457 / 996
460話 建設予定地
しおりを挟む
夏が建設予定地を見に行こうというので、土曜の午後に皆で行った。
そこはうちから車で10分ほどの距離で、結構にぎやかな街の駅から徒歩3分くらいの所にあった。
元は古い建物が建っていたのを取り壊したそうで、更地になっていた。
日当たりはよさそうだ。でも患者さんの駐車場が少ないから、スーパーや駅横の駐車場を利用してくれると良いなあと思った。
歩くのが不自由な患者さんもいるからね。
ちなみに今度建つビルは地下の駐車場は5台分だと言っていた。
俺と夏とで2台。ゲスト用に1台、患者さんは2台しかないな。しょうがない。
スーパーがそばにあったし、駅にも近いから便利そうだった。ここなら診療所を作ってもいいと思った。
もちろん、俺レベルじゃ開業なんて無理だし、そんな面倒なことをする気もなかった。
それでも一応、ネットで競合を調べておいた。心療内科や精神科もなかったし、いいかもしれない。
夏が内科をやればいいのか? さすがにそれは言えないが。
まあ、眼科があっても良さそうだけど、検査スペースや待合室が足りないだろうと思った。
眼科はスタッフが沢山必要だからな。
夏くらいイケメンだと女同士の争いで夏が疲れそうだな。
そういう意味では向いていない(笑)。あと薬局も調べた。これも駅の近くにあった。
他に駅近のドラッグストアも薬が出せるところがあったから問題ないだろう。
競合の内科医院もあったが、それは駅裏の住宅地にあったから、ここの方が有利かもしれない。
夏もやっぱりすぐ調べたそうだ。一緒だね。
それから建築事務所に行った。事前にお父さんが連絡をしてくれたらしい。
俺たちはそれぞれの希望をまとめておいた。
メインの寝室は防音工事とメイン専用トイレ付バスルームが俺の希望だ。
そこでオンライン診療をするコーナーも欲しかったし、書斎を兼ねたいんだよね。
あと、もちろん莉子と夏の為でもある。でもそれは内緒。
莉子はアトリエに色々と注文を付けていた。水場もいるし、大きな机も必要だしね。
油絵を描くにはイーゼルを何か所かに置く必要があるらしい。
絵の具が乾くのを待ってからでないと、次の絵の具が使えないそうだ。
だから同時に何枚かを描いていくのだそうだ。
だから汚れやすいから床の希望をなんか言っていたな。
あと、大きな絵を描くなら、ストック場も大きくないと駄目だしね。
ストック場への出入りも大きな開き戸が必要。へえ・・そうなんだね。
それからバルコニーが欲しいそうだ。
あと地下にタイヤを入れる物置とゴミ捨て場の整備ね。医療用ごみが色々出るからね。
危険な針なんかは鍵付きで管理しないといけない。
診療所については、夏も後期研修が終わったらやるそうだ。
いよいよ専門医になるんだな。楽しみだ。待ってるよ。
でも、それまでは俺が一人でやるということか。
それまで待てるかなあ?すごく寂しい。食堂で会えないしね。
ここから車で通うと言っていた。そうだ、一日だけ大学病院に行こうかなあ?
そうすれば岩城や川瀬とも会えるなあ。それも楽しそうだ。
そこはうちから車で10分ほどの距離で、結構にぎやかな街の駅から徒歩3分くらいの所にあった。
元は古い建物が建っていたのを取り壊したそうで、更地になっていた。
日当たりはよさそうだ。でも患者さんの駐車場が少ないから、スーパーや駅横の駐車場を利用してくれると良いなあと思った。
歩くのが不自由な患者さんもいるからね。
ちなみに今度建つビルは地下の駐車場は5台分だと言っていた。
俺と夏とで2台。ゲスト用に1台、患者さんは2台しかないな。しょうがない。
スーパーがそばにあったし、駅にも近いから便利そうだった。ここなら診療所を作ってもいいと思った。
もちろん、俺レベルじゃ開業なんて無理だし、そんな面倒なことをする気もなかった。
それでも一応、ネットで競合を調べておいた。心療内科や精神科もなかったし、いいかもしれない。
夏が内科をやればいいのか? さすがにそれは言えないが。
まあ、眼科があっても良さそうだけど、検査スペースや待合室が足りないだろうと思った。
眼科はスタッフが沢山必要だからな。
夏くらいイケメンだと女同士の争いで夏が疲れそうだな。
そういう意味では向いていない(笑)。あと薬局も調べた。これも駅の近くにあった。
他に駅近のドラッグストアも薬が出せるところがあったから問題ないだろう。
競合の内科医院もあったが、それは駅裏の住宅地にあったから、ここの方が有利かもしれない。
夏もやっぱりすぐ調べたそうだ。一緒だね。
それから建築事務所に行った。事前にお父さんが連絡をしてくれたらしい。
俺たちはそれぞれの希望をまとめておいた。
メインの寝室は防音工事とメイン専用トイレ付バスルームが俺の希望だ。
そこでオンライン診療をするコーナーも欲しかったし、書斎を兼ねたいんだよね。
あと、もちろん莉子と夏の為でもある。でもそれは内緒。
莉子はアトリエに色々と注文を付けていた。水場もいるし、大きな机も必要だしね。
油絵を描くにはイーゼルを何か所かに置く必要があるらしい。
絵の具が乾くのを待ってからでないと、次の絵の具が使えないそうだ。
だから同時に何枚かを描いていくのだそうだ。
だから汚れやすいから床の希望をなんか言っていたな。
あと、大きな絵を描くなら、ストック場も大きくないと駄目だしね。
ストック場への出入りも大きな開き戸が必要。へえ・・そうなんだね。
それからバルコニーが欲しいそうだ。
あと地下にタイヤを入れる物置とゴミ捨て場の整備ね。医療用ごみが色々出るからね。
危険な針なんかは鍵付きで管理しないといけない。
診療所については、夏も後期研修が終わったらやるそうだ。
いよいよ専門医になるんだな。楽しみだ。待ってるよ。
でも、それまでは俺が一人でやるということか。
それまで待てるかなあ?すごく寂しい。食堂で会えないしね。
ここから車で通うと言っていた。そうだ、一日だけ大学病院に行こうかなあ?
そうすれば岩城や川瀬とも会えるなあ。それも楽しそうだ。
4
あなたにおすすめの小説
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
幼馴染みのメッセージに打ち間違い返信したらとんでもないことに
家紋武範
恋愛
となりに住む、幼馴染みの夕夏のことが好きだが、その思いを伝えられずにいた。
ある日、夕夏のメッセージに返信しようとしたら、間違ってとんでもない言葉を送ってしまったのだった。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる