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第8章 もっと寮が欲しい
151話 不安の種
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昨日の旅行の話はまとまらなくて、結局「お任せでいいよ」って言われた。
……かえって責任重大じゃないか。まあ、早めに決めるさ。
でもなんだか――週末のことが気になって、遊びに集中できない。
夕食後、テーブルに肘をついてぼーっとしていたら、
莉子「春ちゃん。上の空でしょう?」
「ごめん、当たり。週末に“第2の面接大会”があるんだ。俺はそれに賭けてる。
まだまだ人手が足りなくてさ……このままじゃオープンできないよ」
莉子「え?でもオープンはまだ先じゃない?」
「いや、早くない。今のうちに予約を入れておかないと、誰も来ないままで迎えることになる。
そう思うと怖くて眠れない」
莉子「……そうなんだ。私にできることある?」
「もうやってくれたよ。アニメを作ってくれたでしょう?あれで爆発的に応募があったんだ」
莉子「ええっ、そうなの!?よかった!」
「でも、それでもまだ足りないんだよ」
莉子「困ったわねぇ。なんでそんなに?」
「シフトを回すからさ。2号館は三交替制だから、普通の3倍の人手が必要なんだ」
莉子「ええ~!そうなんだ。じゃあ、私が入院してた時も、すごく人手がかかってたんだね」
そこへ、夏が階段を降りて来た。
夏「俺さ、仕事を持ち込んで悪いと思うんだけど……ちょっと相談に乗ってほしい」
「いいよ、どうした?」
夏「実は、週末の面接予定の履歴書を全部眺めてたんだけど……なんか変なんだよ」
「なに? 不安になるじゃないか。早く言えよ」心臓がドキドキしてきた。
夏「お掃除スタッフの履歴書なんだけど、住んでる地域が妙に近いんだ。似たり寄ったり。……おかしくない?」
「えっ……?」思わず履歴書を取り上げた。確かに、同じ地域ばかりだ。
夏「どういうことだと思う?」
「分からない……三輪さんたちのサークルみたいに、何かのつながりかもしれないな」
夏「明日、うちのお掃除に坂間さんと羽田さんが来るでしょ?聞いてみた方がいいよね」
「そうだな。……でも何か調べられないかな?もしかして、どこかの陰謀だったりして?」
夏「ゼロじゃないよね。だって30人以上が一斉に来るってことは、それまでどこかで働いてた人が一気に辞めるってことだ。普通なら騒ぎになる」
「……そうだな。よし、興信所に調べてもらおう。面接の前に分かった方がいい」
夏「うん。その方が安心だと思う。明日の朝イチで社長に手配をお願いするよ」
「頼むよ。ここまでがうまくいきすぎてるからな……」
莉子「春ちゃんも夏も、大変なんだね」
「うん。でもきっと大丈夫だよ。……莉子も見てみて。何か気になることある?」
履歴書を渡すと、莉子は少し考えてから言った。
莉子「わかんないけど……年齢別に分けたら? 子供の小学校つながりとか、そこから見えるかもしれない」
「莉子ー!! 天才!」
夏「ほんとだ!俺、それ考えなかった」
莉子「えへへへ」頬を緩ませ、嬉しそうに笑った。
翌日。社長はすぐに了承してくれて、調査員が動き出した。
……かえって責任重大じゃないか。まあ、早めに決めるさ。
でもなんだか――週末のことが気になって、遊びに集中できない。
夕食後、テーブルに肘をついてぼーっとしていたら、
莉子「春ちゃん。上の空でしょう?」
「ごめん、当たり。週末に“第2の面接大会”があるんだ。俺はそれに賭けてる。
まだまだ人手が足りなくてさ……このままじゃオープンできないよ」
莉子「え?でもオープンはまだ先じゃない?」
「いや、早くない。今のうちに予約を入れておかないと、誰も来ないままで迎えることになる。
そう思うと怖くて眠れない」
莉子「……そうなんだ。私にできることある?」
「もうやってくれたよ。アニメを作ってくれたでしょう?あれで爆発的に応募があったんだ」
莉子「ええっ、そうなの!?よかった!」
「でも、それでもまだ足りないんだよ」
莉子「困ったわねぇ。なんでそんなに?」
「シフトを回すからさ。2号館は三交替制だから、普通の3倍の人手が必要なんだ」
莉子「ええ~!そうなんだ。じゃあ、私が入院してた時も、すごく人手がかかってたんだね」
そこへ、夏が階段を降りて来た。
夏「俺さ、仕事を持ち込んで悪いと思うんだけど……ちょっと相談に乗ってほしい」
「いいよ、どうした?」
夏「実は、週末の面接予定の履歴書を全部眺めてたんだけど……なんか変なんだよ」
「なに? 不安になるじゃないか。早く言えよ」心臓がドキドキしてきた。
夏「お掃除スタッフの履歴書なんだけど、住んでる地域が妙に近いんだ。似たり寄ったり。……おかしくない?」
「えっ……?」思わず履歴書を取り上げた。確かに、同じ地域ばかりだ。
夏「どういうことだと思う?」
「分からない……三輪さんたちのサークルみたいに、何かのつながりかもしれないな」
夏「明日、うちのお掃除に坂間さんと羽田さんが来るでしょ?聞いてみた方がいいよね」
「そうだな。……でも何か調べられないかな?もしかして、どこかの陰謀だったりして?」
夏「ゼロじゃないよね。だって30人以上が一斉に来るってことは、それまでどこかで働いてた人が一気に辞めるってことだ。普通なら騒ぎになる」
「……そうだな。よし、興信所に調べてもらおう。面接の前に分かった方がいい」
夏「うん。その方が安心だと思う。明日の朝イチで社長に手配をお願いするよ」
「頼むよ。ここまでがうまくいきすぎてるからな……」
莉子「春ちゃんも夏も、大変なんだね」
「うん。でもきっと大丈夫だよ。……莉子も見てみて。何か気になることある?」
履歴書を渡すと、莉子は少し考えてから言った。
莉子「わかんないけど……年齢別に分けたら? 子供の小学校つながりとか、そこから見えるかもしれない」
「莉子ー!! 天才!」
夏「ほんとだ!俺、それ考えなかった」
莉子「えへへへ」頬を緩ませ、嬉しそうに笑った。
翌日。社長はすぐに了承してくれて、調査員が動き出した。
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