私の日常-それぞれの-

林原なぎさ

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姉から見たお話

妹について

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私には、4つ下の妹がいる。

松岡歩、それが妹の名前だ。



一般的な末っ子はワガママで甘え上手と言われるが。

妹の場合、甘え上手な所はあるものの、決してワガママでは無い。

何故なら、姉である私の方が格段にワガママで自己主張が激しいからだ。

興味があることはとことん追求したいが、興味の無いことには時間も費やしたくなければ他人ひとと協力もしたくない。


そんな自由奔放で好き放題に育ってしまった私とは対照的に、妹は自己主張をあまりせず、控えめでマイペースな子になった。


そしてそんな妹が私はとても興味深く、この世で可愛らしい生き物だと思っている。

周囲からは'シスコン'と言われる。

まぁ、事実シスコンの気はあると自覚していたのでそうなのか、と受け入れる。



そしてそんな可愛らしい妹はやはり一般的に見ても可愛らしい様だ。



小学校低学年の時。

妹に気がある近所に住む男の子は、毛虫、カマキリ、セミなどあらゆる昆虫を見せては特に反応してもらえず。

それならばと、ランドセルを奪い取り。

返して欲しかったら、ここまでおいでー。

典型的な、好きな子には意地悪する男子クソガキだ。

そして妹はいつも意地悪する、その男の子に腹が立ったのか話し掛ける事を辞めた。



小学校高学年の時。

ますます可愛くなった妹は年頃になった男の子からは話し掛け辛いらしく、これ又無視されるようになった。

本人はどうしてだろう?ぐらいの感覚で、特に嫌がらせはされてないし、まぁいいか…ぐらいの認識だった様だ。

そして一部の大人では、ロリコンという物が大好きな輩もいる。

そして妹は、大人の男から声を掛けられる様になったのだ。


飴ちゃん好きかい?

お家はどこなの?送って行くよ。


その頃の私は愚図共を蹴散らし、文字通りコテンパンにしてきた。

ある者には。


「良い趣味をお持ちね。私にも教えてくれる?」


又ある者には。


「名刺、あるよね?警察がいい?会社がいい?それとも…奥さんがいい?」


警察沙汰になった事は一度や二度ではない。



そうして蹴散らし妹が高校生になる頃には、また同年代の男が言い寄り始めた。


これ又、誠実さのカケラもない頭の悪そうな男子共クソガキだ。


妹は独特の世界観があり、恋愛事や男女のあれこれについて、まるっきり興味が無いようで、基本的に無自覚にスルーしていた。

何度もアピールをしても届かない妹に、ただヤりたい盛りの男子ガキに我慢出来る筈も無く、諦める者が大半だった。

まぁ…中には、無理矢理な輩もいたが、基本的に私が簀巻きにして差し上げた。

妹に二度程バレ、やり過ぎだよ!と怒られたが、姉としては同然の報いだと思う。


そして私の目の届かない所では、妹の友人である吉川湊音が目を光らせてくれていたので、コトがお袈裟に及ぶ事も無かった。




しかし、中学の同級生にファーストキスを奪われていた事を私はまだ知らなかった。


そして約18年の時を経て、妹の旦那になった男から聞かされ、私はどう仕返ししてやろうかと考えるのはまだ先の未来はなし





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