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196話 夏輝と溺愛莉子を守りたい奴ら・集合バトル会議・1
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注・おさらいのため、<莉子を守る会>メンバー名と役割をもう一度
夏輝⇒リーダー的まとめ役
詩音⇒莉子の1番仲良し女子(守る会の重鎮?)
裕司⇒詩音とのコンビで溺愛莉子を前から助けていた(莉子のしもべ)
その他の莉子を守る会の会員&送迎担当 1・友井涼介 2・坂間翔 3・羽田陽人 4・三輪暖(PC担当)
* * * * *
夏輝[今はまだ夏休みで部活は休むって言ってあるし、正直、莉子とお兄さんのことで頭がいっぱいで、皆のことはスルーしていた。しかし、とうとう呼び出し状が来ちゃったよ。はあ~面倒だ。しかし、いつかは話さないといけないからしょうがない。今日は言うしかないかもね。莉子に昨日病院で話して了解を取っているから、まあいいや]
最初は詩音からメールが来た。
詩音「夏君、莉子は一体どうなっているの??いくらメールをしても返事がないんだよ。テニスはこの前倒れたこともあって、出来ないんだろうと思ったけど、絵画部の部活で絵本はどうしたのかなあって部長が心配しているんだけど、一体莉子はどうなってるの??夏君、知ってるんでしょう?教えなさいよ!」
裕司「おい、夏、いい加減にしろよ。なんで莉子のことを情報共通しないんだよ。俺がどれだけ莉子のことを心配していると思ってるんだよ!気が狂いそうになってるんだぜ。情報を独り占めすんなよな。ただじゃおかないからな」
暖「夏から全然連絡がないしさ。共通メールにも何も来ないから、俺の作った構築に欠陥があるんじゃないかって、みんなから文句を言われてるんだぜ。俺の構築は完璧なのにどうしてくれるんだよ!」
友井「はあ、どうなってるんだよ。何回もメールしてるのにスルーかよ。俺だって莉子のことを心配しまくってるんだぜ。一度莉子に会わせろよ。もう寂しくて我慢が出来ないんだからな」
坂間「夏、お前だけが守る会のメンバーか?違うだろ? 俺たちだってさんざん協力してきたじゃないか!だのになんでお前だけが情報を独り占めなんだよ!許せねえよ。早く言い訳をしてみろよ」
羽田「もうどれくらい莉子と会っていないのかなあ・・もう気が狂いそうだよ。こっちがどれだけ心配しているのか知ってるのか??腹が立つよ、情報を独り占めしやがってさ。俺らをコケにしてるのか?メールも全部無視しやがってさ。どうするんだよ。いい加減、いいわけでもしたらどうだ??」
場所はいつもの3号館トイレ近くの小さな空き部室だ。
俺が行くと全員揃っていた。
ああ~この空気圧な......全員黙って俺をにらんでいたよ。ふっ。
「皆、何も連絡できなかったことはすまなかったと思っているよ。申し訳ない。俺も事故の事や、お兄さんの事や莉子のアクシデントで頭がいっぱいでお前らのことまで気が回らなかったんだよ。勘弁してほしい」
まず順繰りに話していくから聞いてくれ。
1つは、皆ニュースで知っていると思うけど、お兄さんは銃で撃たれて今は集中治療室で意識不明の重体のままだ。あれから3週間以上経っているけど今も同じ状態だ。
外科の岩城先生からは、いつ急変するかわからないと言われてるんだよ。見舞いも家族だけになっていて、1日に1回短時間しか許されていないんだ。
夏輝⇒リーダー的まとめ役
詩音⇒莉子の1番仲良し女子(守る会の重鎮?)
裕司⇒詩音とのコンビで溺愛莉子を前から助けていた(莉子のしもべ)
その他の莉子を守る会の会員&送迎担当 1・友井涼介 2・坂間翔 3・羽田陽人 4・三輪暖(PC担当)
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夏輝[今はまだ夏休みで部活は休むって言ってあるし、正直、莉子とお兄さんのことで頭がいっぱいで、皆のことはスルーしていた。しかし、とうとう呼び出し状が来ちゃったよ。はあ~面倒だ。しかし、いつかは話さないといけないからしょうがない。今日は言うしかないかもね。莉子に昨日病院で話して了解を取っているから、まあいいや]
最初は詩音からメールが来た。
詩音「夏君、莉子は一体どうなっているの??いくらメールをしても返事がないんだよ。テニスはこの前倒れたこともあって、出来ないんだろうと思ったけど、絵画部の部活で絵本はどうしたのかなあって部長が心配しているんだけど、一体莉子はどうなってるの??夏君、知ってるんでしょう?教えなさいよ!」
裕司「おい、夏、いい加減にしろよ。なんで莉子のことを情報共通しないんだよ。俺がどれだけ莉子のことを心配していると思ってるんだよ!気が狂いそうになってるんだぜ。情報を独り占めすんなよな。ただじゃおかないからな」
暖「夏から全然連絡がないしさ。共通メールにも何も来ないから、俺の作った構築に欠陥があるんじゃないかって、みんなから文句を言われてるんだぜ。俺の構築は完璧なのにどうしてくれるんだよ!」
友井「はあ、どうなってるんだよ。何回もメールしてるのにスルーかよ。俺だって莉子のことを心配しまくってるんだぜ。一度莉子に会わせろよ。もう寂しくて我慢が出来ないんだからな」
坂間「夏、お前だけが守る会のメンバーか?違うだろ? 俺たちだってさんざん協力してきたじゃないか!だのになんでお前だけが情報を独り占めなんだよ!許せねえよ。早く言い訳をしてみろよ」
羽田「もうどれくらい莉子と会っていないのかなあ・・もう気が狂いそうだよ。こっちがどれだけ心配しているのか知ってるのか??腹が立つよ、情報を独り占めしやがってさ。俺らをコケにしてるのか?メールも全部無視しやがってさ。どうするんだよ。いい加減、いいわけでもしたらどうだ??」
場所はいつもの3号館トイレ近くの小さな空き部室だ。
俺が行くと全員揃っていた。
ああ~この空気圧な......全員黙って俺をにらんでいたよ。ふっ。
「皆、何も連絡できなかったことはすまなかったと思っているよ。申し訳ない。俺も事故の事や、お兄さんの事や莉子のアクシデントで頭がいっぱいでお前らのことまで気が回らなかったんだよ。勘弁してほしい」
まず順繰りに話していくから聞いてくれ。
1つは、皆ニュースで知っていると思うけど、お兄さんは銃で撃たれて今は集中治療室で意識不明の重体のままだ。あれから3週間以上経っているけど今も同じ状態だ。
外科の岩城先生からは、いつ急変するかわからないと言われてるんだよ。見舞いも家族だけになっていて、1日に1回短時間しか許されていないんだ。
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