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第18章 回復と未来を目指して
355話 地雷
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夏と一緒に帰宅して、早速莉子に話した。
「ええ?なんで?私は?」――失敗した。
莉子はファッションショーに出るのが大好きだった。
夏も気まずそうな顔をしていた。
「今回はメンズファッションショーだから、レディスはないんだよ」
莉子「えー、たまには私も気晴らしがしたいよ。毎日アトリエで一人で仕事してるんだもん。夏は皆と一緒だからいいけどさ。私は孤独なんだよ」
うわ~やばい。地雷爆発だ。夏がそっと上に行った。逃げたな。
「うん、そうだね。分かったよ。プロダクションの社長に聞いてみるよ。そんなに寂しかったの?」
もう涙目でうるうるしている。そうなんだ。気が付かなかった。
とりあえず抱きしめた。かわいそうに孤独だったんだね。
あぁ、でもなんだよ~。
またあの社長に電話しないといけないのか?それもショックだ。
とりあえず社長にメールを送っておいた。
<莉子がショーに出たかったらしいです。何かありますか?>
カッコ悪いなあ~。今更さ。あの社長のことだから、絶対俺とセットにしたがるんだよ。
翌朝、社長から「探してみますので少々お待ちください」と返事。
その日の夕方にはもう次の連絡が来た。
社長「子供服のメーカーさんの撮影会があります。桃香さんも一緒にどうでしょうか?ただ平日なんですよ」
莉子に聞いたら「良いよ。桃香は1年休んでも平気って夏が言ってたもん。だからやるよ」
あっ、そう。じゃあ俺は出なくていいんだね。
でも付き添いで行かないと駄目だな。
撮影はあさって。急すぎる。誰かのキャンセルでもあったのかな?
午後から撮影だが、準備があるので集合は10時だそうだ。
*
当日は一口おにぎりを持っていった。
場所は都内のメーカーの会社内にあるイベント会場。
ふ~ん、それなら大して人は集まらないだろうと思った。
一応ステージが作られていて、先端はターンが出来るように丸くなっていた。
まあ、莉子の気が済むならそれでいい。
桃香は学校を休んでルンルン。
メーカーの女性スタッフが「アシスタントにつきます」と紹介してくれた。
莉子と桃香は早速ヘアメイクをスタイリストさんにやってもらっていた。
どんな服を着るのか?ハンガー台に服がいっぱい掛かっていて分からなかった。
ちらっと社長を見ると、メーカーのお偉いさんらしき人物と話していた。
知り合いが多いんだろう。
やっぱり秋冬コレクション。白やピンク、ふわふわもこもこのアクセントが随所に使われていた。
子供服だから、大人のように茶系でまとめるようなものはない。
そのうち社長とお偉いさんがやって来た。
社長「北原先生、こちらは主催者の営業部長さんなんですが、お願いがあるそうなんですよ」
「はい、何でしょうか?」
営業部長「初めまして。いきなりですが、今回の秋冬コレクションを雑誌の表紙に出すことになってまして、ご家族全員で出演していただけないでしょうか?」
ええー??いきなりだな。
すると莉子がサッと横から出て来て、
「はい。承知しました」と答えてしまった。
思わず莉子の顔を見ると、ニタニタ~と笑っていた。なんだよ。
営業部長「ありがとうございます。ではショーの後にここで撮影をしますので、少し残っていただけますか?それと衣装を用意しますので、サイズを教えていただけますか?」
また莉子の顔を見た。これ以上ないくらいの笑顔。
ああ~またこのパターンか。莉子がさっさと俺のサイズを教えていた。全く……。
その後は、莉子と桃香がいろんな服に着替えてランウェイを歩いた。
モデルの子は10人くらい。
カメラのフラッシュが次々にたかれる。撮影者は100人くらい来ていた。
桃香も小さい頃からこういうショーに莉子と出ているからか、落ち着いている。
先端に出ると、莉子のように3方向に向かってポーズを取っていた。まるでプロ。不思議だ。
プロダクションの社長が小声で、
「いや~すごいですねえ。桃香ちゃんは教えてもいないのに、ポーズまでできちゃうんですよね。凄いですねえ」
終わった後は表紙の撮影。
俺の衣装も到着していて、ヘアメイクを終えて着替えた。
莉子や桃香もまた着替えていた。
今度は背景をスタッフ達がバタバタと作っていた。
バックは山小屋。暖炉が出現。
その前にソファが置かれ、俺たち3人がソファに座り、桃香は床に座って本を読んでいる。
