診察室の午後<菜の花の丘編>その1

スピカナ

文字の大きさ
378 / 431
第18章 回復と未来を目指して

376話 Natsu 事務所・キラキラスタッフ紹介

しおりを挟む
 俺が自分の練習に励んでいる間に、夏たちは最終の練習に取り組んでいたらしい。

もう俺は関係ないとばかりに、皆の酸素ボンベの確認とアーティスト達の健康状態をチェックしたら、あとはノータッチにしていた。だって目が回るし、振り回されるんだもん。

幸いにして事務所のアーティスト達に持病持ちはいなかったから助かった。

ヴォクシブはもう練習を再開していた。
トーマ君は歩けるようになり、軽い踊りなら出来るようになっていた。

リュウ君も胸の痛みがなくなったそうだ。でもまだ踊りはなし。簡単に骨折するからだ。半年は気を付けてもらわないといけない。疲労骨折だからね。

まあ、監督とみずきさんには伝えておいたから大丈夫だろう。

桐生さんから「スタッフを紹介したい」と言われて事務所に行った。

とうとう、グランド・ステージ・ワークスのメインスタッフが採用できたそうだ。

そこには、精悍な雰囲気で目がキラキラした人達が並んでいた。

桐生「皆さん、ご紹介します。こちらが菜の花病院の北原院長です」

皆さんが「よろしくお願いします」と声を揃えた。

桐生「では院長、紹介していきますね。まず部長級になりますが、制作統括の佐藤剛さん。
この方は今までアリーナなどの大型コンサートを総合的に管理してきた方です。

芹沢さんがスカウトしてくれました。
このライブ製作会社の社長は私ですが、佐藤さんに全面的に会社を任せようと思っています。

次は、副部長級で佐藤さんの補佐をお願いする田中美沙さん。全体的な管理を担当してもらいます。

それから販売部の高橋亮さん。ECサイトの管理やグッズの物流管理を統括してもらいます。
メグちゃんもこのスタッフの中に入ります。

同じく採用スタッフで、
・アルバイト・統括リーダーの鈴木健太さん。
・切符販売のリーダー、松井由香子さん。
・警備の責任者、大森正樹さん。元警察官です。
・舞台装置のステージ・クラフト・スタジオ20名代表、小林翔さん。

今後は大きな舞台、特にヴォルクスの舞台装置を製作してもらいます。
マコもこの中に入れてもらいました。

次は、契約をお願いした方々です。

・照明プランナーであり照明集団25名のトップ、ルミナス・ワークスの山口光司さん。
・音響技術のサウンド・マスター・クルー30名の代表、中村大地さん。
・警備会社セキュアリード代表の石井健一さん。常勤スタッフが50人、イベントでは300人が動けるそうです

以上の皆さんがこれからステージを作って行ってくれますので、よろしくお願いします」

皆さんが名刺をくれた。名前を一度に覚えるのは無理そうだ。

だが、名刺の白い紙片が次々と重なり、未来の舞台が見えるような気がした。

桐生「スタッフが充実したことで、今後はヴォルクスの大型コンサートが実現できるようになりました」

院長「そうですか、皆さんお世話になります。今後は私が産業医として、皆さんの健康のお役に立てればうれしいです。どうぞよろしくお願いします。専門は心療内科と精神科ですが、以前は救命救急にいたこともありますので、ケガや急病人にも対応できると思います。何でもお気軽にご相談ください」

紹介を受けたら、早々に失礼した。

今から夏のコンサートに向けて最終の打ち合わせがあるらしい。
まあ、俺が聞いてもしょうがないからな。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【短編集】こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

守り守られ

ほたる
BL
主治医 望月診療所の双子医師 患者 瀬咲朔 腸疾患・排泄障害・下肢不自由 看護師 ベテラン山添さん 準主人公 成海真幌 腸疾患・排泄障害・てんかん 木島 尚久 真幌の恋人同棲中

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?

すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。 お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」 その母は・・迎えにくることは無かった。 代わりに迎えに来た『父』と『兄』。 私の引き取り先は『本当の家』だった。 お父さん「鈴の家だよ?」 鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」 新しい家で始まる生活。 でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。 鈴「うぁ・・・・。」 兄「鈴!?」 倒れることが多くなっていく日々・・・。 そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。 『もう・・妹にみれない・・・。』 『お兄ちゃん・・・。』 「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」 「ーーーーっ!」 ※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。 ※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 ※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。 ※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)

病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜

来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。 望んでいたわけじゃない。 けれど、逃げられなかった。 生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。 親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。 無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。 それでも――彼だけは違った。 優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。 形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。 これは束縛? それとも、本当の愛? 穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

月弥総合病院

僕君・御月様
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

処理中です...