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はじまり
3. 頑張ってみました
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さて。
目指せヒロイン主人公!(的なかわいく優しく愛される令嬢です、あくまでも)
オシャレでリア充なご令嬢サマになるぞ!と決意して一週間が経ちました。
この一週間、オシャレのためにしてきたことはというと。
侍女さんたちが「今日はこちらになさいますか?」とお勧めしてくる(というか、絶対決定済みに違いない)ドレスを観察し、傾向をつかむことです。
ハイ、当初の予定通り消極的です。
だって、前世の私にオシャレ要素はなかったのです!プラスしてカジュアル最高!着て楽、手入れ楽、お財布に優しい!な感覚でした…。
なので、これをこうして!あれはああして!なんて新しいアイディアを出して、「まあ素敵です、お嬢様!」なんて風になるわけがないのです。
そしてわかったことと言えば、お貴族サマだけあって毎日違うドレスが出てくるんですが、どれも似たり寄ったりの印象です。
そして、お母様が着ているドレスも毎日それほど大きく変わりません。
ですが!「今日はこちらになさいますか?」の侍女さんは、絶対お母さまの侍女さんから情報を得て合わせているに違いない!というくらいのペアルックな日々でした。
これは完全にお母様の趣味ですね。さすが自分がないご令嬢だった私、もといシャーロット様。好みの色も、衣装への注文も出したことがなかったので、お母様が作る時に大小二つ製作されていたり、お母様が娘をこのように飾りたいと思った方向のラインナップで衣装が揃っているのでしょう。
その中から選ばれて来るのですから、おかしいも似合わないもないのです。
そしてシャーロット様は「今日はこれの気分だわ」とか「この色じゃないと着ないわ!」なんて言いそうにもありません。私もこだわりなくお勧めの品を着続けました。
かくして完璧コーディネートの完成です!
ちなみにドレスと言っても、子供の普段着なのでひざ下丈のワンピースです。色や細部で多少違いはありますが基本的に同じ形です。
直してほしいと思う部分も、ビラビラしすぎて動きづらいなど困る点もありません。絹ではないですが、なんだかまではよくわかりません。でも私が違和感なく着られる、なんとなく肌触りの良いものなので、さすがは日本ベースの乙女ゲームの簡易設定!と確信を深めたのでした。
お母様の普段着は、足もとまでのロングドレスです。着飾っている印象はないですが、子供服よりは形のバリエーションがあります。
そっくり同じ形ではないのに、ただそのワンポイントとなる装飾のボタンだったり、レースの飾りだったり、襟や袖口の感じでお揃いと分かります。
似合う色が違うので、同じ色で揃うことは少ないんですが見事な調和で成り立っています!素晴らしいです。
これはもう言われるがまま、与えられるがままでいいような気がしてきました。
先日のお兄様のお披露目会では、お子様のふんわりドレスとお母様のホステススタイルではかけ離れていましたが、あの時は両親とお兄様でワンセットな感じだったようにぼんやり思います(覚醒前の退屈な時間だったので仕方ないのです)。お兄様のお披露目会なんですから当然ですね。
というわけで最強プロデューサーお母様指揮下の優秀コーディネーター侍女さんたちのお勧めを聞いていれば間違いないようです。
趣味のよい貴婦人であるお母様が流行にも敏感であることを願いつつ(ものすごい丸投げ感ですが…)、お母様や侍女さんから学んでいきます。
お手入れも侍女さんたちが、至れり尽くせりでやってくれているので、前世の私のいい加減お手入れより格段にマシです。
そしてオシャレに興味がなかった私は化粧品にもほとんど興味がなかったので、美容関係で発明して大儲け!とか、マッサージ術を伝授して社交界のトップに!とかも無理そうです。
チート全くありません、なんかおかしいです。
とりあえず笑顔の練習始めました!
笑顔も訓練です。表情筋をきたえ、自由自在に使いこなすのです!
え?そんなの知ってる、あたりまえ?そうですか…。
ですが、面白くもないのに笑えないし…、というひねくれた子供がいたのですよ。なーにー、やっちまったな。それは私でした。
気付けば基本の無表情のはずが、なぜか不満顔。なにも考えずボォ~っとしていると「なにか怒ってる?」と言われるのです。結果、なに考えてるのかわからない、付き合いづらいのコンボでボッチです。(それだけではないはずです、きっと)
なので、今生ではデフォルトはアヒル口!笑顔がかわいらしい愛されヒロインを目指すのです!
と心に決めて、鏡に向かって特訓です!ついでに私は女優!千の仮面をかぶるのよ!とも思いましたが、表情バリエーションが少なすぎたので、十の仮面から始めることにしました…。
あ、オシャレ関係で一つだけ頑張ったことと言えば、お裁縫(本当は淑女のたしなみ刺繍なんですが、まだそのレベルではないので前段階)の時間にドレスと合わせた感じのリボンを作り、お母様にほめられました!
せっかくなのでお母様もお揃いにしたいと言ったら、共布を出してくれました。お裁縫の時間にお揃いのリボンを作って、さらなるお揃い母娘を目指します!
まずは形から入って、趣味にする!これですね。好きこそものの上手なれ!です。
この一週間で感じたことは、お貴族サマの家族関係は前世の私からすると、ちょっと希薄じゃないですか?ということです。前世が庶民の核家族だったせいで気安かったのかもしれませんが、お母様ともオシャレ話がなければ、あまり話しませんでしたし、お兄様方はそれぞれに忙しいようですし、お父様とは一週間でどのくらい会ったことか…という感じです。過ごしたんじゃなくて何回会ったのかな?ですよ!
お母様は二人続いた男の子(将来的に跡取りになるだろう子供たち)に、あまり関わってこなかったこともあって女の子である私をそれなりに可愛がってくれてますが、世話をするのは基本的には侍女さんたちで、触れあえる時間が圧倒的に少ない気がします。
ちなみにお付きの侍女さんたちは三人です。ちょっと多い気もしますが、常に三人付きっ切りというわけでもありません。
一番年かさのソフィさんがまとめ役というか指導役です。あとお母様との連携役もですね。
残りの二人は若いですが、年上のリサは子守り役で入ってもう数年の中堅さんです。その日のドレスに合わせた小物のコーディネートや髪形なんかを揃えてくれます。師匠です。
ソフィさんは多分生まれた頃から兼任っぽいです。お兄様のお披露目の時のような大舞台ではソフィさんが取り仕切ってました。
一番若くておしゃべりさんがポリーです。どうも淑女教育が始まった頃からお相手役として付いた感じです。淑女のお手本じゃないですよ?お話し相手兼一緒に行儀見習いを的な感じです。うん、シャーロット様口数が少ないからですね。見習い期間は抜けたのでしょうか?微妙です。オシャレコーディネートの姉弟子ですね。
まぁ、そんなこんなで。お揃いのリボンからお母様との触れあいは少し増えたので、今後はお兄様方やお父様と接する時間を増やすこと目指そうと思います。
次の目標は家族と仲良くなりましょう!です。
目指せヒロイン主人公!(的なかわいく優しく愛される令嬢です、あくまでも)
オシャレでリア充なご令嬢サマになるぞ!と決意して一週間が経ちました。
この一週間、オシャレのためにしてきたことはというと。
侍女さんたちが「今日はこちらになさいますか?」とお勧めしてくる(というか、絶対決定済みに違いない)ドレスを観察し、傾向をつかむことです。
ハイ、当初の予定通り消極的です。
だって、前世の私にオシャレ要素はなかったのです!プラスしてカジュアル最高!着て楽、手入れ楽、お財布に優しい!な感覚でした…。
なので、これをこうして!あれはああして!なんて新しいアイディアを出して、「まあ素敵です、お嬢様!」なんて風になるわけがないのです。
そしてわかったことと言えば、お貴族サマだけあって毎日違うドレスが出てくるんですが、どれも似たり寄ったりの印象です。
そして、お母様が着ているドレスも毎日それほど大きく変わりません。
ですが!「今日はこちらになさいますか?」の侍女さんは、絶対お母さまの侍女さんから情報を得て合わせているに違いない!というくらいのペアルックな日々でした。
これは完全にお母様の趣味ですね。さすが自分がないご令嬢だった私、もといシャーロット様。好みの色も、衣装への注文も出したことがなかったので、お母様が作る時に大小二つ製作されていたり、お母様が娘をこのように飾りたいと思った方向のラインナップで衣装が揃っているのでしょう。
その中から選ばれて来るのですから、おかしいも似合わないもないのです。
そしてシャーロット様は「今日はこれの気分だわ」とか「この色じゃないと着ないわ!」なんて言いそうにもありません。私もこだわりなくお勧めの品を着続けました。
かくして完璧コーディネートの完成です!