なんだかこの景色は、昔の我が家みたいだな。
「ええ?なんで?私は?」――失敗した。
莉子はファッションショーに出るのが大好きだった。
夏も気まずそうな顔をしていた。
「今回はメンズファッションショーだから、レディスはないんだよ」
莉子「えー、たまには私も気晴らしがしたいよ。毎日アトリエで一人で仕事してるんだもん。夏は皆と一緒だからいいけどさ。私は孤独なんだよ」
うわ~やばい。地雷爆発だ。夏がそっと上に行った。逃げたな。
「うん、そうだね。分かったよ。プロダクションの社長に聞いてみるよ。そんなに寂しかったの?」
もう涙目でうるうるしている。そうなんだ。気が付かなかった。
とりあえず抱きしめた。かわいそうに孤独だったんだね。
あぁ、でもなんだよ~。
またあの社長に電話しないといけないのか?それもショックだ。
とりあえず社長にメールを送っておいた。
<莉子がショーに出たかったらしいです。何かありますか?>
カッコ悪いなあ~。今更さ。あの社長のことだから、絶対俺とセットにしたがるんだよ。
翌朝、社長から「探してみますので少々お待ちください」と返事。
その日の夕方にはもう次の連絡が来た。
社長「子供服のメーカーさんの撮影会があります。桃香さんも一緒にどうでしょうか?ただ平日なんですよ」
莉子に聞いたら「良いよ。桃香は1年休んでも平気って夏が言ってたもん。だからやるよ」
あっ、そう。じゃあ俺は出なくていいんだね。
でも付き添いで行かないと駄目だな。
撮影はあさって。急すぎる。誰かのキャンセルでもあったのかな?
午後から撮影だが、準備があるので集合は10時だそうだ。
*
当日は一口おにぎりを持っていった。
場所は都内のメーカーの会社内にあるイベント会場。
ふ~ん、それなら大して人は集まらないだろうと思った。
一応ステージが作られていて、先端はターンが出来るように丸くなっていた。
まあ、莉子の気が済むならそれでいい。
桃香は学校を休んでルンルン。
メーカーの女性スタッフが「アシスタントにつきます」と紹介してくれた。
莉子と桃香は早速ヘアメイクをスタイリストさんにやってもらっていた。
どんな服を着るのか?ハンガー台に服がいっぱい掛かっていて分からなかった。
ちらっと社長を見ると、メーカーのお偉いさんらしき人物と話していた。
知り合いが多いんだろう。
やっぱり秋冬コレクション。白やピンク、ふわふわもこもこのアクセントが随所に使われていた。
子供服だから、大人のように茶系でまとめるようなものはない。
そのうち社長とお偉いさんがやって来た。
社長「北原先生、こちらは主催者の営業部長さんなんですが、お願いがあるそうなんですよ」
「はい、何でしょうか?」
営業部長「初めまして。いきなりですが、今回の秋冬コレクションを雑誌の表紙に出すことになってまして、ご家族全員で出演していただけないでしょうか?」
ええー??いきなりだな。
すると莉子がサッと横から出て来て、
「はい。承知しました」と答えてしまった。
思わず莉子の顔を見ると、ニタニタ~と笑っていた。なんだよ。
営業部長「ありがとうございます。ではショーの後にここで撮影をしますので、少し残っていただけますか?それと衣装を用意しますので、サイズを教えていただけますか?」
また莉子の顔を見た。これ以上ないくらいの笑顔。
ああ~またこのパターンか。莉子がさっさと俺のサイズを教えていた。全く……。
その後は、莉子と桃香がいろんな服に着替えてランウェイを歩いた。
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カメラのフラッシュが次々にたかれる。撮影者は100人くらい来ていた。
桃香も小さい頃からこういうショーに莉子と出ているからか、落ち着いている。
先端に出ると、莉子のように3方向に向かってポーズを取っていた。まるでプロ。不思議だ。
プロダクションの社長が小声で、
「いや~すごいですねえ。桃香ちゃんは教えてもいないのに、ポーズまでできちゃうんですよね。凄いですねえ」
終わった後は表紙の撮影。
俺の衣装も到着していて、ヘアメイクを終えて着替えた。
莉子や桃香もまた着替えていた。
今度は背景をスタッフ達がバタバタと作っていた。
バックは山小屋。暖炉が出現。
その前にソファが置かれ、俺たち3人がソファに座り、桃香は床に座って本を読んでいる。
なんだかこの景色は、昔の我が家みたいだな。
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