闇と光のコントラスト

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闇と光の決戦

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スタッ。
昴「速かったな。」
そう昴が言った直後同時に俊也と光太が来た。
俊也「これくらい当然だ。もう逃がさない。」
光太「もう前のようにはいかないぞ!」
昴「そのようだね。」
昴が言い終わった瞬間3人は戦い出した。昴も今回は真剣な表情だ。昴は俊也のナイフをよけ、すぐに光太のナイフが昴の頬をかすった。昴も反撃するため俊也に腕を伸ばす。しかし俊也はそれをよけ蹴りに入る。光太も昴の攻撃をガードするかよけて行く。それの繰り返しが続き、どれ程たっただろう。その繰り返しが突如終わった。昴はナイフで刺すと見せかけ光太を蹴った。光太はそれを受け止めようとしたが、吹っ飛ばされてしまった。
俊也「光太!」
光太「平気平気。気にすんな。」
昴「そうだよ。よそ見するなんてずいぶん余裕だねっ。」
昴の拳が俊也にあたった。
俊也「うっ。」
光太「バカ!人の心配なんてするからだ!」
俊也「まだまだ!」
そう言って俊也はまたナイフで刺しににかかる。
光太「大バカ!体制も整えてない上に一人で突っ込むな!」
案の定、俊也はまた殴られてしまう。殴られた俊也を光太は受け止めた。
光太「考えなしで突っ込むな!それじゃ2年前と同じだろ。」
俊也「ぐっ、ごめん。」
光太「わかったならいいよ。」
俊也(それにしたって、この状況を打開するにはどうすれば...。)
俊也「光太。俺が前から攻撃するから後ろから同時に攻撃して-」
光太「わかった。嫌だけどそれ以上の案も思い付かないし。」
昴「作戦は決まった?」
俊也「あぁ。」
俊也と光太は同時に走りだし、まず光太が攻撃を仕掛け次に俊也が攻撃をする。
昴「さっきと攻撃パターンは変わらないじゃないか。君たちは僕の攻撃を受け体力もない。続かない上に攻撃力も素早さだってない、それじゃあさっきのほうがまだましだよ。」
俊也「俺たちが賭けたのはここからだ!」
ここで俊也と光太は同時に攻撃を仕掛けた。
昴「?」
昴(さっきと何が...!)
昴は一瞬遅れて後ろの光太に気がついた。
昴(同時に攻撃を!?)
昴「くっ。」
昴はギリギリのところでよけ転がった。
そのままの勢いで俊也のナイフが光太を刺してしまう。周りに血の塊が飛び散った。
光太「うっ。」
光太はそのまま地面に転がった。
俊也「光太!!」
昴「はぁ、ここまでだな。よく頑張ったと思うが最後のは予測できただろう。俺がよけたらそうなることくらい。」
俊也「光太...」
昴「後はこいつに止めを刺すだけだ。」
そう言って昴は光太に近づいた。
俊也「やめろ!」
昴(やっと終わる...)
昴「じゃあな。」
グサッ。また血の塊が飛び散った。



















































昴「何で...」
光太「さよならするのはお前だ。」
昴は倒れた。
昴「俊也、お前!」
俊也の手は真っ赤だ。返り血にしては不自然に血がついている。それは今もポタポタと落ちている。
俊也「やったな!光太。やっとだ。」
光太「俊也こそ演技上手だったよ。さあ、止めを刺さなきゃね。」
昴「...話が違うじゃないか。」
俊也「何いってんだ?」
光太「悪魔の言うことなんて気にするな。やっと俺のお母さんもお父さんも報われる。それに俊也のお母さんも本当の昴さんも。」
昴「本当に俺を殺す気なのか?光太。おいおい、そりゃないだろう?殺すなって言われたからナイフでは傷つけなかったんだぜ?俺と契約したのはこいつじゃなくて、おま...。」
そこまでで光太は悪魔に止めを刺した。
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