携わる人などに別れている。
トマスさんは樹海遠征組で風魔法だそうだ。
退役したのは奥さんが病気になり、子供も幼く長期間家を空けるのが難しくなったためだとか。
そこでマーカスさん達を頼り、ルクス村に移住したとのこと。
「今回、長期間家を空けるけれど大丈夫なの」
奥さんの病気はトマスさんが無事に戻ってくるかと心配と子供を一人で育てるストレスからくる病気だったみたいで、ルクス村に移住して、同じような家族の奥さんたちと話すようになって元気になったそうだ。
今回の同行は、ローガンさんがヘリオス村に行くと聞いて立候補したとか。
「なぜ?」
「ローガンが自分から動くときは面白いことがあるはずなので」
次の投稿は1月16日午前の予定です。
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「マイヤー、朝っぱらからどうしたのさ。昨日は話し込んで遅かったから朝、ゆっくりするって話したでしょ」
「昨日、植林した低木が育っていてグーシュが食べていますから来てください」
急き立てられて着替え、外側の土壁に登ってみると樹海の低木よりは低いが、葉っぱが青々としてたくさん付いているのがわかる。
グーシュ何頭いるの。
数えたら17頭いたよ。
「グーシュと話せませんかね」
「マイヤー、それは無理でしょ」
「リーンハルト様でも無理ですか」
「ヴァーシュは高ランクの魔獣だからアトレと会話ができたけれどグーシュは違うからね。ここはマーカスさん達に頑張ってもらうしかないよ」
こんなに早く効果が出るなら、ヘリオス村に行っても放牧地に同じように作らないといけないな。
あとスライムも貰ってこないといけない。
話が予定より早く進んでいくなぁー。
グーシュが食事をしているところを眺めながら
「マーカスさんと詳細を詰めようか」とマイヤーたちに話した。
朝食後、マーカスさんとローガンさんと話をする。
「スライムが毛と皮を分離して、さらに硬い毛を柔らかくしていると」
「そう、でもね、そのスライムはグーシュの毛しか食べないの。いや違うな、グーシュの毛についている汚れ?を食べているのかな」
「もしかしてグーシュが好んで食べている木の樹液ですか」
「可能性は高いけれど、よくわからないんだ。あとグーシュの毛をお湯に入れたら固くなるからしないでね」
そのスライムが生きたバリカンの役目を果たすことができたら、放牧が可能になること、あとは毛刈りをしてまた生えてくるかはやってみないとわからないことも伝える。
特殊なスライムは近日中に届けてもらうから、スライムを増やしてほしいこと、ヘリオス村との共同事業になるので、作業内容を共有してグーシュの飼育を確立させてほしいとも話した。
「ヘリオス村ですか、聞いたことがない村ですね」とマーカスさん。
元騎士団隊長だ、ウエストランドの村はわかっているのだろう。
ヘリオス村と獣人について話した。
「獣人の村ですか。興味ありますね」
「なら、スライムを貰いにマーカスさん自身が行く?あと獣人は強いよ。模擬戦もしたらいい。うちの騎士団員に稽古してもらっているから」
「なんですと、そんなに強いのですか」
「トロールを獣人2、3人で1体倒すほど強いよ」
この話に喰いついたのがローガンさんだった。
「話によっては10日、いやそれ以上村をあけることになる。長期間の村長不在はやめた方がいい。俺が行ってこよう」
「ローガン、お前な・・・・」
「マーカス、獣人と一緒に帰ってくる。今後交流するなら彼らにもルクス村を見てもらった方がよい。その時、村で対戦したらいい。それまでに村で獣人を敬遠しないように村人を説得しておいてくれ」
マーカスさんは、ローガンさんに押し切られヘリオス村に行くのをローガンさんに譲った。
ローガンさんと一緒にヘリオス村に行くことになったのはトマスさん。
こちらも元騎士団員。
ただ、第3部隊ではなく第1部隊の人だそうだ。
第1部隊は魔法師中心の部隊。第2、第3は魔法がある程度出来て、剣の腕もある人の部隊。
第1は第2、第3部隊の樹海遠征に同行する人、領内の土木事業・農業に携わる人などに別れている。
トマスさんは樹海遠征組で風魔法だそうだ。
退役したのは奥さんが病気になり、子供も幼く長期間家を空けるのが難しくなったためだとか。
そこでマーカスさん達を頼り、ルクス村に移住したとのこと。
「今回、長期間家を空けるけれど大丈夫なの」
奥さんの病気はトマスさんが無事に戻ってくるかと心配と子供を一人で育てるストレスからくる病気だったみたいで、ルクス村に移住して、同じような家族の奥さんたちと話すようになって元気になったそうだ。
今回の同行は、ローガンさんがヘリオス村に行くと聞いて立候補したとか。
「なぜ?」
「ローガンが自分から動くときは面白いことがあるはずなので」
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