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MV完成!
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夏休みが終わる前日の昼間、樹はパソコンで最後の作業をしている。
ここは視聴覚室だ。
毎日来ていたせいか、ここの景色も見慣れてきた。
MVの編集作業はとにかく根気だった。
編集作業は素人には難しく、なかなか前に進まない。
何回心が折れそうになったか分からない。
だが形になっていくのが目で見て分かると、だんだんやる気も出てきた。
音源のミックスは、真城がすぐやってくれたのもありがたかった。
樹が今、主にやっている作業は歌詞を入れる作業だ。曲に合わせて、タイミングよく自幕を表示させなければいけない。
「ふう…」
「よぉ、樹。調子はどうだ?」
「あ、櫻木先輩。お疲れ様です。今歌詞を入れていて」
「へえ、ちょっと見せてみろ」
樹は立ち上がって健悟に席を譲った。
健悟がマウスを操作している。
動画が再生され始めた。
自分達の作った曲や映像がこんな風に形になっていくのは嬉しい。
曲のサビの部分には一人ひとりの歌唱シーンを入れてみた。このシーンを撮るために一人ずつ歌ってもらったのも今となっては懐かしい。
「うん、いいんじゃねえか。
今日中に終わるか?」
樹は笑った。
だんだんコツは掴みつつある。
「やってみます」
健悟の大きな手が樹の頭を撫でる。
それがくすぐったい。
「お前に任せるからな」
「はい」
「いっくぅーん!!」
ダダダと克樹がやってくる。
「おい克樹、お前は宿題終わったんだろうな?」
呆れたような健悟の言葉に克樹は誇らしげに胸を反らした。
「当然でしょ!さっき終わったよ!」
「威張るな」
健悟が克樹の頭を軽く小突く。
「えー、褒めてよね!健悟先輩!!俺、めちゃくちゃ頑張ったんだよ?」
「分かった、偉いよ。お前は」
健悟も随分、克樹の扱いが上手くなった。
「いっくん、動画どう?大変?」
「ううん、もうちょっとだから大丈夫。
明日皆で見られるようにするね」
克樹の顔が輝く。
「わ、楽しみ!オーディションも始まるんだよね!どうなるんだろー」
「克樹、ここは樹に任せてお前は明日の用意しろ。邪魔しないようにな」
「明日から学校だもんねー。じゃ、いっくん、休みながらやってね!」
「ありがとう」
2人が行ってしまうとまた静かになった。
樹は再び集中して編集を始める。
「よし、出来た」
樹はもう一度不備がないか最初から確認した。
おかしなところはないようだ。
これで出力すれば動画が完成する。
「よし、出力!」
樹はエンターキーを叩いた。
ここは視聴覚室だ。
毎日来ていたせいか、ここの景色も見慣れてきた。
MVの編集作業はとにかく根気だった。
編集作業は素人には難しく、なかなか前に進まない。
何回心が折れそうになったか分からない。
だが形になっていくのが目で見て分かると、だんだんやる気も出てきた。
音源のミックスは、真城がすぐやってくれたのもありがたかった。
樹が今、主にやっている作業は歌詞を入れる作業だ。曲に合わせて、タイミングよく自幕を表示させなければいけない。
「ふう…」
「よぉ、樹。調子はどうだ?」
「あ、櫻木先輩。お疲れ様です。今歌詞を入れていて」
「へえ、ちょっと見せてみろ」
樹は立ち上がって健悟に席を譲った。
健悟がマウスを操作している。
動画が再生され始めた。
自分達の作った曲や映像がこんな風に形になっていくのは嬉しい。
曲のサビの部分には一人ひとりの歌唱シーンを入れてみた。このシーンを撮るために一人ずつ歌ってもらったのも今となっては懐かしい。
「うん、いいんじゃねえか。
今日中に終わるか?」
樹は笑った。
だんだんコツは掴みつつある。
「やってみます」
健悟の大きな手が樹の頭を撫でる。
それがくすぐったい。
「お前に任せるからな」
「はい」
「いっくぅーん!!」
ダダダと克樹がやってくる。
「おい克樹、お前は宿題終わったんだろうな?」
呆れたような健悟の言葉に克樹は誇らしげに胸を反らした。
「当然でしょ!さっき終わったよ!」
「威張るな」
健悟が克樹の頭を軽く小突く。
「えー、褒めてよね!健悟先輩!!俺、めちゃくちゃ頑張ったんだよ?」
「分かった、偉いよ。お前は」
健悟も随分、克樹の扱いが上手くなった。
「いっくん、動画どう?大変?」
「ううん、もうちょっとだから大丈夫。
明日皆で見られるようにするね」
克樹の顔が輝く。
「わ、楽しみ!オーディションも始まるんだよね!どうなるんだろー」
「克樹、ここは樹に任せてお前は明日の用意しろ。邪魔しないようにな」
「明日から学校だもんねー。じゃ、いっくん、休みながらやってね!」
「ありがとう」
2人が行ってしまうとまた静かになった。
樹は再び集中して編集を始める。
「よし、出来た」
樹はもう一度不備がないか最初から確認した。
おかしなところはないようだ。
これで出力すれば動画が完成する。
「よし、出力!」
樹はエンターキーを叩いた。
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