ちなみにドレスと言っても、子供の普段着なのでひざ下丈のワンピースです。色や細部で多少違いはありますが基本的に同じ形です。
直してほしいと思う部分も、ビラビラしすぎて動きづらいなど困る点もありません。絹ではないですが、なんだかまではよくわかりません。でも私が違和感なく着られる、なんとなく肌触りの良いものなので、さすがは日本ベースの乙女ゲームの簡易設定!と確信を深めたのでした。
お母様の普段着は、足もとまでのロングドレスです。着飾っている印象はないですが、子供服よりは形のバリエーションがあります。
そっくり同じ形ではないのに、ただそのワンポイントとなる装飾のボタンだったり、レースの飾りだったり、襟や袖口の感じでお揃いと分かります。
似合う色が違うので、同じ色で揃うことは少ないんですが見事な調和で成り立っています!素晴らしいです。
これはもう言われるがまま、与えられるがままでいいような気がしてきました。
先日のお兄様のお披露目会では、お子様のふんわりドレスとお母様のホステススタイルではかけ離れていましたが、あの時は両親とお兄様でワンセットな感じだったようにぼんやり思います(覚醒前の退屈な時間だったので仕方ないのです)。お兄様のお披露目会なんですから当然ですね。
というわけで最強プロデューサーお母様指揮下の優秀コーディネーター侍女さんたちのお勧めを聞いていれば間違いないようです。
趣味のよい貴婦人であるお母様が流行にも敏感であることを願いつつ(ものすごい丸投げ感ですが…)、お母様や侍女さんから学んでいきます。
お手入れも侍女さんたちが、至れり尽くせりでやってくれているので、前世の私のいい加減お手入れより格段にマシです。
そしてオシャレに興味がなかった私は化粧品にもほとんど興味がなかったので、美容関係で発明して大儲け!とか、マッサージ術を伝授して社交界のトップに!とかも無理そうです。
チート全くありません、なんかおかしいです。
とりあえず笑顔の練習始めました!
笑顔も訓練です。表情筋をきたえ、自由自在に使いこなすのです!
え?そんなの知ってる、あたりまえ?そうですか…。
ですが、面白くもないのに笑えないし…、というひねくれた子供がいたのですよ。なーにー、やっちまったな。それは私でした。
気付けば基本の無表情のはずが、なぜか不満顔。なにも考えずボォ~っとしていると「なにか怒ってる?」と言われるのです。結果、なに考えてるのかわからない、付き合いづらいのコンボでボッチです。(それだけではないはずです、きっと)
なので、今生ではデフォルトはアヒル口!笑顔がかわいらしい愛されヒロインを目指すのです!
と心に決めて、鏡に向かって特訓です!ついでに私は女優!千の仮面をかぶるのよ!とも思いましたが、表情バリエーションが少なすぎたので、十の仮面から始めることにしました…。
あ、オシャレ関係で一つだけ頑張ったことと言えば、お裁縫(本当は淑女のたしなみ刺繍なんですが、まだそのレベルではないので前段階)の時間にドレスと合わせた感じのリボンを作り、お母様にほめられました!
せっかくなのでお母様もお揃いにしたいと言ったら、共布を出してくれました。お裁縫の時間にお揃いのリボンを作って、さらなるお揃い母娘を目指します!
まずは形から入って、趣味にする!これですね。好きこそものの上手なれ!です。
この一週間で感じたことは、お貴族サマの家族関係は前世の私からすると、ちょっと希薄じゃないですか?ということです。前世が庶民の核家族だったせいで気安かったのかもしれませんが、お母様ともオシャレ話がなければ、あまり話しませんでしたし、お兄様方はそれぞれに忙しいようですし、お父様とは一週間でどのくらい会ったことか…という感じです。過ごしたんじゃなくて何回会ったのかな?ですよ!
お母様は二人続いた男の子(将来的に跡取りになるだろう子供たち)に、あまり関わってこなかったこともあって女の子である私をそれなりに可愛がってくれてますが、世話をするのは基本的には侍女さんたちで、触れあえる時間が圧倒的に少ない気がします。
ちなみにお付きの侍女さんたちは三人です。ちょっと多い気もしますが、常に三人付きっ切りというわけでもありません。
一番年かさのソフィさんがまとめ役というか指導役です。あとお母様との連携役もですね。
残りの二人は若いですが、年上のリサは子守り役で入ってもう数年の中堅さんです。その日のドレスに合わせた小物のコーディネートや髪形なんかを揃えてくれます。師匠です。
ソフィさんは多分生まれた頃から兼任っぽいです。お兄様のお披露目の時のような大舞台ではソフィさんが取り仕切ってました。
一番若くておしゃべりさんがポリーです。どうも淑女教育が始まった頃からお相手役として付いた感じです。淑女のお手本じゃないですよ?お話し相手兼一緒に行儀見習いを的な感じです。うん、シャーロット様口数が少ないからですね。見習い期間は抜けたのでしょうか?微妙です。オシャレコーディネートの姉弟子ですね。
まぁ、そんなこんなで。お揃いのリボンからお母様との触れあいは少し増えたので、今後はお兄様方やお父様と接する時間を増やすこと目指そうと思います。
次の目標は家族と仲良くなりましょう!です。
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