医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語

スピカナ

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842話 新人ナース・助手・お掃除スタッフ紹介

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 ようやく制服も揃い、諸々の準備が整って、今日から待望の新人たちがスタートする。

実習期間がそれぞれ2週間から1か月ほどあったのだから、もうそれなりに慣れた頃だろう。

でも、けじめは必要だ。今日から正式に、皆が社員になったのだ。

お祝いを兼ねて、朝礼で紹介しなければならない。

今日の朝礼は、ぞろぞろと壮観だ。俺の横にズラッと並んでいる。

壇上に立つ。

「おはようございます。ようやく、皆さん待望の新人の皆さんが、我らの仲間になってくれました。
今日は人数が多いので、こちらで読み上げてご紹介します。
では、実習期間が長かった順にしましょうか?
まずはお掃除スタッフの皆さんからご紹介します。
パート勤務の瀬川トミさんです。」

名前を読み上げると、それぞれが挨拶をした。

〈お掃除スタッフ〉

1・ 瀬川 トミ(パート勤務)「どうぞよろしくお願いします」

2・ 大森 由紀江(常勤)「どうぞよろしくお願いします」

3・藤堂 梨沙(常勤)

続いて、〈看護助手〉 3名をご紹介します(全員常勤)。

1・ 宇野 和美 「どうぞよろしくお願いします」

2・ 山崎 輝(ひかる)

3・ 野原 希(のぞみ)

次は〈看護師〉の皆さんです(全員常勤)。

1・天野 瑛士(えいじ)「どうぞよろしくお願いします」

2・藤井 実(みのる)

3・村上 慎也

4・北野 澄江

5・伊佐山 乃々

6・西脇 恵梨

7・岩崎 沙耶

8・志田 桜子

9・ 西嶋 メグ

10・小田 ひかる

以上、どんどん読み上げて紹介を終えた。

ああ~良かった。終わった。

「それでは、ご紹介は以上になります。診療体制も新しくなりましたし、新人の皆さんの配置も決まっています。
どうぞ温かく迎えてあげてください。全員で新人の皆さんを助けてあげてください」

「せっかく人数が増えたので、最後に、ここで皆さんと一緒に気勢を上げましょうか?

皆さん、右手をあげて、せーので“エイエイオー”ですよ!

大きな声で! せーの、『エイ! エイ! オー!!』」

笑顔と拍手喝采が広がった。

「では皆さん、頑張ってください。以上です、解散!」

……ものすごい人数だな。6階の休憩室、やばいぞ。

多すぎるというか、この人数で一度に食事をするのは無理っぽいな……。

ちょっと、対策を至急、検討しなければならないな。

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