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301話 大学絵画部・新入部員紹介
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絵画部の部室は16畳くらいの部屋だ。そこに長いテーブルが2個とやや短いテーブルが1個に、折り畳みの椅子が15脚ある。
あとは大きなスチール棚が壁一面にある。他に二人用のベンチが2個だ。あとはホワイトボードだ。
窓は大きくて、4号館にあるから前庭がきれいに見えて解放感がある。今日はほとんどの部員が来ている。
「さあ、ミーティングをするぞ」と山本部長が号令をかけて、みんなが注目した。
「今日は狭い部室がいっぱいだな。まず新入部員の紹介からしよう。皆同じ文学部国文科の2年で莉子と同じクラスだから、名前だけでいいよ。一人ずつ立って自己紹介してくれ」
「三輪 暖です」「友井 涼介です」「坂間 翔です」「羽田 陽人です」
よろしくお願いします。と全員が揃って頭を下げた。部長がわーと拍手すると他の部員も拍手をした。
いきなりの莉子のクラスから5人も来るから、一体どうなっているんだ?と現部員たちは皆、なんとなく冷ややかな目で見ている。
「はい、じゃあ皆、新入部員の面倒を見てやってくれよ。お前たちも分からないことはなんでも聞いてくれ」
「はい、次の議題は、今度の大学祭で出品する絵についてです。もちろん、全員参加は必須なんだけど、何を書くのかは各自、申告してほしい。基本、何を描いて良いんだけど、方向性を知りたいんだ。
すでに、申告されているのが、沢田詩音が莉子兄を描きたいそうだ。それから莉子は大学を辞めた浅田夏輝を描くそうだ。
あとは、木下裕司、三輪暖、友井涼介、坂間翔、羽田 陽人の5人は、全員、莉子と子供の桃香ちゃんを描きたいとのことだった。最初から決まっているのも珍しいなあ。
他の部員は次のミーティングまでに題材を各自発表してくれ。いいか?」
は~い・・と気のない返事が返ってきた。
5人が莉子がらみで同じ題材なのは、やっぱり・・という感じで、後ろの方から冷ややか視線で見られている。
「次は一番大事な議題です。今から新部長を決めます」ええーーーーっ?と一斉に声が上がった。
あとは大きなスチール棚が壁一面にある。他に二人用のベンチが2個だ。あとはホワイトボードだ。
窓は大きくて、4号館にあるから前庭がきれいに見えて解放感がある。今日はほとんどの部員が来ている。
「さあ、ミーティングをするぞ」と山本部長が号令をかけて、みんなが注目した。
「今日は狭い部室がいっぱいだな。まず新入部員の紹介からしよう。皆同じ文学部国文科の2年で莉子と同じクラスだから、名前だけでいいよ。一人ずつ立って自己紹介してくれ」
「三輪 暖です」「友井 涼介です」「坂間 翔です」「羽田 陽人です」
よろしくお願いします。と全員が揃って頭を下げた。部長がわーと拍手すると他の部員も拍手をした。
いきなりの莉子のクラスから5人も来るから、一体どうなっているんだ?と現部員たちは皆、なんとなく冷ややかな目で見ている。
「はい、じゃあ皆、新入部員の面倒を見てやってくれよ。お前たちも分からないことはなんでも聞いてくれ」
「はい、次の議題は、今度の大学祭で出品する絵についてです。もちろん、全員参加は必須なんだけど、何を書くのかは各自、申告してほしい。基本、何を描いて良いんだけど、方向性を知りたいんだ。
すでに、申告されているのが、沢田詩音が莉子兄を描きたいそうだ。それから莉子は大学を辞めた浅田夏輝を描くそうだ。
あとは、木下裕司、三輪暖、友井涼介、坂間翔、羽田 陽人の5人は、全員、莉子と子供の桃香ちゃんを描きたいとのことだった。最初から決まっているのも珍しいなあ。
他の部員は次のミーティングまでに題材を各自発表してくれ。いいか?」
は~い・・と気のない返事が返ってきた。
5人が莉子がらみで同じ題材なのは、やっぱり・・という感じで、後ろの方から冷ややか視線で見られている。
「次は一番大事な議題です。今から新部長を決めます」ええーーーーっ?と一斉に声が上がった。
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