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第18章 回復と未来を目指して
367話 二人三脚・リトグラフに励む
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莉子のアトリエには必要なものをすべて用意した。
あとは……木内さんの洋服だ。
「夏、木内さんにもアニメプラスの制服を用意してあげたら?展示会やコンサートがあった時は、メグちゃんと同じ方がスタッフの目印になっていいだろう?
ついでに美容院にも行ってあげればいいんじゃない?だって今からあれもこれもお金がかかるんじゃ大変だよ。
まだ最初の給料をもらってないんだからさ。気の毒だろう?」
夏「ああ、そうだね。さすがにお兄さんだよ。やさしいねえ。じゃあ、エリナさんに頼むよ。ついでに私服も少し頼もうかな?」
「そうだね。その方が良いよ。靴やバッグも揃えてあげてよ。事務所全体の見栄えもあるしね。インスタで写真を出した時に、皆雰囲気が揃った方良いよ。みんながおしゃれだからさ、一人だけ違ってたらかわいそうだよ。
ところでさ、木内さんって所属はどこになるの?」
夏「アニメプラスだよ。本当は莉子の個人事務所なんだけど、それだと制度上いろいろ保険とか年金とか、面倒な仕事が増えるんだよ。だからアニメプラスの社員にしたよ。どうせヴォクシブのリトグラフを作るんだから、同じでしょう?」
今日は莉子が木内さんにリトグラフを何枚かお願いしたいと言って、朝から二人でアトリエに詰めている。
夏が「仕事を振っておかないとやりがいがないよ」と莉子に言ったらしい。
良いアドバイスだね。
木内さんは引っ越しを済ませ、一週間後の今日から勤務になった。
屋上のアトリエはすっかり整い、莉子はしばらくそこに籠もるそうだ。
木内さんは道具の準備や片付け、版の管理を担当し、莉子は制作に集中できるようになった。
二人の呼吸はすぐに合い、作業は驚くほどスムーズに進んだ。
俺もしばらく見学させてもらった。
午前中は版を磨き、午後は色を重ねる。
インクの匂いが漂い、ローラーの音が響く。
木内「先生、この色合いはすごく柔らかいですね」
莉子「そう?でももう少し深みを出したいの。重ねてみようか」
木内「はい、準備します」
二人のやり取りは短く、無駄がない。
その分、作品はどんどん仕上がっていった。
理事が様子を見に来た。
理事「おお、すごいね。もう何枚も出来てるじゃない」
莉子「すごいでしょう?木内さんのおかげで集中できてるよ」
木内「いえ、私は補助をしているだけです」
理事「いやいや、補助があるからこそ進むんだよ。いいチームだね」
莉子は少し照れながら笑った。
あとは……木内さんの洋服だ。
「夏、木内さんにもアニメプラスの制服を用意してあげたら?展示会やコンサートがあった時は、メグちゃんと同じ方がスタッフの目印になっていいだろう?
ついでに美容院にも行ってあげればいいんじゃない?だって今からあれもこれもお金がかかるんじゃ大変だよ。
まだ最初の給料をもらってないんだからさ。気の毒だろう?」
夏「ああ、そうだね。さすがにお兄さんだよ。やさしいねえ。じゃあ、エリナさんに頼むよ。ついでに私服も少し頼もうかな?」
「そうだね。その方が良いよ。靴やバッグも揃えてあげてよ。事務所全体の見栄えもあるしね。インスタで写真を出した時に、皆雰囲気が揃った方良いよ。みんながおしゃれだからさ、一人だけ違ってたらかわいそうだよ。
ところでさ、木内さんって所属はどこになるの?」
夏「アニメプラスだよ。本当は莉子の個人事務所なんだけど、それだと制度上いろいろ保険とか年金とか、面倒な仕事が増えるんだよ。だからアニメプラスの社員にしたよ。どうせヴォクシブのリトグラフを作るんだから、同じでしょう?」
今日は莉子が木内さんにリトグラフを何枚かお願いしたいと言って、朝から二人でアトリエに詰めている。
夏が「仕事を振っておかないとやりがいがないよ」と莉子に言ったらしい。
良いアドバイスだね。
木内さんは引っ越しを済ませ、一週間後の今日から勤務になった。
屋上のアトリエはすっかり整い、莉子はしばらくそこに籠もるそうだ。
木内さんは道具の準備や片付け、版の管理を担当し、莉子は制作に集中できるようになった。
二人の呼吸はすぐに合い、作業は驚くほどスムーズに進んだ。
俺もしばらく見学させてもらった。
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莉子は少し照れながら笑った。
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