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第10章 人が集う、嵐の春
198話 面接・とびこみOK
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夏のアイデアで「掃除スタッフを送迎します」というチラシが当たった!
もう夏は、うれしそうにほくほく顔だった。
「いいさ、どんどん集めてほしい。どんな手を使ってもいいよ」
まだ人数は把握できないけれど、問い合わせは多く、当日のお楽しみになった。
いよいよ今週末の土曜日だ。
応募したい人は履歴書を持ってくれば、事前予約なしでOKにした。
*
土曜の午後になった。面接は1時からだ。
例によって集合場所は本館6階の休憩室。
面接場所は7階の会議室。案内役は桐谷さんと三枝さん。
面接官はいつものメンバーに加え、珍しく花井部長も参加していた。
今回は、事前に履歴書を送ってくれた人は全員採用するつもりなので、どんどん先に会議室に入ってもらった。
もうこれは形だけの面接で、全員採用。
締め切ったナース補助希望者が3名いたので、会議室に入ってもらった。
「実はですね、申し訳ないのですが、先ほど定員でいっぱいになりまして、看護補助の仕事は終了したんです。
ただ、お仕事はまだあって、流動的にはなりますが、2号館のスタッフ用休憩室の手入れやお掃除、またはカフェの手伝いなどで先に入っていただければ、後日、看護補助の仕事に空きができた際に優先的にご案内できますが、いかがでしょうか?」
これ、頷くしかないよね? へへ、申し訳ないんだけど、そういう形で採用させてもらった。ありがたい。
次のナース4人は全員採用。
先に面接したナース4人と合わせると、これで定員プラス2名になった。やった!
あとはお掃除スタッフだ。
送迎バスを希望する人から入ってもらうと、なんと22人! すごい!
おかげで、残る掃除スタッフは12人だけになった。
ああ~肩の荷が下りる。
でも、まだまだ安心はできない。
事前キャンセルということもあるから、余分に採用するに限るよ。
今日はみんな疲れたので、終わり次第、解散した。
ホッとしていると、後ろから肩をポンと叩かれた。
うん? 振り向くと花井部長だった。
「お疲れ様、大変だねえ~。見ているだけでほとほと疲れるよ。院長も肩の荷が重いんじゃないの?
それでね、実は奥さんとも話したんだけど、もう開業するのはやめたよ。
人集めが面倒くさいよねえ~。見てるだけで俺にはもう無理。ずっと菜の花にいた方が楽だわ。
だから今後とも、ずっとよろしくお願いしますよ」
「ん? フフフ、それでいいんですか?」
「はいはい、もう結構です。これだけ何回も面接をやると、さすがに飽きました。俺にはできません」
少し頬を緩ませたまま、戻っていった。
ちょっと笑えてお腹が揺れた。でも疲れた中で少し救われた気がした。
花井部長と恵美先生がずっといてくれるなら、これで大きな仕事が2つ減ったわけだ。
素直にうれしいし、本当にありがたい。
もう夏は、うれしそうにほくほく顔だった。
「いいさ、どんどん集めてほしい。どんな手を使ってもいいよ」
まだ人数は把握できないけれど、問い合わせは多く、当日のお楽しみになった。
いよいよ今週末の土曜日だ。
応募したい人は履歴書を持ってくれば、事前予約なしでOKにした。
*
土曜の午後になった。面接は1時からだ。
例によって集合場所は本館6階の休憩室。
面接場所は7階の会議室。案内役は桐谷さんと三枝さん。
面接官はいつものメンバーに加え、珍しく花井部長も参加していた。
今回は、事前に履歴書を送ってくれた人は全員採用するつもりなので、どんどん先に会議室に入ってもらった。
もうこれは形だけの面接で、全員採用。
締め切ったナース補助希望者が3名いたので、会議室に入ってもらった。
「実はですね、申し訳ないのですが、先ほど定員でいっぱいになりまして、看護補助の仕事は終了したんです。
ただ、お仕事はまだあって、流動的にはなりますが、2号館のスタッフ用休憩室の手入れやお掃除、またはカフェの手伝いなどで先に入っていただければ、後日、看護補助の仕事に空きができた際に優先的にご案内できますが、いかがでしょうか?」
これ、頷くしかないよね? へへ、申し訳ないんだけど、そういう形で採用させてもらった。ありがたい。
次のナース4人は全員採用。
先に面接したナース4人と合わせると、これで定員プラス2名になった。やった!
あとはお掃除スタッフだ。
送迎バスを希望する人から入ってもらうと、なんと22人! すごい!
おかげで、残る掃除スタッフは12人だけになった。
ああ~肩の荷が下りる。
でも、まだまだ安心はできない。
事前キャンセルということもあるから、余分に採用するに限るよ。
今日はみんな疲れたので、終わり次第、解散した。
ホッとしていると、後ろから肩をポンと叩かれた。
うん? 振り向くと花井部長だった。
「お疲れ様、大変だねえ~。見ているだけでほとほと疲れるよ。院長も肩の荷が重いんじゃないの?
それでね、実は奥さんとも話したんだけど、もう開業するのはやめたよ。
人集めが面倒くさいよねえ~。見てるだけで俺にはもう無理。ずっと菜の花にいた方が楽だわ。
だから今後とも、ずっとよろしくお願いしますよ」
「ん? フフフ、それでいいんですか?」
「はいはい、もう結構です。これだけ何回も面接をやると、さすがに飽きました。俺にはできません」
少し頬を緩ませたまま、戻っていった。
ちょっと笑えてお腹が揺れた。でも疲れた中で少し救われた気がした。
花井部長と恵美先生がずっといてくれるなら、これで大きな仕事が2つ減ったわけだ。
素直にうれしいし、本当にありがたい。
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